バービーさんがピーチジョンとコラボした下着への思いを語る(2020/11/14 放送)
今週は、お笑いコンビ、フォーリンラブのバービーさんにリモートでお話を伺いました。
恵さんとは『ひるおび』で共演中のバービーさん。今月11月4日には、FRaU(フラウ)webでの連載に書き下ろしも追加した初のエッセイ集『本音の置き場所』が発売となりました。
「私は、芸人を始める前からものを書きたいなっていう気持ちがあって。でも、書くことのハードルが高すぎたんですね、憧れが。だから、書かせてもらえて本になったっていうのはメチャメチャ嬉しかったです」
バービーさんは、この本に込めた思いをこう話してくれました。
「人生を生きていく中で変わっていくかもしんないけど、今現時点での本音はこれで、そのモヤモヤとかが回収できるようになった時にまたそれを持って帰りたいので置かせてください、仮置きさせてください、っていうつもりでタイトルを『本音の置き場所』ってしたんですけど…」
「それを私が書いてるうちに、皆さんは、なんかちょっと救われたよ、とか、言語化してくれてありがとう、って言ってくれて。それを聞くだけで、なんか私はもう昇華されちゃった気持ちがあるんですよ、このモヤモヤも」
「だから、それはそれで良かったなと思いつつも伝えたいことっていうと、みなさんが自分の足で一歩を踏み出すようなきっかけとかになってくれたらなぁって。こんなに痛い思いしてるし、恥ずかしい思いしてるし(笑)っていうのを踏まえて、思ってもらえたら」
そんな『本音の置き場所』では、いろいろなことを赤裸々に打ち明けているバービーさん。“お笑い偏差値コンプレックス”という章では、ご自身が迷ったり悩んだりした時によくやるという“キャラクターの因数分解”について書いています。
「自然と出来上がっていったシステムっていうか、ノートにいろいろ書き溜めるのが元々好きだったので。で、自分の本質に向き合うにはどうやったらいいか、外側を覆ってる本質じゃないものを剥いていく作業ってどうだろう、って考えた時に生まれたやり方です」
“キャラクターの因数分解”では、「下品」「汚い」「ブス」といった悪いものから「明るい」「元気」といった良いものまで、周りから言われたことのある言葉や、目指すもの、パブリックイメージなど、自分について連想する言葉を書き出していくそうです。
恵さんとは『ひるおび』で共演中のバービーさん。今月11月4日には、FRaU(フラウ)webでの連載に書き下ろしも追加した初のエッセイ集『本音の置き場所』が発売となりました。
「私は、芸人を始める前からものを書きたいなっていう気持ちがあって。でも、書くことのハードルが高すぎたんですね、憧れが。だから、書かせてもらえて本になったっていうのはメチャメチャ嬉しかったです」
バービーさんは、この本に込めた思いをこう話してくれました。
「人生を生きていく中で変わっていくかもしんないけど、今現時点での本音はこれで、そのモヤモヤとかが回収できるようになった時にまたそれを持って帰りたいので置かせてください、仮置きさせてください、っていうつもりでタイトルを『本音の置き場所』ってしたんですけど…」
「それを私が書いてるうちに、皆さんは、なんかちょっと救われたよ、とか、言語化してくれてありがとう、って言ってくれて。それを聞くだけで、なんか私はもう昇華されちゃった気持ちがあるんですよ、このモヤモヤも」
「だから、それはそれで良かったなと思いつつも伝えたいことっていうと、みなさんが自分の足で一歩を踏み出すようなきっかけとかになってくれたらなぁって。こんなに痛い思いしてるし、恥ずかしい思いしてるし(笑)っていうのを踏まえて、思ってもらえたら」
そんな『本音の置き場所』では、いろいろなことを赤裸々に打ち明けているバービーさん。“お笑い偏差値コンプレックス”という章では、ご自身が迷ったり悩んだりした時によくやるという“キャラクターの因数分解”について書いています。
「自然と出来上がっていったシステムっていうか、ノートにいろいろ書き溜めるのが元々好きだったので。で、自分の本質に向き合うにはどうやったらいいか、外側を覆ってる本質じゃないものを剥いていく作業ってどうだろう、って考えた時に生まれたやり方です」
“キャラクターの因数分解”では、「下品」「汚い」「ブス」といった悪いものから「明るい」「元気」といった良いものまで、周りから言われたことのある言葉や、目指すもの、パブリックイメージなど、自分について連想する言葉を書き出していくそうです。
「やってる時に反対語を探したり、類義語を検索したりとかするんですけど、そうすると言葉の裏の意味も見えてきたりとか。あ、こういうことを言いたいけど、類義語で出てきたこっちのことをホントは言いたかったのかな?とか。そういうものもひっくるめて、あ、じゃあこれが本質なのかな、っていうのに近づけるかなと思ったんです」
「見てる人が勝手に投影してくる職業じゃないですか、表に出てるっていうのは。だからこそ、自分がどこにあるかわからなくなる時があるんで、見失わないようにしたいなっていう気持ちもあってやってたかもしれないです」
バービーさんにとって大きなチャレンジとなったのが、ご自身がプロデュースを手がけたブラジャー。今年2月に「ピーチ・ジョン」から発売されましたが、評判が良く、すでに第2段が決まっているんだとか。
「私は夜の社交場を練り歩きまして。ブラジャー作りたいんだ!メーカーの人知らないか?って。もう3年4年ぐらい前から動いていて」「門前払い食らうようなこともあったし…」
「女性が抱えているモヤモヤみたいなものが、ブラジャー周りとかってギュッと濃縮されてるような気がしてて。大きい人だったら隠さなきゃいけないとか、小さい人なら盛らなきゃいけないとかっていう概念があって。なんでそのままじゃダメなんだろう?っていう。風潮に疑問も持ってたし、そもそも既製品で合うものがあまりなかった、っていうところがきっかけでした」
バービーさんが手がけたブラジャーは、サイズ展開が豊富なんだそうです。
「上の方(大きい人用)が多い、って感じですかね。で、小さい、下の方も揃えてるんですけど。あと、みなさん、ワイヤーっていうものが当たって、毎日痛いのを我慢して付けてたりする人が多いんですよ。刺さってアザになったりとか。そこからちょっと開放されるようなものがいいなと思って。そこはもう開発の域ですね」
「今回、ピーチジョンさんから発売してるんですけど、その時に私もうこのチャンスを逃したらダメだと思って、一人でプレゼンしに乗り込んでるんですね」
「その時も、機能性だとかそういうことじゃなくて、思いだけを伝えました。既製品で声を上げられない消費者がたくさんいるんだってことがメーカーに届いてないと思います、ってことと、日本では自由に自分を表現できるっていう風潮がブラジャーにはあまりないから、アンダーが大きい人でも自分の体がちょっといいじゃん!ってテンション上がれるようなブラジャーって日本にはあまりないですよねって」
「コンプレックスを胸に抱く必要はないけど、コンプレックスを抱いてる女性はかなり多いと思うんです」
バービーさんは1984年、北海道生まれ。大学生になって上京するまではずっと地元で育ったそうです。
「小中高、町から出たことがない、っていう生粋の田舎っ子ですね。私はホントに思春期以降も男の子と喋れないぐらい、ホントにシャイで…身近な子しか喋れないっていう感じの。だけど、やっぱりなぜか堂々とだけはしていたので(笑)、たぶんそこは不思議だなって思われてたと思います」
そんなバービーさんがお笑いの道に進むきっかけは、大学時代にワタナベエンターテインメントの養成所に入ったことだったとか。
「書きものがしたくて、いろんな養成所を回ったんですよ。その中の一つにワタナベの放送作家コースっていうのがあって。で、そこで門を叩いたら、放送作家って番組作りをする作家で、脚本家でも小説家でもなんでもないんだよ、って教えてもらったんですけど、職員さんが私の顔を見て、いやいやいやいやいや、芸人だろって(笑)。あ、そうですか?なんて言って、そのまんまオーディションを受けたりなんかして」
「シャイだから、養成所に入ったはいいものの、ネタ見せもほとんど出てないんですよね」
「お笑い偏差値ってたぶん私はないんですけど、その場の空気を読むっていうのは、私はちっちゃい時からそういうことをしてたフシがあると思うので、こうしたら人は喜ぶかな?とかは考えてたかもしれないですね」
エッセイでも書かれていたように、養成所に入った当初、いじられることがショックだったというバービーさん。いじりとイジメの境界線についてはこんなことをおっしゃっていました。
「どの土俵に立ってるかが凄い大事だと思うんですね。ここはいじり合っていい世界だよ、なのか。普通に生きてるのに急にいじってきたら、道端歩いてるのに急にストレートをカマしてきた、みたいな感じの威力じゃないですか。だから、そこはTPOというか、人の関係性だったり、セオリーがどこで成り立ってるか、とかも関係あんのかなっていうのは思いました」
来週も引き続き、フォーリンラブのバービーさんをお迎えします!