NOEVIR Color of Life

EVERY SAT / 09:00-09:30

今、仕事も家庭も自分磨きにアクティブな生き様を実践する女性達。そんな女性達がいつまでも輝く心と勇気を失わず、体も心も健康な毎日を送るため、各界を代表して活躍する女性ゲストが自らの言葉でメッセージを送るのが、このノエビア カラーオブライフ。「生きること、輝くこと、そして人生を楽しむこと」をテーマにした、トークや音楽、話題、情報などが満載です。

TOKYO FM

NOEVIR Color of Life

EVERY SAT / 09:00-09:30

唐橋ユミ

今、仕事も家庭も自分らしく、いきいきと生きる女性たち。いつまでも輝く心を失わず、心も体も充実した毎日を送るため、各界を代表して活躍する女性ゲストが自らの言葉でメッセージを伝えます。“生きること、輝くこと、そして人生を楽しむこと”をテーマにした、トークと音楽が満載のプログラムです。

Guest特別企画さん

3月23日は特別企画、2018年度にご出演いただいたゲストのみなさんの
お話の中から「大切な人や出会いがくれた未来への贈りもの」をテーマに
お届けしました。

特別企画 大切な人や出会いがくれた未来への贈りもの」

2019/03/23
今回は2018年度にご出演いただいたゲストのみなさんのお話から、
「大切な人や出会いがくれた未来への贈りもの」をテーマに、その言葉やストーリーを
お届けしました。

昨年12月にご一緒にお話を伺った作家の井上荒野さん、江國香織さん。 
多くの文学賞を受賞する人気作家のお二人は、好きな映画を語り合った対談集
「あの映画みた?」を昨年出版するなど、大の仲良しです。
井上荒野さんのお父様は、作家井上光晴さん。江國香織さんのお父様も、
文筆家としても活躍された江國滋さん。共に、幼い頃から当時は意識しなかったものの、
それぞれお父様から未来に向けての素敵なメッセージをいただいていました。

まず井上荒野さんは、お父様、井上光晴さんの手書きの原稿の清書を
高校時代から家族で行なっていたので、自然にその文体や表現は頭の中に刻まれて行っとのこと。
当時はまったく意識はしなかったけど、その体験や影響は自分にとってはとても大きな支えに
なっておれられます。
    
また、江國香織さんはエッセイストとしても活躍された父江國滋さんから常に
意識させられたのは正しい日本語を使うということ。小学生時代に日記の書き方について
掛けられた言葉や、教えは、当時は戸惑うほど大変だったけど、
作家となった今も言葉に対して向き合う姿勢につながっておられるそうです。

井上さん、江國さんのお父様は、すでに文学者として、文筆家としての地位を築かれていましたが、
親はあまりに身近な存在ですから、その大切さや偉さに気付かれていない方もいらっしゃるかもしれません。
でも、親も人生の大先輩です。子供のころ、どんな言葉を交わしたのか。どんなものを一緒に眺めたのか?
体験したのか?この春の時間に思い出してはいかがでしょうか?

また、歌手の野宮真紀さんも、歌手を志し、その夢を実現した陰には、
子供の頃にお父様と一緒に聞いた音楽がありました。

野宮真紀さんが今でも鮮明に思い出すのは我が家にステレオがきた日。
お父様が買ってきた当時の流行りの立派な家具調のステレオと3枚のLPレコード。
その中の音楽を聴いて育ち、実はその音楽こそが野宮さんのその後の活躍の原点に
なっています。

渋谷系音楽のミューズと呼ばれ、1990年代を代表するグループ「ピチカートファイブ」
のボーカリストとして活躍、多くのヒット曲を世に送り出した野宮真貴さん。
その原点となるのが、今のお話にありましたお父様の買って来たステレオと数枚のLPレコードでした。
その頃の幼い野宮真貴さんにはちょっと大人な音楽だったかもしれませんが、
その音楽との出会いが未来に「歌手野宮真貴」さんを誕生させることになります。
大人になった今、忙しさの中で、そんな子供時代の記憶や体験も忘れがちかも知れませんが、
この機会に子供の頃に魅せられた本や音楽などの作品、旅行などの体験、
ちょっと思い出してはいかがでしょう。何か明日へのヒントがみつかるかもしれません。

そして、児童文学作家、角野栄子さんのお話も印象的でした。
昨年、児童文学のノーベル賞ともいわれる「国際アンデルセン賞」の
作家賞を受賞された角野栄子さん。作家としてデビューされたのは1970年で、
作品は、ブラジルの子どもを主人公にした
ノンフィクション『ルイジンニョ少年―ブラジルをたずねて―』。
その後、童話を書き始め、1985年出版の『魔女の宅急便』は数々の賞を受賞、
宮崎駿監督によりアニメ映画化、大ヒット・・・大きな話題を集めました。

その角野栄子さんの作家としての原点のひとつがブラジル文化との出会いです。
子供達だけではなく、大人もワクワクさせる角野さんの作品の生き生きとした言葉やストーリー。
その原点には、若い頃に滞在したブラジルきいた音楽や言葉のリズムなどの体験が生きています。

人の成長や輝きの陰には、支えてくれる誰かの思いや貴重な出会い、経験が隠されています。
もうすぐ新年度もスタートです。あなたのあらたな一歩のために、そんな誰かの思いや、
出会いに今、改めて思いを馳せてはいかがでしょう。
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