鎧塚俊彦さんの新たな挑戦は「今までに食べたことがないチョコレート」(2015/04/25 放送)
先週に引き続き、今週も『TOSHI YOROIZUKA』のシェフ・パティシエ、鎧塚俊彦さんをお迎えしました。
30才でヨーロッパに渡った鎧塚さんは、帰国して2年で自分のお店を始めたそう。「無一文で帰ってきましたので、よく2年で出来たなぁと思いますけどねぇ。かなり無茶しましたけどね、オープンした時は」と鎧塚さん。神奈川県の小田原に畑からやっていくレストラン『一夜城ヨロイヅカファーム』をオープンするために数億の借金をしたんだとか。
30才でヨーロッパに渡った鎧塚さんは、帰国して2年で自分のお店を始めたそう。「無一文で帰ってきましたので、よく2年で出来たなぁと思いますけどねぇ。かなり無茶しましたけどね、オープンした時は」と鎧塚さん。神奈川県の小田原に畑からやっていくレストラン『一夜城ヨロイヅカファーム』をオープンするために数億の借金をしたんだとか。
その際、最初は補助金を当てにしていたという鎧塚さんですが、地元の農家の方などを説得していく中で考えが変わったようです。「その時にはたと気がついたんですよ。で、補助金はすべて断ったんです。説得できないんです、人を。今、リスクって回避しようってみんな考えるじゃないですか。その時に、あ、リスクって回避したらダメなんだ、背負わなきゃいけないんだと。でないと、人は誰も助けてくれないし、耳を傾けてくれないんだと。すべて僕が命をかけて責任を負ってやります、って言って説得しないと、僕自身、説得できないんです。退路を断たなきゃ助けてくれないんだなぁと」
そして、鎧塚さんはこんな風に続けました。「僕はまったく才能が無い人間なので…あと、不器用ですし。やっぱり、そこをちゃんとやっていかなきゃ武器がなくなるんです」
また、鎧塚さんはこんなこともおっしゃっていました。「勝つ、っていう言い方は、今はあまり好きないんですけど、昔はそういう言い方をよく使ってたんですけど、勝つまでやるっていうことが大事なんですよ。勝算とかじゃなくて。確かにある程度勝算っていうのは大切なんですけど、やっぱり決めたことを勝つまでやり続けていく、っていうのは大事」
鎧塚さんは最近、チョコレートの原料カカオの栽培に関わるという新たな挑戦をしているそう。「世界的に有名なショコラティエの方たくさんいらっしゃるじゃないですか。僕は、何度も言うようですけど自分にそんなに才能がないので。でも、そういった人たちと渡り合っていくには、これはゼロから一からやっていくしかないと考えたんですね」。南米エクアドルにカカオの農場をオープンしたそうで、「畑からやっている人は世界中にうちしかないようなので、これに関しては、僕、もの凄い思い入れがあります」と語ってくれました。
鎧塚さんによると、これまで本で読んだ知識しかなかったのが、実際にカカオの栽培をしてみてわかったことも多いそうです。「ホント入り口を開いただけですね。これからもっともっと勉強して良いチョコレートが出来るようにしていかなきゃいけないなという風には思います」
そして、そんなエクアドル産のカカオを使った鎧塚さんのチョコレート・ケーキをスタジオで実際に味わった恵さん。「この甘さは今までと違うぞ!あ、確かに酸味を感じる!なんですかこれ!独特の酸味ですねぇ。一瞬、お酒のように感じるぐらいの…。大人っぽいですわこれ」なんて言ってました。普通のチョコレートは発酵したカカオを30分ローストするので発酵臭がロースト臭になってしまうそうですが、鎧塚さんのチョコレートは、まずはエクアドルのカカオの原型に近い風味で勝負しよう、ということで5分しかローストしていないそうです。
「世界一美味しい、っていうような言い方はしないですけど…僕は思ってますけどね…どこにもない味だというのは自信があります」
最後に、鎧塚さんに挑戦を続けることの原動力について伺うとこんな答えが返ってきました。「性分としか言いようがないんですが、ただもう、やりたいことがいっぱいあって。今後も、あれやりたい、これやりたい、これやりたい…自分の中でやらざるを得なかったって言うしかないですね」
番組では鎧塚さんから挑戦に関する一言メッセージを色紙に頂きました。「捻るな 深くいけ!」。こちらの色紙を1名様にプレゼントします!このホームページ右のメッセージフォームから「鎧塚さんの色紙希望」と書いてご応募ください。
鎧塚さんの色紙はこちら↓

鎧塚さん、2週に渡ってどうもありがとうございました!