先週に引き続き、今週も気象予報士の天達武史さんをお迎えしました。

フジテレビ『とくダネ！』でお馴染みの天達さん。小倉智昭さんの「あまたつ！」という呼びかけは、初日からだったそうで、天達さんはなぜそう呼ぶのか小倉さんに聞いたことがあるそうです。

「僕が、小倉さんがよく行く定食屋さんのお兄ちゃんに似ているらしいんですよね。だから、あいつは専門家だけれども、なんか“さん”とか“くん”とか呼ぶ感じじゃないんだよな、っていうのをおっしゃってて。でも、僕、配属される前、小倉さんに5秒ぐらいしか会ってないんですよ。本番前に名刺交換で、よろしくお願いします、だけで」

94年から始まった気象予報士という資格。合格した人は9000人以上いるそうですが、実際に予報士として働いているのはそのうちの約1割だとか。7回受けて合格した天達さんも、合格後1年ほどは仕事がなく、「なんでもいいから就職しようかな」「死ぬまでに1回生かせればいいかな」なんて思っていたそうです。

しかし、そんな中、「日本気象協会の現場で人が足りない」という情報を得た天達さんは、日本気象協会に入ることができたそう。そして、やがて、常駐の予報士がいなかった『とくダネ！』のオーディションを受けることに。実は、上司が勝手に天達さんの履歴書を送ったところ、書類が通ってしまったんだとか。

「書類審査も、アピールするところって言っても、僕、やったことなかったんで。お前はもうこれしかない！って言われたのが名前だったんですよね。天達、天気の達人目指して頑張ります！みたいなこと書いて（笑）送ったらちょっと目にとまったらしくて」

「それで、実際フジテレビにオーディションに行って。緊張とかも全然なかったんですよね。凄く和気あいあいとした感じで、楽しかったですね（笑）。あと、僕はずっと『とくダネ！』を見てたんで」

毎朝、5時半にフジテレビに入るという天達さん。服は私服なんだそうで、それには「僕、外でやってるじゃないですか。だから、やっぱりスタイリストさんに用意してもらうよりも、自分でその日の気温に合った服を着ていった方がみんなにわかりやすいかな、と思って」という理由があるそうです。

その日の話題を見つけるのは大変なんだそうで、「僕、ネタが全然なくて帰れない時とかあるんですけど」とおっしゃっていた天達さん。人間ウォッチングからネタが見つかることもあるそうです。「夏で暑くて、ちょっとこう秋の風なんかが吹いた時に、渋谷とかで若い子がブーツなんか履いてたら、今日ブーツ初日だ、とか。秋なのかな、とか。意外と周りにヒントがあったり…」

また、天達さんについてくれている新卒のADさんの一般的な目線にヒントをもらうことも多いとか。「僕らってどうしても気象の目線で喋ってるので、これはこうだ！ってなってるんですけど、でも、え、こういうことなんでしょ？って言われるのが、ハッとしたりとか」

さらに、他の気象予報士さんの予報もチェックしていて、参考にすることもあるとか。天達さんによると、天気予報は基本的に同じでも予報士さんによって伝え方が違うそうです。

「ただ、今、みなさんが携帯電話とかでも天気予報が見れちゃうじゃないですか。だから、たぶん僕らが普通に天気予報だけを伝えてたんじゃダメだと思うんですよね。なんか付加価値をつけないと見てくれないと思うので。常に変化していかないと周りの人にも置いていかれちゃうし、そのうち見てくれなくなっちゃうんで。天気予報もエンターテイメントの１つなんじゃないかなと思ってます」

天達さんは“挑戦”についてこんなことを話してくれました。

「常に何かをする時に僕は挑戦をしてきたと思うんですよね。だから、今ここにいる僕を作ったのが挑戦のような気がしていて、たぶんなんとなく生きてたらこうなってないと思うんです。（挑戦とは）僕の人生を生きることだと思います。仕事でもそうだと思うんですよね。何かを一つ一つ変えて常にチャレンジしていかないと未来はないなと思ってますね」

最後に、お天気は「面白いです！」と天達さん。天気予報についてこんな風に語ってくれました。

「いろんな予想ってあるとたぶん思うんですけど、ここまで科学的根拠を求めてやって予想して当たるものって天気予報以外ないんじゃないかなって。で、必ず外れた時には理由がすぐにわかるので。予報をして結果がすぐに出る、で、それが視聴者からも反響があるっていう。それが凄いやりがいに繋がっているような気がしますね」

番組では、そんな天達武史さんの挑戦に関するメッセージを色紙に書いて頂きました！こちらの色紙を1名様にプレゼントします。このホームページ右のメッセージフォームから「天達武史さんの色紙希望」と書いてご応募ください！