「挑戦は勇気」松下由樹さんが語るコント番組と舞台喜劇(2016/05/21 放送)
先週に引き続き、今週も女優の松下由樹さんをお迎えしました。
女優としてドラマや映画で活躍する一方、2001年から6年半に渡って、バラエティ番組『ココリコミラクルタイプ』にレギュラー出演。これは視聴者からの投稿を読み、それをコントとして再現するという番組でしたが、松下さんはそれまでコントやトーク番組のレギュラーをやったことがなかったそう。「自分に務まるのかな」という気持ちもあったそうですが、スタッフからは「役者として参加してほしい。笑わすとかではなくて、きちっと演じてもらいたい」というお話があったとか。
そんな『ココリコミラクルタイプ』について、「これこそホント、チャレンジでしたね。私にとっては転機になるぐらいの一作品でもありました」と松下さん。当時は、役者さんがこういう番組にレギュラー出演することがそんなに多くなかったこともあり、最初は「なんでこれに出るんですか?」という声も多くて賛否両論だったそう。
役者さんの中にも「役者がなぜそういう番組に出るのか?」と感じる人がいたそうですが、松下さんはコントと言いながらも「3分のドラマをどう見せるのか」「連続ドラマで10話かけてキャラクターを見せていくところを、いかに3分で一気に見せるのか」という意識を持って役作りをしていたんだとか。
「思いっきりやって、しかもドラマ以上に台詞が多かったりするので。で、1日に5本とか収録しますから、その台詞も覚えて。まくし立てる役だとA4の台本1ページが全部1人の台詞になってたりとかもしますし。それを朝一の8時ぐらいから一気にまくし立てたりすると風邪気味だったのが治るぐらい(笑)テンションが上がって汗もかく、みたいな」
「凄くチャレンジでしたね。見たまんま収録してますので。全部、一発勝負なんです。撮り直す時はもう頭っから。カメラマンの技術の方たちもみなさん凄い拾ってくれるので、そういう意味では美術からもちろん演出も技術も、すべての人が楽しんで、真面目に作ってました。そういう意味では凄い良い現場でやらせてもらって…」
そして、そんな経験は、その後のドラマの撮影でも役に立ったそうです。「知らない間に力がついていて、例えば、教師みたいな講師の役をやった時に、みんな、教壇に立っている人たちの前で台詞を言うのってものすごく緊張するじゃないですか。でも、そういう時にたぶん現場で培った何かがあって、下手な緊張みたいなものもなくなっていましたし。今までだったらここオドオドしてたなって思うところを思い切ってできるようになってたりとか」
来月3日から新橋演舞場で上演される『熱海五郎一座』の公演、“熱闘老舗旅館『ヒミツの仲居と曲者たち』”に出演する松下さん。箱根の老舗旅館とホテルが対立する中で曲者たちが暗躍する…という喜劇だそうで、松下さんは仲居として勤めたいと旅館にやってくる謎の女性を演じます。
この舞台には、座長の三宅裕司さんのほか、渡辺正行さん、ラサール石井さん、小倉久寛さんといった曲者たちが出演。松下さんは以前、三宅さんのコント番組に出演したことがあるそうで、小倉さんとは高校時代に『ヤングスタジオ101』で共演していたとか。恵さんは「女将が昇太さんっていうのが驚きますよね。また似合ってますわ、このポスターで。男なんですけどね!」と春風亭昇太さんが女将を演じることに注目していました。
女優としてドラマや映画で活躍する一方、2001年から6年半に渡って、バラエティ番組『ココリコミラクルタイプ』にレギュラー出演。これは視聴者からの投稿を読み、それをコントとして再現するという番組でしたが、松下さんはそれまでコントやトーク番組のレギュラーをやったことがなかったそう。「自分に務まるのかな」という気持ちもあったそうですが、スタッフからは「役者として参加してほしい。笑わすとかではなくて、きちっと演じてもらいたい」というお話があったとか。
そんな『ココリコミラクルタイプ』について、「これこそホント、チャレンジでしたね。私にとっては転機になるぐらいの一作品でもありました」と松下さん。当時は、役者さんがこういう番組にレギュラー出演することがそんなに多くなかったこともあり、最初は「なんでこれに出るんですか?」という声も多くて賛否両論だったそう。
役者さんの中にも「役者がなぜそういう番組に出るのか?」と感じる人がいたそうですが、松下さんはコントと言いながらも「3分のドラマをどう見せるのか」「連続ドラマで10話かけてキャラクターを見せていくところを、いかに3分で一気に見せるのか」という意識を持って役作りをしていたんだとか。
「思いっきりやって、しかもドラマ以上に台詞が多かったりするので。で、1日に5本とか収録しますから、その台詞も覚えて。まくし立てる役だとA4の台本1ページが全部1人の台詞になってたりとかもしますし。それを朝一の8時ぐらいから一気にまくし立てたりすると風邪気味だったのが治るぐらい(笑)テンションが上がって汗もかく、みたいな」
「凄くチャレンジでしたね。見たまんま収録してますので。全部、一発勝負なんです。撮り直す時はもう頭っから。カメラマンの技術の方たちもみなさん凄い拾ってくれるので、そういう意味では美術からもちろん演出も技術も、すべての人が楽しんで、真面目に作ってました。そういう意味では凄い良い現場でやらせてもらって…」
そして、そんな経験は、その後のドラマの撮影でも役に立ったそうです。「知らない間に力がついていて、例えば、教師みたいな講師の役をやった時に、みんな、教壇に立っている人たちの前で台詞を言うのってものすごく緊張するじゃないですか。でも、そういう時にたぶん現場で培った何かがあって、下手な緊張みたいなものもなくなっていましたし。今までだったらここオドオドしてたなって思うところを思い切ってできるようになってたりとか」
来月3日から新橋演舞場で上演される『熱海五郎一座』の公演、“熱闘老舗旅館『ヒミツの仲居と曲者たち』”に出演する松下さん。箱根の老舗旅館とホテルが対立する中で曲者たちが暗躍する…という喜劇だそうで、松下さんは仲居として勤めたいと旅館にやってくる謎の女性を演じます。
この舞台には、座長の三宅裕司さんのほか、渡辺正行さん、ラサール石井さん、小倉久寛さんといった曲者たちが出演。松下さんは以前、三宅さんのコント番組に出演したことがあるそうで、小倉さんとは高校時代に『ヤングスタジオ101』で共演していたとか。恵さんは「女将が昇太さんっていうのが驚きますよね。また似合ってますわ、このポスターで。男なんですけどね!」と春風亭昇太さんが女将を演じることに注目していました。
松下さんはこの舞台についてこんなふうに話してくれました。
「いかにストーリーの中に笑いをふんだんに盛り込んでいくか、っていうような台本にもなってますし、完成形はお客さんが入った時に初めて笑いの正解を教えてくれるっていうふうに三宅さんもおっしゃってたので、稽古でとにかく積み重ねて。で、お客さんがどこでどのように反応してくれるのか…。それが毎日。毎日違うことが起きるんじゃないかっていう(笑)」
「三宅さんが東京喜劇の笑いはわかりやすさっていうふうにおっしゃっていましたので。ちっちゃな子供からお年寄りまで、みんなが同じように笑えるところを目指すっていう笑いですので、そういう意味ではもの凄く共感しますし、自分が笑いっていうものをどう芝居の中で取り入れて、空気を読めて(笑)…なんか相当深いなと思ってるんですよね。今は」
「喜劇と言いながらも、エンターテイメント喜劇を作られていますので、笑い、大爆笑があり、歌があり、躍りがあり、最後にちょっとホロっとさせるっていう舞台になりますから。あんまり考えないで来て楽しめる舞台ってそんなに多くはないですよね」
そんな熱海五郎一座の公演、熱闘老舗旅館『ヒミツの仲居と曲者たち』は、東京の新橋演舞場で6月3日(金)~6月27日(月)まで上演されます。チケットの情報など詳しくは松竹のホームページをご覧ください。
「挑戦は勇気、勇気を持つこと」という松下さん。最後にこんなことを話してくれました。「怖がりでもあるし。でも、その怖がりがなくなってしまったら、またそれはなんの1つも得られなくてそこで満足して留まってしまうっていうことも思うので、なかなか勇気を持つことも一歩踏む勇気も持てない自分のもどかしさもあるんですが、挑戦とかチャレンジとかっていう時にはその勇気って大事だなっていうふうに思います」
番組では、そんな松下由樹さんに挑戦に関するメッセージを色紙に書いて頂きました!こちらの色紙を1名様にプレゼントします。このホームページ右のメッセージフォームから「松下由樹さんの色紙希望」と書いてご応募ください!