動画プロデューサーの明石ガクトさんはなぜ長髪なのか?(2021/10/09 放送)
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先週に引き続き、今週も動画プロデューサーの明石ガクトさんをお迎えしました。
静岡県出身で、2014年に動画制作会社のONE MEDIAを創業した明石さん。大学時代は動画のサークルで活動していましたが、卒業後すぐに動画の仕事を始めたわけではなく、一度はIT企業に就職したそうです。
「僕、要領は結構いいほうなんですよ。なので、(サラリーマンは)メッチャ楽だったんですよ。ただ、仕事がマジでつまんなくて。どうしようかな?みたいな。もうメッチャ副業してたんですよ。それは普通にWEB系の仕事の副業をしてて。もう副業をしすぎて、自分の会社員としての年収を副業が超えたんですね(笑)」
「副業のほうがやっぱり自分で請け負ってる仕事だから、真剣味がすごいというか。任せてくれた相手にちゃんと報いなきゃいけないという思いが強くて。で、これはやっぱこういう方が面白いのかもしんないな、というふうに思って。で、一回、会社を作ったんですよ。そういう(WEB系の)会社を作ったんですね」
明石さんがサラリーマンをやめて起業したのは29歳の時だったそうです。
「で、その最初に作った会社が、わりとそういうふうに儲かる分野だったんで、ぽんぽんぽんとすぐね、社員が僕ともう一人ぐらいしかいなかったんですけど、あっという間に年商1億円は超えて。で、これすごいじゃん、これもうサクサク行けんじゃん、みたいに思ったんですね」
「でも、俺はホントにこれがやりたかったのか?と(笑)。俺、動画がやりたかったんじゃなかったかな?っていうふうに思って。で、幸いなことに会社が貯金がそれなりにあったんですよ。だから、この会社を畳んで動画の会社をやろうと」
明石さんは、動画の会社を始めるにあたって上手くいっていた最初の会社を残さなかった理由をこう話してくれました。
「そういう性格なのかなぁ。まぁ、この番組はチャレンジっていうことがテーマだと思うんですけど、チャレンジする時に退路を残しておきたくないタイプなのかもしんないんですよ」
「自分の中に言い訳する余地を残していると、たとえ上手くいかなくて、それで安牌なルートを残しておいて、チャレンジしたけどダメだった、でも大丈夫です、みたいなことよりも…その時にたぶん後悔しちゃうと思うんですよ。あれ?俺これ100%120%の力でやりきったかな?っていうふうに。違うんじゃないかな?っていう」
ただし、明石さんは退路を断って挑戦することについてこんなこともおっしゃっていました。
「すごいイイ大学に行ってる学生が、もう今すぐ大学辞めて起業したいです!とか、明石さんのところで働きたいです!みたいなふうにメッセージを送ってくるんですよ。でも、これね、すごいイラッとくるんですよ、その時。いや、キミがこうなるまでに親がいくら投資してきたか、とか、どんぐらい一緒に宿題の面倒を見たか、とか思うと、もうすげえムカついて。そういうマインドだと成功できないよ?というふうに俺は思っちゃうんですね」
「社会人になって、で、自分のお金で普通に生活してると、そういう範囲の中でだったら退路を断って挑戦するっていうのはいいんだけど、誰かに養ってもらってる間っていうのは、やっぱりそこのバランス感覚ってすごい大事なんじゃないかなって」
「思うのは、僕はたぶん凡人なんですよ。それこそ天才の人の振る舞いってやっぱ違うし。凡人がなんとか頑張って自分のやりたいことをやろうっていう時に、天才じゃない自分に何があるかっていったら、そういう義理・人情・努力っていうふうなことがすごい重要なんじゃないかなって思うんですよね」
「いや、これ恥ずかしいなぁ(笑)。俺こういう話ね、普段は動画のカリスマです!みたいな顔してるから、あんまり喋ったことないんですよ、これ。初めてです(笑)」
退路を断って動画の会社を立ち上げた明石さんですが、最初のうちはなかなか上手くいかなかったとか。
「謙虚というか、そういうひたむきにやってきたらそれなりにそれまで上手くいってたんだけど、動画の会社を作ってみたら全然それだけじゃ上手くいかなかったんですよ。壁にぶち当たったんですよ。なんか頑張っても頑張ってもなんにも認められないぞっていう。そこで髪を伸ばしたんですね(笑)」
「結果論と言えば結果論なんですけど、まぁ要はぜんぜん会社の売上が立たないんですよ。1年間で5万円とかなんですよ、初年度の売上。コンビニでバイトした方がいいわけですよ。そんなお金ないから美容室とかも行けないわけですよ、なんか。時間もないし。で、だんだん髪の毛が伸びてったんですね」
「で、髪の毛がある一定まで伸びた時点で営業とか行くじゃないですか。ちょっとお客さんが僕を見る目が、なんかいい意味でも悪い意味でも変わってきたんですね。なんなんだ?何モンだコイツ?みたいな」
「で、あれ?もしかして?と思って。そこで、自信なさげじゃなく、もう動画に関しては俺の言ってることがすごい正しいんだ!ということを自分に言い聞かせて、そういうつもりで喋ったら、なんかだんだん仕事が取れるようになってきたんですよね。ある種、“動画の教祖”的なね。で、そうやって打席に立たせてもらえると、自分のその考えが正しいと証明するチャンスを貰えて。で、それの積み重ねから、だんだんいい流れが回り始めたって感じなんですよね」
「これで、髪長くて、自分の中身があんまり頑張りもしない、礼節を欠くような人間だったらこれはこれでダメだったんだと思うんですよ。そういうふうに、ひたむきさみたいな、真面目さみたいなものを長髪でうまく隠してたっていうのかな。そのバランスが良かったんじゃないかなって。今にして思うと」
今も長髪にしている明石さんは、人の見た目の大切をこう語ってくれました。
「自分というものが世の中に繋がる時に、なんかピッタリくる見た目をたぶんみんなそれぞれ持ってるんですよ、なんかしら。それを見つけるような努力を、これから一旗揚げたい人には僕は勧めますね。もちろん他のいろんなことをちゃんとやっての上ですよ。やって、その上で自分が活きる第一印象というのはどういうふうに作れんのかな?みたいな」
「僕も髪の毛の短い自分を想像できないですもん。ホントに」「(ピッタリくる見た目を)誰もが一個は持ってるはずですよ」
動画の制作会社ONE MEDIAを創業してから8期目を迎えた明石さん。会社の今後についてこうおっしゃっていました。
「こっからはやはり、より世の中にインパクトを出していくために会社を上場させないといけないと思うんですよ。で、英語だと上場ってGo publicって言うんです。いわゆる公共のものになるっていう意味なんですけど。社会の歯車になる。で、その歯車がより大きくなることだと思うんですよね」
「動画クリエイターになりたい小学生とかメッチャ増えてるんですよね。若い子を中心に、将来はYouTuberだったり動画クリエイターになりたい、みたいな。で、そういう子たちがこれからの時代にちょっと希望を持てるような、そういう意味でも僕らみたいな動画を長年やってる会社が世の中に認められて公共のものになってる、っていうふうなことはすごい大事だなと」
最後に明石さんはご自身にとっての挑戦についてこう話してくれました。
「挑戦とは、自ら壁に当たり、その壁を開くことで世の中を変えることだと思います」
「結果論ですけど、壁に当たらない挑戦って大した挑戦じゃないのかもしんないですね。そこには絶対に、これまでの風習とか伝統とか常識とか、そういう壁が立ちはだかるんですよ。その壁をあの手この手で切り開くことによって、その壁が開いた反動で世の中って変わっていく。で、そういう会社とか、そういう人がやっぱり偉大な結果を残すんじゃないかなっていうふうに僕は思います」
「そういう役割を持って自分が生まれてきたんだなっていうふうに…そうやって考えられる人生ってすごい幸せだし、挑戦しがいがあるなと思いますね」
番組では、そんな明石さんの挑戦に関するメッセージを色紙に書いて頂きました!こちらを1名様にプレゼントします。このホームページのメッセージフォームから「明石ガクトさんの色紙希望」と書いてご応募ください!
静岡県出身で、2014年に動画制作会社のONE MEDIAを創業した明石さん。大学時代は動画のサークルで活動していましたが、卒業後すぐに動画の仕事を始めたわけではなく、一度はIT企業に就職したそうです。
「僕、要領は結構いいほうなんですよ。なので、(サラリーマンは)メッチャ楽だったんですよ。ただ、仕事がマジでつまんなくて。どうしようかな?みたいな。もうメッチャ副業してたんですよ。それは普通にWEB系の仕事の副業をしてて。もう副業をしすぎて、自分の会社員としての年収を副業が超えたんですね(笑)」
「副業のほうがやっぱり自分で請け負ってる仕事だから、真剣味がすごいというか。任せてくれた相手にちゃんと報いなきゃいけないという思いが強くて。で、これはやっぱこういう方が面白いのかもしんないな、というふうに思って。で、一回、会社を作ったんですよ。そういう(WEB系の)会社を作ったんですね」
明石さんがサラリーマンをやめて起業したのは29歳の時だったそうです。
「で、その最初に作った会社が、わりとそういうふうに儲かる分野だったんで、ぽんぽんぽんとすぐね、社員が僕ともう一人ぐらいしかいなかったんですけど、あっという間に年商1億円は超えて。で、これすごいじゃん、これもうサクサク行けんじゃん、みたいに思ったんですね」
「でも、俺はホントにこれがやりたかったのか?と(笑)。俺、動画がやりたかったんじゃなかったかな?っていうふうに思って。で、幸いなことに会社が貯金がそれなりにあったんですよ。だから、この会社を畳んで動画の会社をやろうと」
明石さんは、動画の会社を始めるにあたって上手くいっていた最初の会社を残さなかった理由をこう話してくれました。
「そういう性格なのかなぁ。まぁ、この番組はチャレンジっていうことがテーマだと思うんですけど、チャレンジする時に退路を残しておきたくないタイプなのかもしんないんですよ」
「自分の中に言い訳する余地を残していると、たとえ上手くいかなくて、それで安牌なルートを残しておいて、チャレンジしたけどダメだった、でも大丈夫です、みたいなことよりも…その時にたぶん後悔しちゃうと思うんですよ。あれ?俺これ100%120%の力でやりきったかな?っていうふうに。違うんじゃないかな?っていう」
ただし、明石さんは退路を断って挑戦することについてこんなこともおっしゃっていました。
「すごいイイ大学に行ってる学生が、もう今すぐ大学辞めて起業したいです!とか、明石さんのところで働きたいです!みたいなふうにメッセージを送ってくるんですよ。でも、これね、すごいイラッとくるんですよ、その時。いや、キミがこうなるまでに親がいくら投資してきたか、とか、どんぐらい一緒に宿題の面倒を見たか、とか思うと、もうすげえムカついて。そういうマインドだと成功できないよ?というふうに俺は思っちゃうんですね」
「社会人になって、で、自分のお金で普通に生活してると、そういう範囲の中でだったら退路を断って挑戦するっていうのはいいんだけど、誰かに養ってもらってる間っていうのは、やっぱりそこのバランス感覚ってすごい大事なんじゃないかなって」
「思うのは、僕はたぶん凡人なんですよ。それこそ天才の人の振る舞いってやっぱ違うし。凡人がなんとか頑張って自分のやりたいことをやろうっていう時に、天才じゃない自分に何があるかっていったら、そういう義理・人情・努力っていうふうなことがすごい重要なんじゃないかなって思うんですよね」
「いや、これ恥ずかしいなぁ(笑)。俺こういう話ね、普段は動画のカリスマです!みたいな顔してるから、あんまり喋ったことないんですよ、これ。初めてです(笑)」
退路を断って動画の会社を立ち上げた明石さんですが、最初のうちはなかなか上手くいかなかったとか。
「謙虚というか、そういうひたむきにやってきたらそれなりにそれまで上手くいってたんだけど、動画の会社を作ってみたら全然それだけじゃ上手くいかなかったんですよ。壁にぶち当たったんですよ。なんか頑張っても頑張ってもなんにも認められないぞっていう。そこで髪を伸ばしたんですね(笑)」
「結果論と言えば結果論なんですけど、まぁ要はぜんぜん会社の売上が立たないんですよ。1年間で5万円とかなんですよ、初年度の売上。コンビニでバイトした方がいいわけですよ。そんなお金ないから美容室とかも行けないわけですよ、なんか。時間もないし。で、だんだん髪の毛が伸びてったんですね」
「で、髪の毛がある一定まで伸びた時点で営業とか行くじゃないですか。ちょっとお客さんが僕を見る目が、なんかいい意味でも悪い意味でも変わってきたんですね。なんなんだ?何モンだコイツ?みたいな」
「で、あれ?もしかして?と思って。そこで、自信なさげじゃなく、もう動画に関しては俺の言ってることがすごい正しいんだ!ということを自分に言い聞かせて、そういうつもりで喋ったら、なんかだんだん仕事が取れるようになってきたんですよね。ある種、“動画の教祖”的なね。で、そうやって打席に立たせてもらえると、自分のその考えが正しいと証明するチャンスを貰えて。で、それの積み重ねから、だんだんいい流れが回り始めたって感じなんですよね」
「これで、髪長くて、自分の中身があんまり頑張りもしない、礼節を欠くような人間だったらこれはこれでダメだったんだと思うんですよ。そういうふうに、ひたむきさみたいな、真面目さみたいなものを長髪でうまく隠してたっていうのかな。そのバランスが良かったんじゃないかなって。今にして思うと」
今も長髪にしている明石さんは、人の見た目の大切をこう語ってくれました。
「自分というものが世の中に繋がる時に、なんかピッタリくる見た目をたぶんみんなそれぞれ持ってるんですよ、なんかしら。それを見つけるような努力を、これから一旗揚げたい人には僕は勧めますね。もちろん他のいろんなことをちゃんとやっての上ですよ。やって、その上で自分が活きる第一印象というのはどういうふうに作れんのかな?みたいな」
「僕も髪の毛の短い自分を想像できないですもん。ホントに」「(ピッタリくる見た目を)誰もが一個は持ってるはずですよ」
動画の制作会社ONE MEDIAを創業してから8期目を迎えた明石さん。会社の今後についてこうおっしゃっていました。
「こっからはやはり、より世の中にインパクトを出していくために会社を上場させないといけないと思うんですよ。で、英語だと上場ってGo publicって言うんです。いわゆる公共のものになるっていう意味なんですけど。社会の歯車になる。で、その歯車がより大きくなることだと思うんですよね」
「動画クリエイターになりたい小学生とかメッチャ増えてるんですよね。若い子を中心に、将来はYouTuberだったり動画クリエイターになりたい、みたいな。で、そういう子たちがこれからの時代にちょっと希望を持てるような、そういう意味でも僕らみたいな動画を長年やってる会社が世の中に認められて公共のものになってる、っていうふうなことはすごい大事だなと」
最後に明石さんはご自身にとっての挑戦についてこう話してくれました。
「挑戦とは、自ら壁に当たり、その壁を開くことで世の中を変えることだと思います」
「結果論ですけど、壁に当たらない挑戦って大した挑戦じゃないのかもしんないですね。そこには絶対に、これまでの風習とか伝統とか常識とか、そういう壁が立ちはだかるんですよ。その壁をあの手この手で切り開くことによって、その壁が開いた反動で世の中って変わっていく。で、そういう会社とか、そういう人がやっぱり偉大な結果を残すんじゃないかなっていうふうに僕は思います」
「そういう役割を持って自分が生まれてきたんだなっていうふうに…そうやって考えられる人生ってすごい幸せだし、挑戦しがいがあるなと思いますね」
番組では、そんな明石さんの挑戦に関するメッセージを色紙に書いて頂きました!こちらを1名様にプレゼントします。このホームページのメッセージフォームから「明石ガクトさんの色紙希望」と書いてご応募ください!