スキマスイッチが語るデビュー秘話。“炎の10曲”とは?(2015/11/28 放送)
今週は、スキマスイッチの大橋卓弥さんと常田真太郎さんをお迎えしました。
今から12年前の2003年にメジャーデビューしたスキマスイッチ。デビュー前には事務所と“仮契約”のような期間があったそうで、「曲をいつまでに何曲書いてこい」と言われて、何度も事務所の社長さんやスタッフさんたちに曲を聞いてもらっていたんだとか。
「社長が、いいね、って言うんです。あ、良かった、これでデビューなのかなって思ってたら、帰り際に、僕らの窓口やってくれてた人…マネージャーが、ちょっとお前ら、もう1回、来週までに3曲書いてきてくれないか?って。さっきいいって言ってくれたじゃないですかって言ったら、いや、次の曲出しでいいのがなかったら、ちょっとこの話はなかったことになるからって」
「最後に、2週間で1人10曲ずつ書いてこいっていうのがあったんですよ。それ、僕ら“炎の10曲”って言ってたんですけど(笑)。10曲書いてこれなかったらこの話なかったことになるからって言われて…」。同じことの繰り返しに、大橋さんは「変だからもうやめようよ」と言ったそうですが、常田さんは「いや、聞いてくれるって言ってるうちは書こう」と答えたんだとか。
「その時、ホント、僕寝るときもギター抱えたまま寝てましたもん。で、10曲書いて持って行ったら、お前らホントに書いてきたの?って言われて。たぶんそれで切ろうとしてたんじゃないんですかね。だけど、書いてきたんで、ま、じゃあ、それだったらとりあえず聞こうって言って。で、聞いて、レコーディングしてみよう、みたいな」
そして、いよいよ本格的に話が進んできて、今度はビデオを撮影しようということになったそうです。「それで、(撮影中に)空き時間があったんで、マネージャーに、これでデビューなんですかね?って言ったら、そうだよ、って言われて。会議室に呼ばれて発表があります、みたいなふうに言われるかと思ったら、ロケバスで、あ、そうだよ、言ってなかったっけ?みたいな感じで言われて、それがデビューだったんです、僕ら」
そんなスキマスイッチの“育成期間”は2年ほどだったそうで、その間にお二人が書いた曲は100近く。その多くは世の中に出ていて、特に“炎の10曲”は打率が高いんだとか。また、育成期間は食べていけないのでバイトもしていたそうです。
「社長は、音楽家は事務所に入ったら音楽で食っていけばいいんだからバイトなんか辞めろ、って言うんですよ。で、社長が出て行ったすぐ後に、マネージャーが、バイトはしとけ、って(笑)」。ちなみに、お二人はシロアリ駆除会社の営業の仕事をしていたそうで、その時のことも話してくれました。
11月11日にニューシングル「LINE」をリリースしたスキマスイッチ。23枚目のシングルということについて、大橋さんは「12年活動してきて、僕ら少ない方だと思うんですよね。ま、自分たちで全部やらしてもらってるっていうのもあって、ちょっと時間はかかるんですけど、作詞作曲からアレンジも…。うちはプロデューサーもいないので」とおっしゃっていました。
「(プロデューサーは)そのアーティストのカラーだったり、すべての総監督ですよね」「行く先を決める意味でもあるんで、こうしたいっていう。プロデューサーがいる現場だったら、そのプロデューサーがこのアレンジがいい!って言って、アレンジャーさんを引っ張ってきたりしますよね。現場監督というか。(僕らは)そこも全部やってますね」
ただ、今後、他の人にプロデュースを頼む可能性がゼロというわけではないそうで、常田さんは「違う人がやったら、どういう曲になって、どういうアレンジになって、どういうふうに受け止めてもらえるのかなって、なんとなく考えますけどね」とおっしゃっていました。
ニューシングル「LINE」は、大人気アニメ『NARUTO-ナルト-』のオープニングテーマ。ちなみに、22枚目のシングル「星野のうつわ」も劇場版『NARUTO』の主題歌でしたが、スキマスイッチが『NARUTO』の曲を手がけるにあたって、ちょっとした挑戦もあったようです。
「NARUTOって聞くと、戦ったりするアニメ、漫画なので、ちょっとアップテンポの、アッパーな曲がいいんじゃないかな、って最初は思ったんですけど、映画の時もあえてバラードを書いたんですね。そしたら、喜んでもらえて、それを採用してもらえたので」
「それがあって、今回、2回目のオファーを頂いたので、じゃ、やっぱり何かちょっと違うところから、変化球というか、そういうことができたらまた面白いコラボレーションになるのかなと思って、今回は8分の6拍子っていうちょっと変わったリズムでやってみようかなぁという。激しいロックテイストというよりはちょっと違う変化球で挑戦してみたいね、という話はしてましたね」
↓こちらがスキマスイッチのニューシングル「LINE」
今から12年前の2003年にメジャーデビューしたスキマスイッチ。デビュー前には事務所と“仮契約”のような期間があったそうで、「曲をいつまでに何曲書いてこい」と言われて、何度も事務所の社長さんやスタッフさんたちに曲を聞いてもらっていたんだとか。
「社長が、いいね、って言うんです。あ、良かった、これでデビューなのかなって思ってたら、帰り際に、僕らの窓口やってくれてた人…マネージャーが、ちょっとお前ら、もう1回、来週までに3曲書いてきてくれないか?って。さっきいいって言ってくれたじゃないですかって言ったら、いや、次の曲出しでいいのがなかったら、ちょっとこの話はなかったことになるからって」
「最後に、2週間で1人10曲ずつ書いてこいっていうのがあったんですよ。それ、僕ら“炎の10曲”って言ってたんですけど(笑)。10曲書いてこれなかったらこの話なかったことになるからって言われて…」。同じことの繰り返しに、大橋さんは「変だからもうやめようよ」と言ったそうですが、常田さんは「いや、聞いてくれるって言ってるうちは書こう」と答えたんだとか。
「その時、ホント、僕寝るときもギター抱えたまま寝てましたもん。で、10曲書いて持って行ったら、お前らホントに書いてきたの?って言われて。たぶんそれで切ろうとしてたんじゃないんですかね。だけど、書いてきたんで、ま、じゃあ、それだったらとりあえず聞こうって言って。で、聞いて、レコーディングしてみよう、みたいな」
そして、いよいよ本格的に話が進んできて、今度はビデオを撮影しようということになったそうです。「それで、(撮影中に)空き時間があったんで、マネージャーに、これでデビューなんですかね?って言ったら、そうだよ、って言われて。会議室に呼ばれて発表があります、みたいなふうに言われるかと思ったら、ロケバスで、あ、そうだよ、言ってなかったっけ?みたいな感じで言われて、それがデビューだったんです、僕ら」
そんなスキマスイッチの“育成期間”は2年ほどだったそうで、その間にお二人が書いた曲は100近く。その多くは世の中に出ていて、特に“炎の10曲”は打率が高いんだとか。また、育成期間は食べていけないのでバイトもしていたそうです。
「社長は、音楽家は事務所に入ったら音楽で食っていけばいいんだからバイトなんか辞めろ、って言うんですよ。で、社長が出て行ったすぐ後に、マネージャーが、バイトはしとけ、って(笑)」。ちなみに、お二人はシロアリ駆除会社の営業の仕事をしていたそうで、その時のことも話してくれました。
11月11日にニューシングル「LINE」をリリースしたスキマスイッチ。23枚目のシングルということについて、大橋さんは「12年活動してきて、僕ら少ない方だと思うんですよね。ま、自分たちで全部やらしてもらってるっていうのもあって、ちょっと時間はかかるんですけど、作詞作曲からアレンジも…。うちはプロデューサーもいないので」とおっしゃっていました。
「(プロデューサーは)そのアーティストのカラーだったり、すべての総監督ですよね」「行く先を決める意味でもあるんで、こうしたいっていう。プロデューサーがいる現場だったら、そのプロデューサーがこのアレンジがいい!って言って、アレンジャーさんを引っ張ってきたりしますよね。現場監督というか。(僕らは)そこも全部やってますね」
ただ、今後、他の人にプロデュースを頼む可能性がゼロというわけではないそうで、常田さんは「違う人がやったら、どういう曲になって、どういうアレンジになって、どういうふうに受け止めてもらえるのかなって、なんとなく考えますけどね」とおっしゃっていました。
ニューシングル「LINE」は、大人気アニメ『NARUTO-ナルト-』のオープニングテーマ。ちなみに、22枚目のシングル「星野のうつわ」も劇場版『NARUTO』の主題歌でしたが、スキマスイッチが『NARUTO』の曲を手がけるにあたって、ちょっとした挑戦もあったようです。
「NARUTOって聞くと、戦ったりするアニメ、漫画なので、ちょっとアップテンポの、アッパーな曲がいいんじゃないかな、って最初は思ったんですけど、映画の時もあえてバラードを書いたんですね。そしたら、喜んでもらえて、それを採用してもらえたので」
「それがあって、今回、2回目のオファーを頂いたので、じゃ、やっぱり何かちょっと違うところから、変化球というか、そういうことができたらまた面白いコラボレーションになるのかなと思って、今回は8分の6拍子っていうちょっと変わったリズムでやってみようかなぁという。激しいロックテイストというよりはちょっと違う変化球で挑戦してみたいね、という話はしてましたね」
↓こちらがスキマスイッチのニューシングル「LINE」