坂上忍さんが自身の子役プロダクションを語る(2016/08/27 放送)
先週に引き続き、今週も坂上忍さんをお迎えしました。
ご自身も子役出身の坂上さんは、2009年に子役の発掘と育成を行うプロダクションを設立。そのきっかけは映画の監督をした時に子役のオーディションを行ったことだったそう。
「あれ、あんま俺が子役の頃と教え方って変わってないのかな?って思っちゃったんですよね。姿・形はみんな十人十色なんだけど、芝居をさせるとけっこう一方向に向いているような気がして。それを友達と飲んでいる時にちょっと愚痴ったら、だったらお前がやればいいんじゃないの?って言われて」
ご自身を「生涯一役者」だと考えていたので他のことに手を出すのに抵抗があり、本業の仕事が減ってしまうという不安もあったようですが、思い切って挑戦することにしたそうです。
ご自身も子役出身の坂上さんは、2009年に子役の発掘と育成を行うプロダクションを設立。そのきっかけは映画の監督をした時に子役のオーディションを行ったことだったそう。
「あれ、あんま俺が子役の頃と教え方って変わってないのかな?って思っちゃったんですよね。姿・形はみんな十人十色なんだけど、芝居をさせるとけっこう一方向に向いているような気がして。それを友達と飲んでいる時にちょっと愚痴ったら、だったらお前がやればいいんじゃないの?って言われて」
ご自身を「生涯一役者」だと考えていたので他のことに手を出すのに抵抗があり、本業の仕事が減ってしまうという不安もあったようですが、思い切って挑戦することにしたそうです。
「僕が子役の頃に劇団に入っててレッスンを受けて。でもオーディションに受かって本当に現場に行くと求められるレベルが違ってやっぱ戸惑ったんですよ。で、ここまでやらさせるの?っていうのがあったんで、そのギャップをなくすことの方が一番大事で」
レッスンで使うテキストなどもご自身で手がけているという坂上さん。子役たちには「一番は子供であることを忘れるな」と言っているそう。また、最近の子役について「僕らの頃より絶対上手いと思います」とおっしゃっていました。
「僕らの頃よりは確実にテレビを観てますし、情報も入ってますし、なによりやりたくてやってる子が圧倒的に多いっていうのは上手くなる要素だとは思うので、格段にレベル上がってると思います」
ただ、その一方でこんな懸念もあるそうです。「両極だとは思うんですけど…親が子供に甘すぎるっていう甘ったれの子供もいますけど、しっかりしすぎてる子供も多いと思うんですよね。どっちかというと、そっちの子の方がお芝居やりたがってるというか芸能界に憧れているというか。ちゃんとしなきゃいけないのがもう頭にあるっていうのが…それがちょっと僕は逆に怖くて」
最近はバラエティの世界で大活躍している坂上さんは、こんなことも話してくれました。
「僕は失敗しに行った方が良いと思うんですよね。でも僕はそう言っときながら芝居で失敗するのが大嫌いだったんで。NG出すのもイヤですし。だから、ホント、バラエティに呼んでいただくようになって、失敗できるっていうのが…これ、役者やってる時になんでその勇気持てなかったのかな、っていうのをつくづく思うんですよ。やっぱりどっかカッコつけたりとか、どっか芝居上手い人ぶってたい自分とかがいて」
「バラエティではキャリアがないので。ウソついて『司会ってこんなふうにやればいいの〜』っていうのをもっともらしい顔でやるのは一番の恥って思ったほうがいいから。そしたら、わからないことはわからないし、下手なら下手で…ただ、間違える時は派手な方が周りの人に助けていただけるんで。コチョコチョって失敗してもあんまり意味ないかなって」
坂上さんは現在49才。今後についてこんなことをおっしゃっていました。
「恵さんにこういうこと言うと怒られちゃうんで(笑)。いやでも、僕はもうね、いいんじゃないですか、60くらいまでで(笑)。あっという間のようでけっこう長いと思うんで、後10年位やりたいことやって、あとはもう犬と…結婚!?いや、いつかすると思いますよ、、たぶん。そういう手続き上で必要になることがあればすると思いますし。あとはそれまでに僕が振られる可能性も当然あるでしょうし。こればっかりは…」
そして、今後の挑戦について「現実的な挑戦は、一緒に番組作りさせて頂いている方々と地道に結果を出して、1日でも1回でもその番組が長く続くように頑張っていきたい」と答えてくれた坂上さん。また、これまで生きてきた中で1つやり残したことがあるそうです。
「一個だけ叶ってない夢、じゃないんですけど、留学だけしたいんですよね。僕あんまり後悔しないタイプなんですけど、これだけはどうしてもしたかったんですよ。何回かチャンスがあったんですけど、その時の状況であったりとか、勇気が持てなかったりとか、っていうのがあったんで、いくつになってもいいんで、それだけはちょっとやりたいんですよね」
最後に坂上さんにとっての挑戦について伺うとこんな答えが返ってきました。
「けっこう昔から仕事はケンカだと思ってるんで。ケンカ腰で仕事しないと本気になれない方なんで、そういった意味では一個一個が全部挑戦なんですけど…。なんか、やる気にさせてくれるものなんじゃないですかね。挑戦できるってことはその舞台があるってことですから、挑戦権があるとケンカができるみたいな。もう今日は完敗ですけど(笑)」