KINS代表の下川さんが“菌ケア”の大切さを語る!(2022/01/08 放送)
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今週は、株式会社KINS(キンズ)代表取締役の下川 穣(しもかわ・ゆたか)さんをお迎えしました。
KINSは、人間の体に住む常在菌をケアして健康な生活を送ろう!ということを勧めている会社。社長の下川さんは昨年11月、幻冬舎から『腸活にも、美肌にも、ダイエットにも! 菌ケアで美しくなる』という本を出しました。
「みなさん腸活って聞くと、なんとなくヨーグルトとかキムチとかですね、なんかいいんでしょ?っていうのはわかってるんですけれども、実はその可能性の本当のところっていうのは、ほぼほぼ僕はわかってないと思っていて。で、この差分がけっこう社会的にもったいないな、というのがあるので、これをぜひみなさんに伝えたいと」
菌は、ニキビ、便秘、抜け毛、不妊、不眠…など、様々な体の不調に関係しているんだそうです。
「(常在菌は)一緒にホントに住んでるという感覚で。数にしてはだいたい1000種類ぐらいで、100兆個から1000兆個みたいな。この数はホントに個人差が大きいので、重要なのは、それぐらい多くの菌に囲まれて我々は生きてるということをもう1回認識しようと」
「例えば、腸の中って、あれだけ乳酸菌とかビフィズス菌とかいう話があるので、それを知らない方ってもういらっしゃらないと思うんですけど、あれ?と。それだけじゃないよね?と。で、それを他のところはどういう役割になってんだっけ?とか、こういう症状がある人はどういうふうな環境というか、(菌の)種類がどれぐらい、何が増えてるのかとか、いろいろ今データが出てるので。それでいくと、あら?ヨーグルトをただただ食べてればいいだけの話ではなくなるなと」
下川さんは常在菌についてこんなこともおっしゃっていました。
「最近だと、いい菌の話、善玉菌がうんぬん…とかが出てきてるので、ちょっとイメージ変わってきてるかなと思いますけど、元々はやっぱりバイ菌という印象が強いと思うんですよね。バイキンマンはなんでバイキンマンって言われるかというと、元々はやっぱり感染症の源が菌だったわけですよ。細菌だったわけですよね。なので、本当に悪い菌たちもいます」
「だけど、ここで重要なのは、いい菌も悪い菌もいて、そのバランスによって、我々の症状だったり、免疫だったり…それから老化もそうなんですけど…で、お腹が痛い痛くない、みたいなのもそうなんですけど…そういう1個1個に実はいい菌も悪い菌も関わってると」
いい菌だけも駄目で、多様性とバランスが重要なんだとか。
「いい菌って言われているものも、異常に増えるとまたバランスが悪くなっちゃうんですよ」「α(アルファ)多様性っていうんですけれど、その多様性が常に保たれてる状態の、いい感じのバランスをキープできるかどうかの方がすごい重要っていう」
毎日の食事や生活習慣を見直し、菌のバランスを整えることで体のあらゆる不調を根本から解消するという菌ケア。下川さんに今日から始められる菌ケアについて尋ねると、まず挙げてくれたのは味噌汁でした。
「(食事には)必ず味噌汁を入れましょうという感じですね」「その具材に対して、ちゃんと菌を育てる具材を入れていきましょうと」「イワシのツミレとか、キノコをいろんな種類たっぷりとか」
「簡単に言うと、発酵食品を取りましょうということですね。味噌がまさに発酵食品なので」「しかも毎日飲めるし、習慣化できるので。で、1杯に換算するとすごく安いので」
また、味噌汁に関して「味噌にはこだわりぬいて欲しい」「味噌はお金のかけどころ」とおっしゃっていた下川さん。ミネラルが豊富な塩が使われている味噌をお勧めしてくれました。
下川 穣さんは、福岡県出身で1985年生まれ。大学受験の際に、遺伝子別に薬を作り分ける“ゲノム創薬”のことを知り、これはすごい世の中になるなと思って薬学部を目指していたそうですが、結局は岡山大学の歯学部に入ったんだとか。
「受験勉強途中に福山雅治さんが主演をやられてるドラマがあってですね。福山雅治さんが歯医者役だったんですよ。その歯医者役の福山雅治さんが“ゲノム創薬”を3倍ぐらい超えるカッコよさだったんで、最後コロッと歯医者に変えたっていう(笑)。そんな酷いエピソードですいません」
大学卒業後は研修や大学院を経て歯科医になった下川さんですが、そこから東京都内にあるクリニックの理事長に30歳という若さで就任したそうです。
「歯医者をやりながら、ビジネス的なこともすごく興味があったので、そういうコンサルみたいなのも実は同時並行的にやってたんですよ」
「当時、堀江さんとか三木谷さんとか、ああいう方々がメディアを賑わせていた最中だったので」「それまでは、すごい大きな会社さんがじっくり世界を動かす、っていうのが僕の当たり前だったんですけど。もちろんあの(ライブドアや楽天の)規模でも もうちっちゃくはないですけれども、要するに、100年とか50年続く会社ではなくて数年の会社が世界を変えていく、みたいなのを見て、真似事がしたくなったというか」
「もちろん目の前で患者さんを診るっていうのも非常にやりがいがありますし…なんですけどもやっぱり、自分のこの、ほとばしる思いみたいな(笑)行き先をどっかに欲しいみたいなのがあって、独学で勉強し始めるっていう」
「歯医者もやれる、かつ、ビジネス感覚がある人間がちょっと出来上がるわけですよね。で、そこ(そのクリニック)が都内にちょうど拠点を移した時に評価されて、その時に病院長をさせていただいたり…」
腸内細菌や遺伝子を専門とするクリニックの理事長になったのが「転換点だった」と下川さん。「初めて経営に携わらせていただいたっていうのもありますし、まさにそこで出会ったのが菌だった」そうです。
「たまたま東大の先生たちと共同研究する機会に恵まれまして」
「最先端の菌周りの研究のことだったり…こうやると常在菌のバランスが変わってこの疾患が治る、とか」「そういうの(情報)がバンバンバンバン入って。もうホントにこの環境っていうのは素晴らしかったんですけど…チャっとメールを打つと日本でトップの研究者の方にアクセスができるっていう」
そして、菌の凄さを知った下川さんは、クリニックの理事長を辞めて起業にチャレンジ。2018年に“菌ケア”の大切さを伝える株式会社『KINS』を立ち上げます。
「一応は何クリニックかあるような理事長をやらせていただいていたので、収入的にも安定してましたし。それで満足はできるぐらいのあれはあったんでございますけれども…」
「(この時はもう)結婚してます。これがですね、結婚がそもそも僕すごく早くて。研修医の終わりにはもう結婚してました。背負うのが好きなのかわかんないですけど。だから初年度はうちの奥さんの方が倍ぐらい給料が高くて…」
来週も引き続き、KINS代表取締役の下川穣さんをお迎えします。
KINSは、人間の体に住む常在菌をケアして健康な生活を送ろう!ということを勧めている会社。社長の下川さんは昨年11月、幻冬舎から『腸活にも、美肌にも、ダイエットにも! 菌ケアで美しくなる』という本を出しました。
「みなさん腸活って聞くと、なんとなくヨーグルトとかキムチとかですね、なんかいいんでしょ?っていうのはわかってるんですけれども、実はその可能性の本当のところっていうのは、ほぼほぼ僕はわかってないと思っていて。で、この差分がけっこう社会的にもったいないな、というのがあるので、これをぜひみなさんに伝えたいと」
菌は、ニキビ、便秘、抜け毛、不妊、不眠…など、様々な体の不調に関係しているんだそうです。
「(常在菌は)一緒にホントに住んでるという感覚で。数にしてはだいたい1000種類ぐらいで、100兆個から1000兆個みたいな。この数はホントに個人差が大きいので、重要なのは、それぐらい多くの菌に囲まれて我々は生きてるということをもう1回認識しようと」
「例えば、腸の中って、あれだけ乳酸菌とかビフィズス菌とかいう話があるので、それを知らない方ってもういらっしゃらないと思うんですけど、あれ?と。それだけじゃないよね?と。で、それを他のところはどういう役割になってんだっけ?とか、こういう症状がある人はどういうふうな環境というか、(菌の)種類がどれぐらい、何が増えてるのかとか、いろいろ今データが出てるので。それでいくと、あら?ヨーグルトをただただ食べてればいいだけの話ではなくなるなと」
下川さんは常在菌についてこんなこともおっしゃっていました。
「最近だと、いい菌の話、善玉菌がうんぬん…とかが出てきてるので、ちょっとイメージ変わってきてるかなと思いますけど、元々はやっぱりバイ菌という印象が強いと思うんですよね。バイキンマンはなんでバイキンマンって言われるかというと、元々はやっぱり感染症の源が菌だったわけですよ。細菌だったわけですよね。なので、本当に悪い菌たちもいます」
「だけど、ここで重要なのは、いい菌も悪い菌もいて、そのバランスによって、我々の症状だったり、免疫だったり…それから老化もそうなんですけど…で、お腹が痛い痛くない、みたいなのもそうなんですけど…そういう1個1個に実はいい菌も悪い菌も関わってると」
いい菌だけも駄目で、多様性とバランスが重要なんだとか。
「いい菌って言われているものも、異常に増えるとまたバランスが悪くなっちゃうんですよ」「α(アルファ)多様性っていうんですけれど、その多様性が常に保たれてる状態の、いい感じのバランスをキープできるかどうかの方がすごい重要っていう」
毎日の食事や生活習慣を見直し、菌のバランスを整えることで体のあらゆる不調を根本から解消するという菌ケア。下川さんに今日から始められる菌ケアについて尋ねると、まず挙げてくれたのは味噌汁でした。
「(食事には)必ず味噌汁を入れましょうという感じですね」「その具材に対して、ちゃんと菌を育てる具材を入れていきましょうと」「イワシのツミレとか、キノコをいろんな種類たっぷりとか」
「簡単に言うと、発酵食品を取りましょうということですね。味噌がまさに発酵食品なので」「しかも毎日飲めるし、習慣化できるので。で、1杯に換算するとすごく安いので」
また、味噌汁に関して「味噌にはこだわりぬいて欲しい」「味噌はお金のかけどころ」とおっしゃっていた下川さん。ミネラルが豊富な塩が使われている味噌をお勧めしてくれました。
下川 穣さんは、福岡県出身で1985年生まれ。大学受験の際に、遺伝子別に薬を作り分ける“ゲノム創薬”のことを知り、これはすごい世の中になるなと思って薬学部を目指していたそうですが、結局は岡山大学の歯学部に入ったんだとか。
「受験勉強途中に福山雅治さんが主演をやられてるドラマがあってですね。福山雅治さんが歯医者役だったんですよ。その歯医者役の福山雅治さんが“ゲノム創薬”を3倍ぐらい超えるカッコよさだったんで、最後コロッと歯医者に変えたっていう(笑)。そんな酷いエピソードですいません」
大学卒業後は研修や大学院を経て歯科医になった下川さんですが、そこから東京都内にあるクリニックの理事長に30歳という若さで就任したそうです。
「歯医者をやりながら、ビジネス的なこともすごく興味があったので、そういうコンサルみたいなのも実は同時並行的にやってたんですよ」
「当時、堀江さんとか三木谷さんとか、ああいう方々がメディアを賑わせていた最中だったので」「それまでは、すごい大きな会社さんがじっくり世界を動かす、っていうのが僕の当たり前だったんですけど。もちろんあの(ライブドアや楽天の)規模でも もうちっちゃくはないですけれども、要するに、100年とか50年続く会社ではなくて数年の会社が世界を変えていく、みたいなのを見て、真似事がしたくなったというか」
「もちろん目の前で患者さんを診るっていうのも非常にやりがいがありますし…なんですけどもやっぱり、自分のこの、ほとばしる思いみたいな(笑)行き先をどっかに欲しいみたいなのがあって、独学で勉強し始めるっていう」
「歯医者もやれる、かつ、ビジネス感覚がある人間がちょっと出来上がるわけですよね。で、そこ(そのクリニック)が都内にちょうど拠点を移した時に評価されて、その時に病院長をさせていただいたり…」
腸内細菌や遺伝子を専門とするクリニックの理事長になったのが「転換点だった」と下川さん。「初めて経営に携わらせていただいたっていうのもありますし、まさにそこで出会ったのが菌だった」そうです。
「たまたま東大の先生たちと共同研究する機会に恵まれまして」
「最先端の菌周りの研究のことだったり…こうやると常在菌のバランスが変わってこの疾患が治る、とか」「そういうの(情報)がバンバンバンバン入って。もうホントにこの環境っていうのは素晴らしかったんですけど…チャっとメールを打つと日本でトップの研究者の方にアクセスができるっていう」
そして、菌の凄さを知った下川さんは、クリニックの理事長を辞めて起業にチャレンジ。2018年に“菌ケア”の大切さを伝える株式会社『KINS』を立ち上げます。
「一応は何クリニックかあるような理事長をやらせていただいていたので、収入的にも安定してましたし。それで満足はできるぐらいのあれはあったんでございますけれども…」
「(この時はもう)結婚してます。これがですね、結婚がそもそも僕すごく早くて。研修医の終わりにはもう結婚してました。背負うのが好きなのかわかんないですけど。だから初年度はうちの奥さんの方が倍ぐらい給料が高くて…」
来週も引き続き、KINS代表取締役の下川穣さんをお迎えします。