立川談春さんが『下町ロケット』への出演を語る!(2015/12/19 放送)
先週に引き続き、今週も“最もチケットが取れない”と言われる落語家の立川談春さんをお迎えしました。
いよいよ明日の放送で最終回となる話題のドラマ『下町ロケット』に出演している談春さん。元々は演技やドラマへの興味はなかったそうですが、鈴木おさむさんに熱心に口説かれて、今田耕司さんと共演する舞台に出たことがあったそう。
そして、談春さんのエッセイ『赤めだか』のドラマ化企画のプロデューサーさんがその舞台を観に来てくれたことがきっかけで、ドラマ『ルーズヴェルト・ゲーム』、続いて『下町ロケット』への出演が決まったんだとか。
いよいよ明日の放送で最終回となる話題のドラマ『下町ロケット』に出演している談春さん。元々は演技やドラマへの興味はなかったそうですが、鈴木おさむさんに熱心に口説かれて、今田耕司さんと共演する舞台に出たことがあったそう。
そして、談春さんのエッセイ『赤めだか』のドラマ化企画のプロデューサーさんがその舞台を観に来てくれたことがきっかけで、ドラマ『ルーズヴェルト・ゲーム』、続いて『下町ロケット』への出演が決まったんだとか。
この2本の大ヒット・ドラマに出演したことで、中には本業が落語家だと知って驚く人もいる、なんてこともおっしゃっていた談春さん。『下町ロケット』では、銀行から出向してきた佃製作所の殿村経理部長を演じていますが、この役が来た時は本当にビックリしたそうです。
「原作読んで頂いたらわかるんですけど、殿村っていうのは最初っから会社の味方だし、最初から良い人だと。だけど、それが受け入れられない、というとこで葛藤があるはずなんですが、やってるうちに監督が“うーん、これはね〜敵なんだか味方なんだかわからない感じでいきましょう”って」
「始まる前に言ってくれるんならいいんだけど、やりながら言ったということは、どんなに良い人だと思って笑顔を作っても、隠しきれない点みたいな墨が見えちゃってんだなってわかって(笑)はいはいって言って。“貴方は夢に愛されている”っていう台詞で、あそこで全部、この人味方だったんだ…って。やっぱ監督が凄いですよ」
また、このドラマで佃製作所を助ける敏腕弁護士役を演じたのが恵さん。撮影現場では、前任の弁護士役で出演した故・阿藤快さんと「(弁護士の台詞が大変だと聞いていたけど)快さん、ちゃんとやれてるじゃないですか!」「ダメな弁護士をちゃんとやったからお前ラクだぞ。普通にやればいいから」というやり取りを交わし、それが最後の会話になったそうです。そして、周りのスタッフさんたちはみんな、阿藤さんはどれだけ台詞に苦労しても決してへこたれなかった、とおっしゃっていたとか。
「その後、ひるおびで快さんを振り返ったら、大学が東京都立大学の法律学科かな。で、弁護士を目指して…って。それが最後が弁護士役っていうのもなにかを感じましたもんね」と恵さん。談春さんも「そう言えば、プロデューサーの人が言ってましたよね。快さんって弁護士役をやるのが夢だったって」とおっしゃっていました。
談春さんの半生を綴ったエッセイ『赤めだか』のドラマは、豪華キャスト今月28日にTBS系列で放映されます。談春さんを演じるのはなんと嵐の二宮和也さん、師匠の立川談志さん役はビートたけしさん、先週名前が出てきた弟弟子の立川志の輔さん役は香川照之さん。談春さんは「私のおふくろが岸本加世子さん。親父が寺島進さん。もうねビックリしますよ!」と豪華なキャスト陣について語ってくれました。
ドラマ化に当たっては根回しなどが大変だったようで、チームで4〜5年もかけて動いていたんだとか。そして「僕はいいです…」と消極的だった談春さんを「絶対にこれは絶対に映像にしなきゃダメだ!」と励まし続けてくれたのは笑福亭鶴瓶さんだったそうです。
「談春さんの挑戦って後は何ですか?」と訊ねると、「『下町ロケット』でも必ず、夢はなんですか?って。ないんだ夢…。なんで夢がないんだろう?と思ったら普通の人が言ってる夢はほぼ欲なんですよ。夢って欲で叶えるもんじゃないんだよね」と談春さん。続けてこんなことをおっしゃっていました。
「ある程度のものは落語家として自分がやりたいと思った劇場でもやれた、やりたいと思ったネタもやれた。欲じゃない…で、夢考えるの大変ですよ。挑戦考えるのも大変ですよ。だから、簡単じゃないですよ・・・談志よりいい落語家になることでしょうね・・・あああ、言っちゃった。。死んでも言わないと思ってたんだけど。なれるわけないしね」
談志さんは生前、談春さんに「お前はこれからどうやって生活の幅を広げていくかだな」とおっしゃっていたそうで、談春さんは師匠という存在への挑戦についてこう話してくれました。
「比べること自体がおこがましいのはわかるけど、欲のうちにも入らないわけですよ。師匠っていう存在が。だけど、ホントにもういないとするならば…もういないんだけど、お前なんかできないか?っていうのを、落語をやっててはそこに思いは至らなかったでしょうね。今回、2年続けて頂いたドラマのお仕事だと思います」
番組では、そんな立川談春さんの挑戦に関するメッセージを色紙に書いて頂きました!こちらの色紙を1名様にプレゼントします。このホームページ右のメッセージフォームから「立川談春さんの色紙希望」と書いてご応募ください!
「比べること自体がおこがましいのはわかるけど、欲のうちにも入らないわけですよ。師匠っていう存在が。だけど、ホントにもういないとするならば…もういないんだけど、お前なんかできないか?っていうのを、落語をやっててはそこに思いは至らなかったでしょうね。今回、2年続けて頂いたドラマのお仕事だと思います」
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