吉田美奈子さん
【2015年2月ご出演】
1969年、当時交流を持った細野晴臣(現・YMO)や松本隆(現・作詞家)などに
影響を受け、楽曲制作を始める。
間もなくシンガー・ソング・ライターとして、ライヴ中心の音楽活動を開始。
1973年、アルバム「扉の冬」で本格的にデビューの後、
CM音楽(1985年・第33回「カンヌ国際広告映画祭」銀賞受賞)制作や、
他の歌手などへの楽曲提供(現在までに130曲を越える)、プロデュース、アレンジを含む
一人多重録音によるコーラス歌唱等のスタジオ・ワークも行っている。
2014年現在、オリジナル・アルバム20作品。
ジャンルを取り払った自由自在な音楽活動は、クオリティーを保ちながらも
個性を発揮するミュージシャンとして多方面から共演を熱望され、常に高い評価を得ている。
吉田美奈子 夢で逢えたら
今回は3回目。
1970年代の吉田美奈子さんの代表曲、
「夢で逢えたら」 (1976年 FLAPPER)
にまつわる故大滝詠一さんとのエピソード。
そして、世界で初めての自主制作CD「BELLS」制作について
お話いただきました。
名曲「クリスマスツリー」の収められた「BELLS」。
このアルバムの中に収められている、
CFの為に、制作された楽曲「THANKS TO YOU」は、
第33回「カンヌ国際広告映画祭」で銀賞を受賞。
この受賞曲を含み、以前より自身の為に作曲されていた楽曲を
レコーディングし、自主制作としてCD3000枚のみ限定発売されたのが
「BELLS」です。
しばらく手に入れにくくなっていましたが、
昨年、再発売されタワーレコードなどで購入出来ます。
是非、その圧倒的な歌の世界を体験してください。
さて、今朝吉田美奈子さんの選んだ曲は、
Laura Nyro 「New York Tendaberry」 (1969年)
吉田美奈子さんが圧倒的に影響を受けたシンガーソングライターで、
アルバムを手に入れてから聴かなかった年はない音楽家。
都市、それも、タイトルのニューヨークの空気を凝縮して、
尚且つ孤独の中にまだ残る優しさを声に出来る音楽家と
ご紹介いただきました。
吉田美奈子 70年代「物語」の原点
その歌とお話をお届けしました。
1曲目のナンバーは1982年の作品「頬に夜の灯」。
今もファンが多い名曲です。
この歌を始め吉田美奈子さんの作品に多く登場するキーワードは
「街」「ビル」「季節」「夜」など。
すべてラブソングながら単に人や恋人に向けたものではなく、
その「街」「ビル」「季節」「夜」に向けて歌う事で
普遍な愛を伝えてくれます。
その吉田美奈子さんがデビューする1970年代初め。
時を同じくし、今も活躍する多くのアーティストが音楽シーンに生まれた時代。
高校1年で細野晴臣、松本隆さんに出会い、彼らに
作詞を進められたという早熟ぶり。
様々な出会いがやがてデビューアルバム
「扉の冬」に繋がり、歌手吉田美奈子を生み出してゆきます。
今朝、吉田美奈子さんの選んだ思い出の曲は、
Joni Mitchell 1973年の曲 「Trouble Child」
弦楽器には一切興味は無かったのですが、
この人の弾くオープンチューニングのギターと声に、
アウトローな香りを感じて大好きになったそうです。
(オンエア音源は、2002年リリースのアルバム
「TRAVELOGUE」収録のオーケストレーションされたバージョン)
吉田美奈子 輝く「歌声」の秘密
山下達郎さんなど、そうそうたる日本のアーティストに大絶賛されるボーカリスト、
そして作詞、作曲家、そしてプロデューサーの吉田美奈子。
今週からは4回に渡り吉田美奈子さんを迎え、
その歌の世界、歌に描かれた風景や思い、時代、歌声の輝きの秘密についてうかがいます。
また、その歌の世界とはまた違う、天使爛漫な吉田美奈子さんの素顔や趣味の世界に迫ります。
今週お届けした曲はまず、「BEAUTY」
テレビのCMでもおなじみの曲。
美奈子さん、、子供時代は結構おてんば。
近所の男の子を子分にして街や自然の中を駆け巡ります。
ちなみに、、短距離が早く、草野球の日々だったそうです。
意外です!
その後、成長とともに合奏部でマリンバ担当。
その後ティンパニーなども担当したものの、もともと協調性を指摘されたり、
独立心が旺盛なこともあり、一人で出来る絵やアートの世界に
惹かれていったそうです。
その美奈子さんに歌の世界の扉を開いたのは「コーラス」。
様々な声質や違いのある声を一つの歌にくみ上げる「コーラス」の
面白さに気がついていったそうです。
さて、今週お届けした美奈子さんの
思い出の曲はAretha Franklin 「Ain’t no way」 1968年のナンバー。
桜井ユタカさんがパーソナリティーで、日曜日の確か昼頃
トップ40の始まる前のラジオ番組で、中学生の頃初めて聴いて、
声も表現も素晴らしいと思い、アルバムを買ったとのこと。
日曜日のFENの番組エーメンコーナーも、朝早く起きてこの頃から聴かれて
いたそうです。