50人の豪華アーティストとコラボ!森山良子さんの50周年記念作(2016/04/09 放送)
先週に引き続き、今週も森山良子さんをお迎えしました。
今年で活動50周年の森山さん。この50年はあっという間だったそう。「無我夢中にそれこそ2人子供を育てながら髪振り乱して、うわあああ!って前ばかり向いてやって、ふっと思ったらもう49年目に入ってました、みたいな感じでしたから」とこれまでを振り返ってくれました。
今年で活動50周年の森山さん。この50年はあっという間だったそう。「無我夢中にそれこそ2人子供を育てながら髪振り乱して、うわあああ!って前ばかり向いてやって、ふっと思ったらもう49年目に入ってました、みたいな感じでしたから」とこれまでを振り返ってくれました。
「今もむちゃくちゃ楽しいです。昔だったら、あんまりやりたいことっていうのが見えてこなかったんですよね。絞り込めなかった。だから、なんでもいいや、みたいな感じだったんですけども、今はもう残り時間がある程度見えてきたから。それが3年なのか5年なのか10年なのか1年なのかわからないでしょ。だから、やり残し、積み残しがないように、あれやる!これやる!みたいな感じ」
4月6日には、フジテレビ『ミュージックフェア』のエグゼクティブ・プロデューサーでもある石田弘さんがプロデュースした50周年記念アルバム『Touch Me...』をリリースしたばかり。石田さんを指名したのは森山さんご本人で、音楽に対する愛情と豊富な知識、そして「私の50年がわかる人は他にはいない」という点が決め手で、以前から石田さんと作品を作りたいと思っていたんだとか。
石田さんの発案で、かつて森山さんとコンサートで共演したフランスの作曲家ミッシェル・ルグランが、今回のアルバムのために新たなアレンジを手掛けてくれたそう。また、大ヒット曲「禁じられた恋」の2016年バージョンや、デビュー曲「この広い野原いっぱい」を、秋川雅史さん、イルカさん、岩崎宏美さん、大竹しのぶさん、加山雄三さん、ゴスペラーズ、さだまさしさん…といった総勢50人の豪華アーティストたちと一緒に歌っているのも話題です。
森山さんはこの豪華なコラボレーションについてこんなことをおっしゃっていました。「この広い野原いっぱい、って別にたいした曲じゃないから、そんな入れなくていいです…って、私なんか言っちゃうんですけどね。でも、結局、こういう形にする、たくさんの方たちが一緒に歌ってくださることによって、入れる意味っていうのが、全然自分が思ってたこととまったく違うところに存在して…」
ちなみに、参加した50人の中には、従兄弟のムッシュかまやつさんもいますが、森山さんはレコーディングの前日にかまやつさんにメールしたんだとか。「(かまやつさんは)私の音楽のことはほとんど…違う分野を見てるから。たぶん、この広い野原いっぱい、なんて知らないと思うんですよね。こんなに近しくても。親戚として凄い仲良いんだけども。前の日に心配になって、歌える?って言ったら、今必死になって練習してるって(笑)」
恵さんの「やっぱり毎日、努力なさってますか?」という質問に、「うーん、ま、歌を歌うってことでは努力してます」と森山さん。「自分のレベルっていうのがあるでしょ?自分が求めてるレベルを自分で下げたくないんですよね。ほんの少しでも、こんな年になってもまだ登れるんじゃないかっていう幅があるような気がするんですね」とおっしゃっていました。
ニューアルバム『Touch Me...』では、ソプラノの歌手田村麻子さんを迎えて、クラシックの「花の二重唱」という曲を歌っていますが、若い頃には出なかった声が出るようになっているそうです。「やっぱり勉強すれば引き出しが増えていく、その引き出しはどんどん増やしていきたいし、年をとったからこそ感じられることっていうのもたぶん増えてきてると思うんですね」
そして、森山さんは息子さんの森山直太朗さんとのこんなエピソードを話してくれました。「ある時、直太朗が、いちばんこのコンサート、このステージは凄かったって思える時っていつだった?って言うから、うーん、一昨日のコンサートって言ったのね(笑)。そしたら、一昨日かよ!って。そりゃ、毎日毎日、昨日より自分はもっと成長していたいって思うものだから。過去のことはもう終わってしまった自分であって、やっぱり今しかないっていうふうに思いますね」
最後に、森山さんにとっての“挑戦”について伺うと、こんな答えが返ってきました。「幅を狭めないで、無限大だっていうふうにいつも思っていること。やればできないことはない、っていうふうに思ってるっていうか、これ絶対無理!って思っちゃったら、もうそこで自分の制限が生まれるでしょ。でも、やればできるかもしれない、っていう経験値の繰り返しで今までやってきたので…」
「うわっ、これ無理かも…って思ったら、たぶんそこで止まるけれども、絶対できると思う!っていうふうに向かっていけば、扉が開いて、そこから受け止めるものが生まれてくる。いらっしゃい!って手を開いてくれる。最初はいくら叩いても開かない扉でも、一生懸命叩いてると扉が自然に開いてその中に入ることができる」
「絶対に自分を狭めないっていうことは考えてますね。制限しない。どこまでいけるかな?って逆に楽しみに、期待を持つっていう感じ…なーんてね(笑)。なーんちゃってね、って感じだけど(笑)」
番組では、そんな森山良子さんの挑戦に関するメッセージを色紙に書いて頂きました!こちらの色紙を1名様にプレゼントします。このホームページ右のメッセージフォームから「森山良子さんの色紙希望」と書いてご応募ください!