美女を採集?男子×歴史上の人物?清川あさみさんの挑戦!(2015/09/05 放送)
今週は、清川あさみさんをお迎えしました。
清川さんは、写真に刺繍を施して作品に仕上げるなど、独自の活動が注目されているアーティスト。兵庫県の淡路島出身で、高校時代はコムデギャルソンやヴィヴィアン・ウエストウッドにハマり、10センチもあるヒールを履いたりしていたとか。「でも、自分のために飾ってた感じで、誰かに見せたいって感じでやってたわけじゃないんですけど…」。そんなファッションは淡路島では凄く目立っていたそうで、厳しかったご両親からは「普通になって」と言われていたそうです。
その後、上京したその日に原宿でスカウトされてモデルになったという清川さん。その時のことについてこう話してくれました。「普通だとなかなか(スカウトの人について)行かないんですけど、もうすべてが物珍しいじゃないですか。だから、とりあえず一歩何かやんないとわからないじゃないですか。で、なんでもいいんですよ。東京に来てからスイッチを全部入れたって感じ。その中に一つ、そういうスカウトがあったってだけで…」
清川さんは、写真に刺繍を施して作品に仕上げるなど、独自の活動が注目されているアーティスト。兵庫県の淡路島出身で、高校時代はコムデギャルソンやヴィヴィアン・ウエストウッドにハマり、10センチもあるヒールを履いたりしていたとか。「でも、自分のために飾ってた感じで、誰かに見せたいって感じでやってたわけじゃないんですけど…」。そんなファッションは淡路島では凄く目立っていたそうで、厳しかったご両親からは「普通になって」と言われていたそうです。
その後、上京したその日に原宿でスカウトされてモデルになったという清川さん。その時のことについてこう話してくれました。「普通だとなかなか(スカウトの人について)行かないんですけど、もうすべてが物珍しいじゃないですか。だから、とりあえず一歩何かやんないとわからないじゃないですか。で、なんでもいいんですよ。東京に来てからスイッチを全部入れたって感じ。その中に一つ、そういうスカウトがあったってだけで…」
そして、モデルのお仕事をきっかけに、清川さんは自分で作品を作る方向へ進んでいったそうです。「私も私で結構やらせてもらったんですよね。いろんな世界を作る、今で言うアートディレクターみたいな仕事を。で、連載やったりしてたら、だんだん自分の頭の中の世界が増えていくじゃないですか。こういう世界を作りたいなとか。イメージがどんどん膨らんでいって、それが自分が出ることだけでは全然間に合わなくなったんです。頭の中の絵を作る方が自分には向いてるなと」
そんな清川さんが一躍注目されたのは、2007年に発表された『美女採集』というシリーズでした。
「女性のための女性のグラビアを作りたかったのと、あと、写真って複製できるものじゃないですか。だけど、一点物のオートクチュールのような写真を作ったらアートとして成り立つかもしれない、っていう想いもあり…で、美女を、今自分が一番いいなと思ってる人を、蝶を採集していくような感覚で針を刺して縫ってるわけじゃないですか」
「女の人って女の人にいちばん厳しいし、冷静に見るじゃないですか。で、わりと男性の人が作る女の人っていうのは、こういう人がいいなと思って作る人が多いじゃないですか。自分の色に染めやすいというか。ですけど、距離感が、女性なので一番本質をわかってしまう、見えてしまうので、それがアウトプットとしてみんなが楽しめる何かができないかな、と思ったのが『美女採集』が生まれる瞬間」
実は、『美女採集』を始めるまで刺繍を全然やったことがなかったという清川さん。ある人物のポートレートの上にたまたま糸が乗っているのを見て、「この感じはなんだろう?縫ってみよう!」と閃いたのが、写真に刺繍をしようと思ったきっかけだったそうです。
また、男性を題材にした作品『男糸 DANSHI』にも挑戦している清川さん。「男糸はですね、その人の生き様みたいなものを、歴史上の人物とか、この人だ!みたいな感じのといつも掛け合わせてるんですけど」とおっしゃっていました。
『美女採集』も『男糸』も「会うとその人に対して優しくなってしまう」「距離を持ってその人を見たいから」と理由で被写体の人物とは会わないようにしているそう。「で、会わないようにしてて、動画とかを見て、まず最初に性格を分析するんです」
「異性は正直よくわからないんですが、女性と違って男性は採集はできないじゃないですか。採集されたくないでしょ?(笑)。それもあって、男性というのはもう少し社会と戦ってるイメージが私にはあって。お仕事というか生き様の方が男性は例えやすいんじゃないかと思って。で、一番イメージが沸くのが歴史上の人物」
さらに、CMや西野カナさんのプロモーションビデオなども手がけている清川さん。また、絵本もたくさん手がけているんですが、絵本のお話は来週伺いたいと思います。お楽しみに!
↓こちらが『美女採集』と『男糸(DANSHI)』