黒沢薫さんがゴスペラーズ、そしてソロでの挑戦を語る(2015/11/07 放送)
先週に引き続き、今週もゴスペラーズの黒沢薫さんをお迎えしました。
黒沢さんがゴスペラーズの一員としてプロを意識したのは大学生の時だったそうです。「やりたいなと。他に(コーラスグループが)いないからなんとかなんじゃないの?っていう。で、やっぱり引きも来たんですよね。いろんなレコード会社からちょっと会いたいんだけど、っていうような。その中から、じゃあCDを出そうって言ってくれたのが、ラッツ&スターの佐藤善雄さんなんですよね」
ゴスペラーズは最初の頃、ヒップホップのイベントの合間に歌うなど、コーラスの仕事があればどこへでも行ったそうです。「抵抗なくいろんなところに行かないと仕事がなくなる人たちだったんですよ。自分たちの音楽性とか言ってたらどこでも歌えないので。それこそコーラスの仕事があるっていったら、行きます!行きます!って言って」
「武部(聡志)さんとかとももの凄い長い付き合いですよ。『LOVE LOVEあいしてる』(テレビ番組)の頃にちょっとコーラスやってくれって言われて、当時、僕ら譜面苦手なのに譜面ドバって渡されて、じゃこれ覚えてきてって。みんなで泣きながら練習ですよ」
ちなみに、ゴスペラーズのギャラは全員均等で、印税に関しても、誰が作詞作曲をしても全員で割るんだとか。「本当かどうか僕はまだ疑ってるんですけど。リーダーだけリーダー手当もらってねえかなとか(笑)。もらってていいんですけど。プロになる前に話をしたんですよ。だから良かったんです。これだからブレイクした後、話したら大モメですよ。プロになる前に、金と女でだいたい解散すると。音楽性の違いでは解散しないという話になりまして」
また、ゴスペラーズではアルバムを作る時に、メンバー間でコンペを行って収録曲を決めるそうです。「やっぱりなんかサボらないんですよね。今回俺いいわってないんですよ。一応、曲作り期間に1曲も出さないってヤツはいなくて。大抵みんな何曲か出してきて落ちるとちゃんと悔しがるんですよ」
黒沢さんのこれからのゴスペラーズについても話してくれましたが、20周年のツアーでやったミュージカルテイストのライブが良かったので、英語で歌い直したりせずにそのまま海外に…という話もあるんだとか。
「将来的にはいわゆる日本と同じまんまでパッケージのツアーとかを海外に持って行くっていうのはどうかね、っていうような話が今出つつあります。日本でやってることがわりと良いと思うんだよねって。これ、海外に移してみたら海外の人も意外と良いと言ってくれるんじゃないかな?っていうようなとこまでは来たような気がしてて。日本語でいいと思います。それが僕らの今の長期的な目標といいますかそういうことですね」
先週、ソロ活動10周年記念シングル「Supernova duet with 三浦大知」をリリースした黒沢さん。カップリングの「愛とは」という曲は、Ms.OOJAさんとの男女デュエットになっています。「彼女ともイベントで一緒になってから急速に仲良くなりまして、ウチにカレー食べに来たりとか(笑)一緒にセッションしたりとかしている仲で」
黒沢さんがゴスペラーズの一員としてプロを意識したのは大学生の時だったそうです。「やりたいなと。他に(コーラスグループが)いないからなんとかなんじゃないの?っていう。で、やっぱり引きも来たんですよね。いろんなレコード会社からちょっと会いたいんだけど、っていうような。その中から、じゃあCDを出そうって言ってくれたのが、ラッツ&スターの佐藤善雄さんなんですよね」
ゴスペラーズは最初の頃、ヒップホップのイベントの合間に歌うなど、コーラスの仕事があればどこへでも行ったそうです。「抵抗なくいろんなところに行かないと仕事がなくなる人たちだったんですよ。自分たちの音楽性とか言ってたらどこでも歌えないので。それこそコーラスの仕事があるっていったら、行きます!行きます!って言って」
「武部(聡志)さんとかとももの凄い長い付き合いですよ。『LOVE LOVEあいしてる』(テレビ番組)の頃にちょっとコーラスやってくれって言われて、当時、僕ら譜面苦手なのに譜面ドバって渡されて、じゃこれ覚えてきてって。みんなで泣きながら練習ですよ」
ちなみに、ゴスペラーズのギャラは全員均等で、印税に関しても、誰が作詞作曲をしても全員で割るんだとか。「本当かどうか僕はまだ疑ってるんですけど。リーダーだけリーダー手当もらってねえかなとか(笑)。もらってていいんですけど。プロになる前に話をしたんですよ。だから良かったんです。これだからブレイクした後、話したら大モメですよ。プロになる前に、金と女でだいたい解散すると。音楽性の違いでは解散しないという話になりまして」
また、ゴスペラーズではアルバムを作る時に、メンバー間でコンペを行って収録曲を決めるそうです。「やっぱりなんかサボらないんですよね。今回俺いいわってないんですよ。一応、曲作り期間に1曲も出さないってヤツはいなくて。大抵みんな何曲か出してきて落ちるとちゃんと悔しがるんですよ」
黒沢さんのこれからのゴスペラーズについても話してくれましたが、20周年のツアーでやったミュージカルテイストのライブが良かったので、英語で歌い直したりせずにそのまま海外に…という話もあるんだとか。
「将来的にはいわゆる日本と同じまんまでパッケージのツアーとかを海外に持って行くっていうのはどうかね、っていうような話が今出つつあります。日本でやってることがわりと良いと思うんだよねって。これ、海外に移してみたら海外の人も意外と良いと言ってくれるんじゃないかな?っていうようなとこまでは来たような気がしてて。日本語でいいと思います。それが僕らの今の長期的な目標といいますかそういうことですね」
先週、ソロ活動10周年記念シングル「Supernova duet with 三浦大知」をリリースした黒沢さん。カップリングの「愛とは」という曲は、Ms.OOJAさんとの男女デュエットになっています。「彼女ともイベントで一緒になってから急速に仲良くなりまして、ウチにカレー食べに来たりとか(笑)一緒にセッションしたりとかしている仲で」
「今回のソロ活動って全部仲間で作ったんですよね。普段から遊んだり一緒に飯食ってる人たちの中から。だから、作家陣もそれこそインディーとかでやってて素晴らしい曲を作ったり、素晴らしい詞を書くシンガーソングライターだったり。でも、インディーだとどうしても届くパイっていうのが限られているじゃないですか。で、それを紹介したくなって」
女性とのデュエットは黒沢さんがソロ活動を始めた頃からの挑戦で、「ソロをやったら絶対に女性とデュエットする」と決めていたそうです。「彼女は凄い倍音が、下(低音)の響きが凄いんですね。で、僕は上の響きが出るので。イメージしたのはピーボ・ブライソン&レジーナ・ベルの『A Whole New World』(ディズニー映画『アラジン』の主題歌)みたいな響きになるんじゃないかなと思ったんです。そしたらドンピシャで」
そんなMs.OOJAさんとのデュエットについて、「曲のタイトルが『愛とは』ってずいぶん大上段に構えた…」と黒沢さん。最近は40代になった今、どういう歌詞を歌うべきかを考えるようになったそうです。
「最初は恋愛のことだけ歌ってればよかったんです、35の時はね。それで十分形として成り立つので。でも、なんか今はそれでもう1回ファーストラブの曲を歌うのってアホみたいじゃないですか。お前40過ぎて何やってんだよ!みたいな(笑)。色ぼけジジイだよ!みたになるじゃないですか。もう1回あの日の恋を…っていう年でもないし。だとするろ何を歌うかと言ったら、続いていく日々のことを愛するっていう歌を歌うしかないんですよ」
「あと、ギャップが最近面白くなってきて。女性と男性、考えてること違うっていうのはいろんな雑誌とかでも言われるようになってきたじゃないですか。僕、全然、女性のことってたぶんわからないんだけど、それを読んでるのが凄い好きで。おもしれえ、あ、ここでケンカになんのかぁ、わかる〜みたいな。この『愛とは』っていう歌は、わかりあえないんだから話すしかないよっていう、ある意味、良い意味での諦めみたいな歌なんですけど」
そして、ソロでのツアーも始まる黒沢さん。今回のツアーは2形態で行うそうで、前半の“カジュアル・スタイル”はアコースティック編成。黒沢さん家のカレーパーティーに来るような仲間の中からそれぞれの土地に縁のある人をゲストに迎えて行うんだとか。
また、後半の“アーバン・スタイル”はソウル・ショーで、ビルボード・ライブやブルーノートに来る外国人アーティストのライブを日本語に置き換えたような内容になるそうです。「僕はそもそもソロでやりたい、これがやれたらカッコイイなって思ってたことっていうのはそれなので、やっとそれがスタイルとしてできてきましたね」
最後に“挑戦”について伺うと、黒沢さんは「あまり自分で挑戦してるというイメージがなくてですね。面白がってるだけなんですよね。これ出来たら面白そう。これできたらもっと楽しいんじゃないの?っていうのが僕にとっての挑戦なんだと最近思います」と答えてくれました。
「これはやれないとダメだから絶対押さえといて、っていうふうにやったことがないですよね。いや、ホントはやんなきゃいけないんですよ。僕が喋ったことを挑戦だとみなさんが言ってくれてるっていうのは、単純に僕が面白がってやってることなんです。新鮮に楽しんでやれること」
番組では、そんな黒沢薫さんの挑戦に関するメッセージを色紙に書いて頂きました!こちらの色紙を1名様にプレゼントします。このホームページ右のメッセージフォームから「黒沢薫さんの色紙希望」と書いてご応募ください!