横山剣さんが語るクレイジーケンバンド誕生秘話(2015/10/10 放送)
先週に引き続き、今週もクレイジーケンバンドの横山剣さんをお迎えしました。
横山さんがクレイジーケンバンドを結成したのは97年のこと。2005年にはテレビドラマ『タイガー&ドラゴン』の同名主題歌がヒットしますが、この頃もレコード会社はまだインディーズで、完全にメジャーレーベルの所属になったのは2009年からだそうです。
ちなみに「タイガー&ドラゴン」は元々、2002年に発表した曲で、印象的な♪俺の、俺の、俺の、と3回繰り返すところは、横山さんによると「偶然のたまもの」とのこと。レコーディングエンジニアが調整のために同じところをリピートしていたのを横山さんが気に入って、3回繰り返すように編集してもらったんだとか。
横山さんは2009年のメジャーデビューについてこんなことをおっしゃっていました。「最初からメジャーだとやる前からスタイルがスポイルされちゃう可能性があるかな、とかっていう危惧があったんですけど、今の時代は昔と違って、割と自由な創作活動をみんなできているので…」
「ある存在感までいっちゃえばどこに行っても大丈夫だと思うんですけど、確立するまでは自分でやった方がいいかなと僕は思ったんですね。と同時に、メジャーじゃないとでないダイナミズムってのもあるわけですね」「こじんまりとした良さも大事なんだけど、どっちも欲しいんで…ってことは、大は小を兼ねるってことで、大がいいってこと。だからメジャーいいなと思うんですけども」
横山さんに「格好いい」と思う男、大人は誰ですか?と訊ねると、上がってきた名前は、勝新太郎さん。「絶対に無理だから憧れるというか。あそこまで破天荒な生き方はできないですからねぇ」とおっしゃっていました。
そんな横山剣さん率いるクレイジーケンバンドは、今年8月に16枚目のアルバム『もうすっかりあれなんだよね』をリリース。横山さんは今回のコンセプトについてこう話してくれました。
「“探していたあれ”が見つかるアルバム、みたいな。洋服屋さんに行って、何買うか決めないで、良い予感がしたんでその洋服屋さんに入ると、見つかった!これがあれなんだ!みたいな。レコード屋さんでもそうですけど、そういうCDでありたいな、という思いですね」
そして、現在はそんなニューアルバムをひっさげてのツアー中です。「今回は行ったことのない土地にも行ったりしてるんですけども、それもチャレンジですよね。あと、凄く年齢層が幅広いので、そういう人たちが一つの同じ会場にいることはなかなかないことなんで、嬉しいなと思いますね」
また、クレイジーケンバンドは通常のツアーとは違うライブも積極的に開催しています。「いわゆるライブ会場ではないような、非日常の空間で、ぜんぶ空気感も含めてですね、それもセットにしてやると、そのシチュエーションによってまたマジックがかかるんじゃないか?っていう実験から始まったんです」
「箱根の温泉旅館から始まったんですけど。一泊二日にしてお客さんと飯食ったり(笑)。みんな浴衣。で、メンバーも浴衣で演奏して、お客さんが我々のサウンドで生オケをして歌うコーナーがあったりとか。抽選に当たったお客さんがCKBをバックに歌える。今年も淡路島の旅館と箱根のホテルで…」
「昔の、昭和の、にっかつ映画とか東映の映画とか観ると、そういう格好いいラウンジがあったりとか、いろいろあるんですけど、現存しなかったり、絶滅してたりするわけで。じゃあ、その空間を作っちゃえ、みたいな。現実の世界に持ってきちゃえ、みたいな感じですね」
再来年には結成20周年を迎えるクレイジーケンバンドですが、意外にも、当初は営業のために組んだ臨時のバンドだったとか。「福生の植木屋さんのパーティーと、静岡の車屋さんのパーティー(笑)、この2本をやるためだけに臨時で集めたバンドだったんですね。その2本だけやったら終わるんじゃないか、ぐらいの話だったのがですね、続いちゃって…このメンバーしかいない、とその時思ったんですね」
「というのは、曲順何にも決めないで、その時お客さんから来たリクエストを受けて、そのままばっとやったりとかですね。もう人間ジュークボックス化しようっていう感じで、それに答えてくれた。こんな痛快なメンバーはいないなと思ってね」
最後に「横山さんにとって挑戦とはなんですか?」と訊ねると、こう答えてくれました。「やりがい。やりがいのあるものであればいいんですけど、やってみないとわかんないんでやる、っていう。『あ、やるときゃやらなきゃダメなのよ。』♪やれーばーできるよ〜って曲があるんですけど、ホントにやればできるかどうかってやってみないとわかんないからとにかくやる、っていう。ダメでも」
「わりとチャレンジャーでいたい、っていうのはありますね。よく止められますけどね(笑)。やめた方がいいとかね。やって失敗はあるかもしれないけど、やらない後悔の方がイヤですね、やって後悔するよりも」
番組では、横山剣さんの挑戦に関するメッセージを色紙に書いて頂きました!こちらの色紙を1名様にプレゼントします。このホームページ右のメッセージフォームから「横山剣さんの色紙希望」と書いてご応募ください!
横山さんがクレイジーケンバンドを結成したのは97年のこと。2005年にはテレビドラマ『タイガー&ドラゴン』の同名主題歌がヒットしますが、この頃もレコード会社はまだインディーズで、完全にメジャーレーベルの所属になったのは2009年からだそうです。
ちなみに「タイガー&ドラゴン」は元々、2002年に発表した曲で、印象的な♪俺の、俺の、俺の、と3回繰り返すところは、横山さんによると「偶然のたまもの」とのこと。レコーディングエンジニアが調整のために同じところをリピートしていたのを横山さんが気に入って、3回繰り返すように編集してもらったんだとか。
横山さんは2009年のメジャーデビューについてこんなことをおっしゃっていました。「最初からメジャーだとやる前からスタイルがスポイルされちゃう可能性があるかな、とかっていう危惧があったんですけど、今の時代は昔と違って、割と自由な創作活動をみんなできているので…」
「ある存在感までいっちゃえばどこに行っても大丈夫だと思うんですけど、確立するまでは自分でやった方がいいかなと僕は思ったんですね。と同時に、メジャーじゃないとでないダイナミズムってのもあるわけですね」「こじんまりとした良さも大事なんだけど、どっちも欲しいんで…ってことは、大は小を兼ねるってことで、大がいいってこと。だからメジャーいいなと思うんですけども」
横山さんに「格好いい」と思う男、大人は誰ですか?と訊ねると、上がってきた名前は、勝新太郎さん。「絶対に無理だから憧れるというか。あそこまで破天荒な生き方はできないですからねぇ」とおっしゃっていました。
そんな横山剣さん率いるクレイジーケンバンドは、今年8月に16枚目のアルバム『もうすっかりあれなんだよね』をリリース。横山さんは今回のコンセプトについてこう話してくれました。
「“探していたあれ”が見つかるアルバム、みたいな。洋服屋さんに行って、何買うか決めないで、良い予感がしたんでその洋服屋さんに入ると、見つかった!これがあれなんだ!みたいな。レコード屋さんでもそうですけど、そういうCDでありたいな、という思いですね」
そして、現在はそんなニューアルバムをひっさげてのツアー中です。「今回は行ったことのない土地にも行ったりしてるんですけども、それもチャレンジですよね。あと、凄く年齢層が幅広いので、そういう人たちが一つの同じ会場にいることはなかなかないことなんで、嬉しいなと思いますね」
また、クレイジーケンバンドは通常のツアーとは違うライブも積極的に開催しています。「いわゆるライブ会場ではないような、非日常の空間で、ぜんぶ空気感も含めてですね、それもセットにしてやると、そのシチュエーションによってまたマジックがかかるんじゃないか?っていう実験から始まったんです」
「箱根の温泉旅館から始まったんですけど。一泊二日にしてお客さんと飯食ったり(笑)。みんな浴衣。で、メンバーも浴衣で演奏して、お客さんが我々のサウンドで生オケをして歌うコーナーがあったりとか。抽選に当たったお客さんがCKBをバックに歌える。今年も淡路島の旅館と箱根のホテルで…」
「昔の、昭和の、にっかつ映画とか東映の映画とか観ると、そういう格好いいラウンジがあったりとか、いろいろあるんですけど、現存しなかったり、絶滅してたりするわけで。じゃあ、その空間を作っちゃえ、みたいな。現実の世界に持ってきちゃえ、みたいな感じですね」
再来年には結成20周年を迎えるクレイジーケンバンドですが、意外にも、当初は営業のために組んだ臨時のバンドだったとか。「福生の植木屋さんのパーティーと、静岡の車屋さんのパーティー(笑)、この2本をやるためだけに臨時で集めたバンドだったんですね。その2本だけやったら終わるんじゃないか、ぐらいの話だったのがですね、続いちゃって…このメンバーしかいない、とその時思ったんですね」
「というのは、曲順何にも決めないで、その時お客さんから来たリクエストを受けて、そのままばっとやったりとかですね。もう人間ジュークボックス化しようっていう感じで、それに答えてくれた。こんな痛快なメンバーはいないなと思ってね」
最後に「横山さんにとって挑戦とはなんですか?」と訊ねると、こう答えてくれました。「やりがい。やりがいのあるものであればいいんですけど、やってみないとわかんないんでやる、っていう。『あ、やるときゃやらなきゃダメなのよ。』♪やれーばーできるよ〜って曲があるんですけど、ホントにやればできるかどうかってやってみないとわかんないからとにかくやる、っていう。ダメでも」
「わりとチャレンジャーでいたい、っていうのはありますね。よく止められますけどね(笑)。やめた方がいいとかね。やって失敗はあるかもしれないけど、やらない後悔の方がイヤですね、やって後悔するよりも」
番組では、横山剣さんの挑戦に関するメッセージを色紙に書いて頂きました!こちらの色紙を1名様にプレゼントします。このホームページ右のメッセージフォームから「横山剣さんの色紙希望」と書いてご応募ください!