松井冬子モナリザとの出会い
今週は、その独特の松井さんの絵の世界、そしてその創作の原点に迫ります。
松井さんが最初に絵の世界を意識したのはあのモナリザ。
子供心にあの絵の持つ雰囲気や世界観に魅了され、
まさに「気になる存在」として意識に刻まれたということです。
その後、お祖父さまからいただいた芸術家の意識を導く本に
感銘を受け、芸術家としての考えかたを身につけて行かれます。
現在、松井さんの絵の世界に登場する美や描かれる内蔵、肉体等も
お祖父さまのお仕事の環境に触れての影響を受けられています。
さて、ちょうど今、個展『散逸』が九段下の成山画廊で開催されています。
新作と、旧作の季節の作品が展示されています。
その中にも女性と内蔵などのモチーフが描かれていますが、
松井さんの中にある絶対美がそこには込められています。
人間の肉体の本当の美しさや心との関わりの世界を
松井さんの芸術を通して知る事ができます。
画廊に一歩はいると、圧倒的な松井さんの世界が迫ってくる、魂に迫る個展。
成山画廊は午後1時から7時までオープン。水曜、日曜、祝日は休廊です。
是非、その絵の世界を体験してください!
来週は 世界的な共感を得た松井冬子作品集「世界中の子と友だちになれる」
その作品に込めた思いをうかがいます。
是非、お楽しみに!