鈴木啓太さんがオシムジャパンを振り返る!(2020/06/20 放送)
先週に引き続き、今週も元プロサッカー選手の鈴木啓太さんにリモート収録でお話を伺いました。
2015年からアスリートの腸内環境を研究する会社『AuB(オーブ)』の代表取締役を努めている鈴木さん。選手時代は、2000年から16年間Jリーグの浦和レッズ一筋で、ポジションはボランチでした。
「ボランチというのは、ポルトガル語で“舵をとる”みたいな、そういう言葉なんですけれども、試合をどっちの方向に進めていくのかとか、そういう役割なんですよね」
「僕は毎回、自分が上手くないという話はするんですけど…。でも、自分より上手い選手たちをどうやったら輝かせることができるのか?じゃあ僕は何をしようかな?みたいな感じですね」
2006年と2007年には2年連続でJリーグのベストイレブンに選出された鈴木さん。2006年からは日本代表としても活躍しましたが、当時の代表監督は数々の名言を残したイビチャ・オシムさんでした。
「(オシムさんは)言葉もそうですし、着眼点もそうですし、何よりも選手の頭の中を鍛えようとしてましたよね。いつも、大変だったな…って思い返すんですけど、ルーティーンがないんですよ」
「ルーティーンがあるってことは、それ通りに動くじゃないですか。考えなくなるんですよね。それは流れを作るにはいいんですけど、サッカーの試合って、僕たちがこういうふうに動いたら相手は必ずこうやって動く、ってないじゃないですか。だから常に考えなさいっていうことでルーティーンを作らずに」
「だから、何時が就寝時間なのか夕食が終わるまでわからないんです。夕食が終わらないと次の日の朝の練習時間が出てこないんです」「サッカーのことを24時間考えなさいっていう人でしたね」
そんなオシムさんが鈴木啓太さんを評した言葉は“水を運ぶ選手”というものでした。
「オシムさんがそうやって言ってくれたから、僕も少しは知ってもらえるようになったのかなっていう部分もありますけど、僕個人のことっていうよりも、やっぱりサッカーは11人でやるスポーツだから、組織の中に必ず水を運ぶような選手がいないと駄目だよっていうこと」
また、オシムさんは“エクストラな選手は2人で十分”だということもよく言っていたとか。
「(つまり)試合を決定づける選手は2人で十分だって。クリスチャーノ・ロナウドを11人揃えれば勝てるわけじゃなくて、ロナウドみたいな選手は1人2人で十分なんだと。あと他の選手たちっていうのは、一生懸命チームが勝つために働く選手なんだっていうことを言っていたんですけど、特に僕がサッカーが下手だったので、マスコミであったり一般の方たちに対して、この選手を使う意味っていうのはそういうことなんだってガードしてくれたんだと思うんですけどね」
「なかなか評価しにくいところなんですよね。数字として現れにくかったりするので。僕だけじゃなくてそういう選手たちも大事なんだよっていうメッセージをわかりやすく伝えてくれたんだなと思います」
2015年からアスリートの腸内環境を研究する会社『AuB(オーブ)』の代表取締役を努めている鈴木さん。選手時代は、2000年から16年間Jリーグの浦和レッズ一筋で、ポジションはボランチでした。
「ボランチというのは、ポルトガル語で“舵をとる”みたいな、そういう言葉なんですけれども、試合をどっちの方向に進めていくのかとか、そういう役割なんですよね」
「僕は毎回、自分が上手くないという話はするんですけど…。でも、自分より上手い選手たちをどうやったら輝かせることができるのか?じゃあ僕は何をしようかな?みたいな感じですね」
2006年と2007年には2年連続でJリーグのベストイレブンに選出された鈴木さん。2006年からは日本代表としても活躍しましたが、当時の代表監督は数々の名言を残したイビチャ・オシムさんでした。
「(オシムさんは)言葉もそうですし、着眼点もそうですし、何よりも選手の頭の中を鍛えようとしてましたよね。いつも、大変だったな…って思い返すんですけど、ルーティーンがないんですよ」
「ルーティーンがあるってことは、それ通りに動くじゃないですか。考えなくなるんですよね。それは流れを作るにはいいんですけど、サッカーの試合って、僕たちがこういうふうに動いたら相手は必ずこうやって動く、ってないじゃないですか。だから常に考えなさいっていうことでルーティーンを作らずに」
「だから、何時が就寝時間なのか夕食が終わるまでわからないんです。夕食が終わらないと次の日の朝の練習時間が出てこないんです」「サッカーのことを24時間考えなさいっていう人でしたね」
そんなオシムさんが鈴木啓太さんを評した言葉は“水を運ぶ選手”というものでした。
「オシムさんがそうやって言ってくれたから、僕も少しは知ってもらえるようになったのかなっていう部分もありますけど、僕個人のことっていうよりも、やっぱりサッカーは11人でやるスポーツだから、組織の中に必ず水を運ぶような選手がいないと駄目だよっていうこと」
また、オシムさんは“エクストラな選手は2人で十分”だということもよく言っていたとか。
「(つまり)試合を決定づける選手は2人で十分だって。クリスチャーノ・ロナウドを11人揃えれば勝てるわけじゃなくて、ロナウドみたいな選手は1人2人で十分なんだと。あと他の選手たちっていうのは、一生懸命チームが勝つために働く選手なんだっていうことを言っていたんですけど、特に僕がサッカーが下手だったので、マスコミであったり一般の方たちに対して、この選手を使う意味っていうのはそういうことなんだってガードしてくれたんだと思うんですけどね」
「なかなか評価しにくいところなんですよね。数字として現れにくかったりするので。僕だけじゃなくてそういう選手たちも大事なんだよっていうメッセージをわかりやすく伝えてくれたんだなと思います」
現在の鈴木さんは、アスリートの腸内細菌を研究する会社『AuB(オーブ)』の代表取締役。会社でのご自身についてはこう話してくれました。
「僕はホントに何もできない代表取締役なんで、チームのメンバーに支えられて、会社AuBというものを少しずつですけど前進させることができているのかなと思ってます」
「そういう意味では、選手ではなくて監督なのかなというふうには思っています。ゴールを取る選手っていうのは、例えば研究して菌を発見する人なのかもしれませんし、もしかするとマーケティングの人間かもしれませんし。それぞれのポジションをどういうふうに試合を進めていくのか、そこが僕の仕事だとは思っています」
鈴木さんにはサッカー界に戻りたいという思いもあるそうです。
「将来的にはサッカーチームをチャレンジできる仲間とやりたいなって思ってます。監督ではなくて、オーナーでもオーナーでなくてもいいんですよね。僕は、サッカーチームって街の人たちであったり地域の人たちのものだと思っているので、そういうものを僕は作りたい。なんかこう、まちづくりみたいな感じですかね」
最後に鈴木さんはご自身にとっての挑戦についてこう話してくれました。
「僕は生きる喜びだと思ってます。挑戦って凄く大変そうなものって感じるかもしれないんですけど、挑戦してる時って生きてるなって思うと僕は思うんですよ。生きてるなって実感できるって、それって喜びなんじゃないのかなぁって」
「何も感じないよりは僕はよっぽど成長できる機会だと思っているので。なんかその先のことを想像しちゃいますよね。挑戦が終わったらどんな景色なんだろう?みたいな」
「挑戦してる最中って凄く上を見てるから他の景色は見えないじゃないですか。だけどそれが終わって、パッと後ろを振り返っていろんなことを見たりすると、ああ自分はここまで登ってきたんだ…とか、ああいい景色だな…とか、あんまりいい景色じゃないな…とか、わかんないですけど、そこを見るためにやってるだけなので、ワクワクするじゃん!みたいな」
番組では、そんな鈴木さんの挑戦に関するメッセージを色紙に書いて頂きました!こちらを1名様にプレゼントします。このホームページのメッセージフォームから「鈴木啓太さんの色紙希望」と書いてご応募ください!