塚地武雅さんが佐々木蔵之介さんとの仲を語る(2021/12/18 放送)
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先週に引き続き、今週もドランクドラゴンの塚地武雅さんをお迎えしました。
今となっては意外ですが、実はお笑いを始めた頃の塚地さんは痩せていたんだとか。
今となっては意外ですが、実はお笑いを始めた頃の塚地さんは痩せていたんだとか。
「24歳でこの世界入ったんですけど、その時は56キロでした」
「当時は(相方の)鈴木の方もちょっとぽっちゃりしてて、俺はもう痩せてて、みたいな感じで。似てる、見分けつけへん、みたいなん言われて。個性ないね、個性ないねってずっと言われてて…っていうプレッシャーもあったんですけど、なんか太りだしたら同じネタでもウケだして。あれ?これ太っててええのか?みたいになって、そっから、あれよあれよと今に至る感じですね(笑)」
「神様が太らしてくれたのか(笑)。結果、『裸の大将』とかもやらせてもらったから」
2001年に始まったフジテレビの番組『はねるのトびら』でブレイクしたドランクドラゴン。塚地さんは2003年頃から俳優としても活躍するようになりました。
「なにげに長いことやってんですよね」
「ドラマで言うと、『仔犬のワルツ』という野島伸司さんプロデュースの…」「それ、けっこう悪い役やったんですよ」「その後に『あいくるしい』というヤツで今度は交番の巡査みたいな役をやらしてもらって…みたいなのがドラマ的には始まりですかね」
そして、2006年の映画『間宮兄弟』では、佐々木蔵之介さんと兄弟役で共演。塚地さんはこの作品で、キネマ旬報、ブルーリボン賞、毎日映画コンクールの新人賞を受賞しました。
「これ、佐々木蔵之介さんとダブル主演という形で、ウソや!と思いました。あ、ドッキリ始まったんやな、とか思って。森田芳光監督やし」
「(森田監督は)コント番組を見てて、僕のやってるコントが面白くて、そのキャラクターにその感じがハマるから彼でいきたい!ってなったらしいんですよ。当時大反対だったらしいですけど(笑)監督以外は…プロデューサー含め。いやいや、どこの馬の骨なの?みたいなところやったんですが」
佐々木蔵之介さんとは『間宮兄弟』以降、何度も共演していて仲がいいんだとか。
「蔵之介さんとずっと長いことホントに兄弟みたいな感じで」
「それ(間宮兄弟)やってから次ドラマで『ハンチョウ〜神南署安積班〜』ってやつで。向こうが上司、僕が刑事の部下。で、その後(映画の)『ソロモンの偽証』ってやつで、同じ同年代の娘を持つ親同士とか。あるいは別のドラマではハッカーと刑事。(ご縁が)あるんですよ。なんやったら10本近く一緒にやってますよ」
佐々木さんとは今も交流があって、佐々木さんが結婚する時も連絡があったそうです。
「電話かかってきて、塚ちゃんって言って。結婚するわぁって言って。このトーン、なんか浮かれてないんですよ。でも俺もええ歳やし、なんか浮かれる感じでもないから、もうただただ普通に結婚するだけやから。今までと変わらへんから。落ち着いたらまた遊ぼうや、みたいな」
ちなみに、先月25日に50歳の誕生日を迎えた塚地さんはまだ独身です。
「(結婚)したいですね。ホントに相手もいなくて」
「(なんか問題あるの?って)みんなに言われるんですけどね(笑)。いやぁ、できないっすねぇ。なんでなんでしょう。とにかく自分に自信ないのと、あとはもう後輩らと遊んでることの方がメインになっちゃってんのかも ですね。(楽しちゃってない?)それもあるかもしれないです。もうこれでええかな、みたいな」
そして、恵さんから結婚へのチャレンジを勧められた塚地さんはこうおっしゃっていました。
「50の年やし、節目でもあるので、思い切ってちょっと行動に移してみます」
現在公開中の映画『梅切らぬバカ』では、加賀まりこさんとの共演で、母親と2人で暮らす自閉症の息子・忠(ちゅう)さんを演じている塚地さん。先週もおっしゃっていましたが、難しい役どころだけにオファーを受けるかどうか悩んだそうです。
「(和島香太郎)監督と直接お会いしてお話した時も、僕で大丈夫なんですか?っていう話で。なんていうんでしょうね、お笑い芸人でもあるし、ともすればフザケてると思われるかもしれないんで、入り口として、大丈夫ですか?みたいな話をしたら、そんなことは私はまったく思わないと。塚地さんの、こだわりを持ってコントキャラクターならびに役を演じてる感じと、みんなから愛されてるような感じが忠さんにぴったりだと思うんです、って言ってもらって」
「(出演を決めた理由は)ちゃんと、ニーズじゃないですけど、要望があって、この人で!って言ってくれるならこれはもうやらなきゃな、みたいなのを思ったのが一つですね。あと、台本を読ましていただいて、テーマがしっかりこの時代に必要なことでもあるので…ま、時代関係なくですけど、ずっとあるものでもあるので…この映画はホントにいい作品になる、それに携われるならやらしてもらおうと思ったのが大きいですかね」
塚地さんに和島監督がこの映画で伝えたかったことについて尋ねるとこう答えてくれました。
「僕はやっぱり、日常の大切さ。もちろん自閉症のこと、母親の、この家族の物語だったり、障害を持つ子たちの…みたいなこともあるんですが。大きく考えると、人生っていうのは1日1日の積み重ねで成り立つもので、そこにはたくさん苦労はあるけど、たくさん幸せもあるんですよ、みたいなのを教えてくれるような」
「心当たりのあるようなシーンがたぶんみなさんに多くあると思うので。いわゆる、映画の、なんかこう、うねるような展開とか涙を誘う奇跡みたいなものはないんですけど、たしかにこれが日常やし。で、観終わって、ちょっと明日から自分も頑張ろう!って思えるような作品じゃないかなって(台本を)読んで思ったので」
塚地さんは今後のドランクドラゴンについてこんなことをおっしゃっていました。
「ネタ番組とかたくさん出さして頂いて、ちょっと疲弊した時期もあったというか、疲れた自分もいたんですけど、なんかこう、昨今がちょっとネタブームみたいになってきて。ま、若い子たちの発想とかってもうホントに多方面に広がって、そこには勝てないかもしれないですけど、やっぱりちょっと鈴木とネタやりたいなと思い始めてきたので、単独ライブみたいなのをいずれはしたいなって」
最後に、塚地さんはご自身にとっての挑戦についてこう話してくれました。
「頭に浮かんだことをやってみる、ってことですかね。なんか、こういうのやりたいなぁ…って思ってやめちゃうじゃないですか。僕はまさにそうで、お笑いやりたいと思ってたのにやめて、就職して。で、結果やりたくなって。でも、そこでやめてたら終わってたわけですよ」
「(頭に)浮かんで、いや、これちょっと無理やな…って自分で思うこともやってみるってことですかね。なんかこう、全部なくすっていう怖さもあったんですけど、(僕は)やってみたんですよ。やってみて今があるから、やってみた方がいいよ、っていうのがホント、チャレンジ」
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