前園真聖さんが語るアルゼンチン留学とバラエティ番組(2016/05/07 放送)
先週に引き続き、今週も前園真聖さんをお迎えしました。
前園さんは、鹿児島実業高校を卒業して、Jリーグ開幕前夜の92年にプロ入り。しかし、この年は1度もサテライトリーグ(2軍)から上がることができず、トップチームで活躍する同級生を見て焦りを感じていたそうです。「鹿児島から横浜に出て行ったんで、環境も変わるし、見たこともない街並みとかネオンとかもあって。サッカーを一生懸命やってるんですけど、お金もちょっともらって、他のことにも興味があって、サッカーに集中できてなかったんじゃないかなと」
1年が終わった時に「これはマズイ」と思ったという前園さんは、環境を変えて高校時代のように純粋にサッカーを頑張るため、4ヶ月間、大好きなマラドーア選手の国、アルゼンチンにサッカー留学。同世代の選手たちとレーニングや生活を共にしたんだとか。
「みんなお金もらってないんですよ。プロだけど、バイトしながらやってて。練習中もホントに必死になってボールを追いかけてて、それ終わったらまらバイトに行って、朝帰ってきてまた午後から練習して…と。同じ年齢の人たち、しかも僕より上手い選手たちがこんだけ一生懸命やってんのに俺はなんて恥ずかしいんだ…と思ったんですよ」
「最初、一人で行ったんで言葉もわからないですし、パスも回ってこなかったりしたんだけど、こいつらと一緒にやって、もう1回サッカーをやり直さなきゃいけないって凄い思ったんですよね」前園さんにとってそんなアルゼンチンでの4ヶ月間は大きかったそう。そして、帰国後は、サッカーに対する姿勢や取り組み方が変わったそうです。
前園さんは、鹿児島実業高校を卒業して、Jリーグ開幕前夜の92年にプロ入り。しかし、この年は1度もサテライトリーグ(2軍)から上がることができず、トップチームで活躍する同級生を見て焦りを感じていたそうです。「鹿児島から横浜に出て行ったんで、環境も変わるし、見たこともない街並みとかネオンとかもあって。サッカーを一生懸命やってるんですけど、お金もちょっともらって、他のことにも興味があって、サッカーに集中できてなかったんじゃないかなと」
1年が終わった時に「これはマズイ」と思ったという前園さんは、環境を変えて高校時代のように純粋にサッカーを頑張るため、4ヶ月間、大好きなマラドーア選手の国、アルゼンチンにサッカー留学。同世代の選手たちとレーニングや生活を共にしたんだとか。
「みんなお金もらってないんですよ。プロだけど、バイトしながらやってて。練習中もホントに必死になってボールを追いかけてて、それ終わったらまらバイトに行って、朝帰ってきてまた午後から練習して…と。同じ年齢の人たち、しかも僕より上手い選手たちがこんだけ一生懸命やってんのに俺はなんて恥ずかしいんだ…と思ったんですよ」
「最初、一人で行ったんで言葉もわからないですし、パスも回ってこなかったりしたんだけど、こいつらと一緒にやって、もう1回サッカーをやり直さなきゃいけないって凄い思ったんですよね」前園さんにとってそんなアルゼンチンでの4ヶ月間は大きかったそう。そして、帰国後は、サッカーに対する姿勢や取り組み方が変わったそうです。
94年に初めて日本代表に選ばれた時は、お母様が泣いて喜んでくれたという前園さん。96年のアトランタ・オリンピックでは、キャプテンとして、ブラジルに歴史的な勝利を成し遂げた『マイアミの奇跡』の立役者になりました。「相手のミスを誘って(1点をとって)、試合内容としては攻められながら耐えて耐えてっていう。でも、勝ちましたねぇ」
「勝った喜びはもちろんあったんですけど、内容的にはやっぱり負けてたし、初めて本当の意味で世界レベル…このメンバーと普段一緒にやってないともっと成長しないな、この人たちと一緒にずっとやりたいなっていう想いの方が強かったです」
また、96年はJリーグでもベスト・イレブンに選ばれた前園さん。ブラジルに勝った時に世界に目が行くようになったそうで、98年にはブラジルのチームに移籍します。「ブラジルはやっぱりサッカーの国でしたね。もうどこに行ってもサッカーですね」
前園さんはブラジルのサッカーについてこんなことをおっしゃっていました。 「(ネイマールのような)ああいうプレーを見てても教わったプレーに見えないじゃないですか。たぶんああいう感覚っていうのは遊びの中で、ストリートで、裸足で、サッカーボールがなくて、新聞紙を丸めてボール蹴りながら…」
最近はテレビのバラエティ番組で大活躍中の前園さん。そのことについてはこう話してくれました。「すっごい楽しいです。ホントに面白い方がいっぱいいらっしゃるんで、そこに太刀打ちはできないんですよ。だから、僕は面白いことは考えてなくて。面白くないと思ってるから。面白くしてもらって今の自分があると思ってるから」
「現役の時は、常にスタメンのところで得点したり、活躍したりでしたけど、今は気持ち的にはどっちかというとベンチです。常にベンチにいて、呼ばれたら出ていって、いつでも呼ばれるスタンバイをしてて、っていうのが今の自分のスタンスかな。だから、難しい世界ですけど、そんな中でもいろんなことに僕はチャレンジしたいなと思ってて、今すごく楽しくやらせてもらってます」
最後に、前園さんは“挑戦”について、こんなことを話してくれました。
「なんでもそうですけど、僕は目の前のことを一つ一つとにかく精一杯やっていくっていう。現役の時みたいに高い目標を決めてこうなりたい!とかじゃなくて、目の前のことを一つ一つ新しいことになんでもチャレンジしていくっていう。それが失敗か成功かわかんないですけど、やってみて、とにかく一歩踏み出してみて、やらないよりはやった方がいいと思うからやってみて、そこでまた考えて、次のことをやっていくっていう。とにかくなんでも僕はチャレンジしてきたいなと」
「チャレンジは楽しいですね。新しいことやるとか環境を変えるってけっこう怖いじゃないですか。自分が慣れてるところの方がいいんで。でも、そこで自分の足りないことや学ぶことが多かったりとか、気付かされることが多かったりっていうのを僕はここ何年かで経験してるんで、なんでもありがたくやらしてもらいたいなって思ってるんですよね」
番組では、そんな前園真聖さんの挑戦に関するメッセージを色紙に書いて頂きました!こちらの色紙を1名様にプレゼントします。このホームページ右のメッセージフォームから「前園さんの色紙希望」と書いてご応募ください!