武田真治さんがミュージカル『パレード』を語る(2021/01/02 放送)
先週に引き続き、今週も武田真治さんをお迎えしました。
1月15日から池袋の東京芸術劇場にて上演されるミュージカル『パレード』に出演する武田さん。このミュージカルについてこんなふうに話してくれました。
「実話に基づいているお話で、1913年、今からおよそ100年前。アメリカで実際に起きた冤罪事件が題材になってるんです」
「南北戦争終結から半世紀後、戦没者追悼パレードが行われている南部ジョージア州アトランタが舞台なんですが、13歳の少女が亡くなってしまったことで、そのあまりの悲しみに、誰かを犯人に祭り上げないと民衆が落ち着かないという政治操作もあり、北部から来たユダヤ人の方を犯人として吊し上げてしまうんです」
「少女の殺人事件が起きて、犯人がわからなかったので、でっち上げちゃうんですね。で、その犯人を見つけたぞ!っていうことで政治的に出世したい人の思惑だったり、北部と南部の仲の悪さもあって、北部から来たアイツのせいにしようという差別意識が働いちゃったり…。そういうなかなかヘビーなお話で」
「実はこれ、4年前に初演した時に凄く反響がありまして。誰かを犯人に仕立て上げてしまうという怖さが、今のSNS社会っていうんでしょうか、そういうものにも投影できる題材だったりすることもあって」
そんなミュージカル『パレード』で無実の罪を着せられてしまう主人公レオ・フランクを演じるのは石丸幹二さん。そして、武田さんは新聞記者のブリット・クレイグを演じます。
「真犯人ではない北部から来たユダヤ人の方を犯人として面白おかしく新聞記事を書き立ててしまう民衆側の1人なんです。南部の地域では、北部の人の悪口を言ったりすることが新聞の発行部数が伸びるということで、この冤罪事件に加担してしまうんですね。しかも悪気なく」
「この作品のちょっと奇妙なところは、今の常識で言うと悪いことをしてるんですけど、誰もが正しいことをしてると思って、生き生きと人を追い詰めてしまってるんです。こういうことって、もしかしたら今の時代でもあるし、これからもなくならない、人間の怖さなのかな、みたいなことを…。悪いことを悪い顔でしてるんじゃなくて、良かれと思ってやってるというのが最も怖いんじゃないか、という問題提起の作品です」
武田さんは、役者という仕事についてこんなことをおっしゃっていました。
「人間活動というか…ときに楽しいだけじゃない時も もちろんあるんですが、人の痛みを知る機会ってなかなかないというか。もし見たくなければ、ニュース番組が始まったらチャンネルを変えれば、知らずに済むような時代に生まれてますよね、我々。そういった意味では、人の痛みを知る手段かなぁ、みたいに思ったりしてますね」
「上手い言葉はちょっと見つからないんですが、僕、役者っていう仕事に関しては幸運な仕事だと思いますし、誰にでもチャンスがあるものだとも思ってない。なので、こういうチャンスが巡ってきたら全うしたいな、っていう思いが強くてやらせて頂いていて。演じることそのものがどんだけ大好きか、って言われたら、なんかちょっといまだに…。30年もやってなさけないんですが、まだそういう状況だったりしますね」
ちなみに、恵さんは、2019年のドラマ『凪のお暇』(なぎのおいとま)」で武田さんが演じたスナックのママを絶賛していました。
「ありがとうございます」「あの役は、そんなに出ずっぱりの役ではないんですけど、自分にとってホントにありがたい当たり役だったなと思ってます。自分で言うのはなんですけど、僕の役者人生においてベストアクトの1つだと思っております。嬉しいです。そのように評価して頂いて」
2020年の武田さんは、サックスプレイヤーとして実に24年ぶりとなるメジャーレーベルからのソロアルバム『BREATH OF LIFE』をリリース。また、結婚したことも話題となりました。
「(結婚して)良かったと思います。少なくともちょっと僕、偏食気味だったりするので。そういった意味でも栄養管理して頂いたりして、妻には感謝してます」
「(若い頃は結婚は)したくなかったですね。なんだろう、数をこなしたかったって言うと(笑)…番組終盤でなんてこと言うんだって(笑)。でも、なんでしょうね。愚かな若者の夢の一つでもありませんか?そういう感情も。恵さんもそうでしたよね?」
後2年で50歳になる武田さんは、現在のご自身についてこうおっしゃっていました。
「充実してると思います。なにより凄く健康なんです。あと、初めて会う人、今日のように久しぶりに会話する人とも凄く新鮮に楽しく会話もできますし、毎日、目が覚めるのが楽しみなんですよね。体を鍛えて、いつも日課にしてるベンチプレスウォーマーを上げられたっていうのも凄く毎日嬉しいですし、お腹が空くこともご飯食べてお腹満たすことも…」
最近はその筋肉でも注目を集める武田さんですが、ご飯は「メチャメチャ食べますね」とのことで、食事制限をしたこともないんだとか。
「僕はほとんど炭水化物で出来てますね。パスタをおかずにご飯を食べちゃう、みたいな。(お酒は)けっこう飲みますよ。でも、それを上回る運動をすれば別にいいのかな、というか。やりたい放題できるって幸せですよね。僕、世界一幸せモンなんじゃないかって思えてきました」
最後に、武田さんはご自身にとっての挑戦についてこう話してくれました。
「チャレンジとは、、、人生だ!(笑)。シンプルですいません。生きてるぞ!っていう実感をできるような、トキメキを持って取り組むようなことって、やっぱり心を豊かにしてくれますよ。そして、どんなささやかなことでもいいので自分がトキめく方に進んでいきたいものですよね」
番組では、そんな武田さんの挑戦に関するメッセージを色紙に書いて頂きました!こちらを1名様にプレゼントします。このホームページのメッセージフォームから「武田真治さんの色紙希望」と書いてご応募ください!
1月15日から池袋の東京芸術劇場にて上演されるミュージカル『パレード』に出演する武田さん。このミュージカルについてこんなふうに話してくれました。
「実話に基づいているお話で、1913年、今からおよそ100年前。アメリカで実際に起きた冤罪事件が題材になってるんです」
「南北戦争終結から半世紀後、戦没者追悼パレードが行われている南部ジョージア州アトランタが舞台なんですが、13歳の少女が亡くなってしまったことで、そのあまりの悲しみに、誰かを犯人に祭り上げないと民衆が落ち着かないという政治操作もあり、北部から来たユダヤ人の方を犯人として吊し上げてしまうんです」
「少女の殺人事件が起きて、犯人がわからなかったので、でっち上げちゃうんですね。で、その犯人を見つけたぞ!っていうことで政治的に出世したい人の思惑だったり、北部と南部の仲の悪さもあって、北部から来たアイツのせいにしようという差別意識が働いちゃったり…。そういうなかなかヘビーなお話で」
「実はこれ、4年前に初演した時に凄く反響がありまして。誰かを犯人に仕立て上げてしまうという怖さが、今のSNS社会っていうんでしょうか、そういうものにも投影できる題材だったりすることもあって」
そんなミュージカル『パレード』で無実の罪を着せられてしまう主人公レオ・フランクを演じるのは石丸幹二さん。そして、武田さんは新聞記者のブリット・クレイグを演じます。
「真犯人ではない北部から来たユダヤ人の方を犯人として面白おかしく新聞記事を書き立ててしまう民衆側の1人なんです。南部の地域では、北部の人の悪口を言ったりすることが新聞の発行部数が伸びるということで、この冤罪事件に加担してしまうんですね。しかも悪気なく」
「この作品のちょっと奇妙なところは、今の常識で言うと悪いことをしてるんですけど、誰もが正しいことをしてると思って、生き生きと人を追い詰めてしまってるんです。こういうことって、もしかしたら今の時代でもあるし、これからもなくならない、人間の怖さなのかな、みたいなことを…。悪いことを悪い顔でしてるんじゃなくて、良かれと思ってやってるというのが最も怖いんじゃないか、という問題提起の作品です」
武田さんは、役者という仕事についてこんなことをおっしゃっていました。
「人間活動というか…ときに楽しいだけじゃない時も もちろんあるんですが、人の痛みを知る機会ってなかなかないというか。もし見たくなければ、ニュース番組が始まったらチャンネルを変えれば、知らずに済むような時代に生まれてますよね、我々。そういった意味では、人の痛みを知る手段かなぁ、みたいに思ったりしてますね」
「上手い言葉はちょっと見つからないんですが、僕、役者っていう仕事に関しては幸運な仕事だと思いますし、誰にでもチャンスがあるものだとも思ってない。なので、こういうチャンスが巡ってきたら全うしたいな、っていう思いが強くてやらせて頂いていて。演じることそのものがどんだけ大好きか、って言われたら、なんかちょっといまだに…。30年もやってなさけないんですが、まだそういう状況だったりしますね」
ちなみに、恵さんは、2019年のドラマ『凪のお暇』(なぎのおいとま)」で武田さんが演じたスナックのママを絶賛していました。
「ありがとうございます」「あの役は、そんなに出ずっぱりの役ではないんですけど、自分にとってホントにありがたい当たり役だったなと思ってます。自分で言うのはなんですけど、僕の役者人生においてベストアクトの1つだと思っております。嬉しいです。そのように評価して頂いて」
2020年の武田さんは、サックスプレイヤーとして実に24年ぶりとなるメジャーレーベルからのソロアルバム『BREATH OF LIFE』をリリース。また、結婚したことも話題となりました。
「(結婚して)良かったと思います。少なくともちょっと僕、偏食気味だったりするので。そういった意味でも栄養管理して頂いたりして、妻には感謝してます」
「(若い頃は結婚は)したくなかったですね。なんだろう、数をこなしたかったって言うと(笑)…番組終盤でなんてこと言うんだって(笑)。でも、なんでしょうね。愚かな若者の夢の一つでもありませんか?そういう感情も。恵さんもそうでしたよね?」
後2年で50歳になる武田さんは、現在のご自身についてこうおっしゃっていました。
「充実してると思います。なにより凄く健康なんです。あと、初めて会う人、今日のように久しぶりに会話する人とも凄く新鮮に楽しく会話もできますし、毎日、目が覚めるのが楽しみなんですよね。体を鍛えて、いつも日課にしてるベンチプレスウォーマーを上げられたっていうのも凄く毎日嬉しいですし、お腹が空くこともご飯食べてお腹満たすことも…」
最近はその筋肉でも注目を集める武田さんですが、ご飯は「メチャメチャ食べますね」とのことで、食事制限をしたこともないんだとか。
「僕はほとんど炭水化物で出来てますね。パスタをおかずにご飯を食べちゃう、みたいな。(お酒は)けっこう飲みますよ。でも、それを上回る運動をすれば別にいいのかな、というか。やりたい放題できるって幸せですよね。僕、世界一幸せモンなんじゃないかって思えてきました」
最後に、武田さんはご自身にとっての挑戦についてこう話してくれました。
「チャレンジとは、、、人生だ!(笑)。シンプルですいません。生きてるぞ!っていう実感をできるような、トキメキを持って取り組むようなことって、やっぱり心を豊かにしてくれますよ。そして、どんなささやかなことでもいいので自分がトキめく方に進んでいきたいものですよね」
番組では、そんな武田さんの挑戦に関するメッセージを色紙に書いて頂きました!こちらを1名様にプレゼントします。このホームページのメッセージフォームから「武田真治さんの色紙希望」と書いてご応募ください!