REINAさんがハーバード・CIA・FBIで学んだコミュニケーションとは?(2020/10/10 放送)
先週に引き続き、今週もREINAさんにリモートでお話を伺いました。
日本人の両親の元、アメリカで育ち、ハーバード大学の大学院を出て、CIAとFBIから内定をもらったというキャリアをお持ちのREINAさん。今年4月には『ハーバード・CIA・FBIで学んだ 人の心をつかむ最高の法則』というタイトルの著書が発売になっています。
読者が実践できるエクササイズも用意されているこの本について、「すっごい興味深かったです。すっごい楽しんで、書き込むところにいっぱい書き込みました。点数もいっぱい付けて。尺度表も」「感覚としては自分を知っていくっていうか…」というのは恵さん。REINAさんはこの本をそういう作りにしたことについてこうおっしゃっていました。
日本人の両親の元、アメリカで育ち、ハーバード大学の大学院を出て、CIAとFBIから内定をもらったというキャリアをお持ちのREINAさん。今年4月には『ハーバード・CIA・FBIで学んだ 人の心をつかむ最高の法則』というタイトルの著書が発売になっています。
読者が実践できるエクササイズも用意されているこの本について、「すっごい興味深かったです。すっごい楽しんで、書き込むところにいっぱい書き込みました。点数もいっぱい付けて。尺度表も」「感覚としては自分を知っていくっていうか…」というのは恵さん。REINAさんはこの本をそういう作りにしたことについてこうおっしゃっていました。
「私の場合、コミュニケーションの本って結構な数を読んできたんですけど、実際に読むのと読んだテクニックやスキルを応用するのってまた別じゃないですか。けっこう読んで満足してしまうことが多かったので、自分が書く場合は参加型のものにして、スキルでしたりテクニックを実際の生活や人生において使えるように、促せるように参加型にしてます」
そんな本を書いたREINAさんですが、実は幼い頃から人とコミュニケーションをとるのが苦手だったとか。
「小さい頃から人と話すことが凄く嫌いだったんですよね。今でもあまり好きではないというか(笑)。自分の考えてることを人に伝える、人の考えてることを引き出す、っていうのが凄く苦手で、抵抗感がかなり高くてですね。昔から苦労してきたんですけど」
「友達も凄く少なかったですし、言いたいこともしっかりと人に言えない…っていうのが、ある日ホントに悔しくて悔しくてしょうがなくて、何か大きな機会ロスを経験してるんじゃないか?っていう危機感を感じまして」
「徐々に勉強し、リサーチをし、コミュニケーション論でしたり、テクニックを学び、使ってみて、失敗して。で、もう1回やってみて、成功して…っていうのを繰り返して今に至るので、今まで学んできたものでしたり、自分の中で成功に繋がったテクニックをまとめた本になってます」
ちなみに、REINAさんは、人に好印象を与えるためのテクニックについてこんなことをおっしゃっていました。
「信頼性と有能性と価値、この3つのポイントをアピールすると効果的だと思います」
「信頼性に関してはホントにシンプルで、本能的な感覚で自分は敵なのか味方なのかっていう。これはもうホントに数秒で本能的に相手に判断されるので、ポイントとしては、まず必ず笑顔で挨拶して、相手の目をしっかり見る、アイコンタクトを維持する、挨拶する時はワントーン高く、ちょっと明るめに話して、挨拶をするっていう」
「次に有能性なんですが、これもシンプルで、自分ができる人間なのかどうか、“できそうな”人間なのかどうか、っていうのをアピールすることなんですね」
「で、ここはボディランゲージがかなり大きく影響するんですが、自信を持っていてしっかりしてそうだなっていうイメージを相手に与えるためには、背筋はもちろんまっすぐ…手で顔を触ったりしないとか、動作はゆっくりと落ち着いて動く、っていうのを心がけていると有能性をアピールできますね」
REINAさんの本を読んで、「いろいろ分析なさったりしてるけど、いっぱい失敗していい、っていう感覚を持ってる人なんだなっていうのは凄くホッとした」と恵さん。REINAさんはそれを受けて、失敗することについてこう話してくれました。
「私も失敗を恐れて長い間生きてきたんですね。リスクばっかりを考えていて。それで自分のやりたいことができなかったりとか、逆に失敗をしないからこそ、成長できなかったりとか。自分を妨げてるな、っていうのにどこかで気づいて。やっぱり失敗をしないとホントに自分を進化させられないというか、成長できないので、失敗は必ず必要だとは思います」
「あとは取り返せないほどの大きな失敗って物凄くレアだと思うんですよね。ほとんどの失敗は、なんとかなると思うんですよ。なので、メリットの方が大きいと」
ちなみに、REINAさんはご自身の失敗からの立ち直り方についてはこうおっしゃっていました。
「つらいじゃないですか、失敗する時って。恥ずかしいですし、自分の能力を疑いますし…。でも、その凄く嫌な気持ちから逃げないようにはしてます。どっぷりつかります。なので、1日か2日間ぐらいはもうずっと、その間違いを何回も頭の中でリプレイして、何回も自分を辱め(笑)じゃないですけど、思い出し、どっぷりつかってから、よし!切り替えよう!っていうふうに変えますね」
「逃げたい時もありますけど。でも長期的に考えるとそっちのほうが効果的ですね」
REINAさんの著書『ハーバード・CIA・FBIで学んだ 人の心をつかむ最高の法則』に登場する重要なキーワードの1つが、USP(Unique Selling Proposition)。REINAさんはこの言葉についてこう説明してくれました。
「USPはマーケティング用語でもあるんですけど、商品を売る時の“売り”ですね」
「我々は商品だと思うんですよ。特にエンタメで働いてる人たちはそうですし。いちプロフェッショナルでもやっぱり商品なので、自分を会社に売ったりとか、クライアントに売ったりしなければいけない時に、何が個性なのか?何がセリングポイントなのか?っていうのを模索しよう、っていうコンセプトですね」
そして、REINAさんはご自身についてこう話してくれました。
「自分もやっぱり勢いで生きてきた部分もあったので…。今32なんですけど、30になってからやっと自分を理解し始めたというか、自分を深く知り始められたので。けっこう遅めではあったんですけど。なので、自分を知ることによって、より目的を持って生きることができているので。目的を今まだ探している人は、まずは自分を深く知ろう、っていうところから始めるといいと思うので、ぜひ読んでいただきたいですね」
REINAさんはご自身のキャリアについてこんなことをおっしゃっていました。
「(ハーバード大学院卒、CIA・FBIに内定というキャリアを)捨てたいわけではないんですけど、自分のアイデンティティってキャリアではなくて、一つの要素でしかないので、上手く使いつつキャリアに頼りすぎない、っていうのが、自分の中ではけっこう大事なポイントです」
「”もったいない”という言葉をよく言われるんですけど、一番キライなんですよね、それを言われるのが(笑)。それは誰にとって、誰に対してもったいないのか?私の人生で私のチョイスなので、“もったいない”もないはずじゃないですか。なので、自分の生きたいように生きるためにはもちろんキャリアも重要なんですけど、それ以前にもっと重要な要素もあると思うので」
最後に、REINAさんはご自身にとっての挑戦について、「自分をより深く知る貴重な機会だと思います」と話してくれました。
「人間のアイデンティティって、もの凄く複雑で一生かけて形成されるんだと思うんですけど、新しいことにチャレンジしないと停滞してしまうと思うんですね。なので、今の自分のままでいたくない!と思うので、自分自身に関する発見をするために私は挑戦します」
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