堀越正己さんがラグビーワールドカップ日本代表の展望を語る!(2019/08/17 放送)
先週に引き続き、今週もラグビー元日本代表、立正大学ラグビー部監督の堀越正己(ほりこし まさみ)さんをお迎えしました。
埼玉県の熊谷工業高校でラグビーを始め、早稲田大学では主将を務めた堀越さん。大学卒業後は「さらに自分を成長させよう」という思いから名門の神戸製鋼に入ります。
「平尾さんがいたり、大八木さん、林さんといった日本代表の方たちもいましたし。最後はやっぱり平尾さんに『一緒にできたらええなぁ』って言われて。それで、よろしくお願いします!っていう。平尾さんに誘われたっていうのが一番大きいかなと思いますね」
堀越さんを神戸製鋼に誘った平尾さんというのは、日本代表監督などを務めて“ミスター・ラグビー”と呼ばれ、2016年に亡くなった平尾 誠二さんのこと。神戸製鋼時代の堀越さんは平尾さんに対してクールな人というイメージを持っていたそうですが、その後の関わりや、堀越さんの名前も登場する『友情』『友情2』という本を読んだことで「凄く優しく見守ってくれていたっていうのを感じます」とおっしゃっていました。
埼玉県の熊谷工業高校でラグビーを始め、早稲田大学では主将を務めた堀越さん。大学卒業後は「さらに自分を成長させよう」という思いから名門の神戸製鋼に入ります。
「平尾さんがいたり、大八木さん、林さんといった日本代表の方たちもいましたし。最後はやっぱり平尾さんに『一緒にできたらええなぁ』って言われて。それで、よろしくお願いします!っていう。平尾さんに誘われたっていうのが一番大きいかなと思いますね」
堀越さんを神戸製鋼に誘った平尾さんというのは、日本代表監督などを務めて“ミスター・ラグビー”と呼ばれ、2016年に亡くなった平尾 誠二さんのこと。神戸製鋼時代の堀越さんは平尾さんに対してクールな人というイメージを持っていたそうですが、その後の関わりや、堀越さんの名前も登場する『友情』『友情2』という本を読んだことで「凄く優しく見守ってくれていたっていうのを感じます」とおっしゃっていました。
いよいよ来月9月20日(金)から日本で開催されるラグビーワールドカップ。堀越さんも91年と95年の2度出場していますが、最初のワールドカップの印象をこう振り返ってくれました。
「第2回(91年)のワールドカップの第1戦目は、残念ながら僕はレギュラーじゃなくてリザーブでベンチスタートだったんですけど、いやー海外の応援の仕方が凄いんですよね。いっぱいの中でエールをおくるために歌を歌っていて、それがホントに地鳴りのようにグワッっと…。こんな応援の仕方があるんだなって」
「レフリーに対して変なレフリングしたら敵味方関係なくブーイングなんですよ。ワンフォーオール、オールフォーワンじゃないですし、ノーサイドじゃないけど、やってる時は凄くみなさん平等に応援している。敵の良いプレーにも」
また、堀越さんはその時のワールドカップについてこんなことも話してくれました。
「アイルランド戦で巨漢の2人がグワッって走ってきた時には、そのボールを僕はさばききれなくて、その時ラグビーやってて初めて怖いと感じました」「ま、もう終わってるので言えますけど、当時は怖いなんて一言も言えないですし…」
「いくつか世界のチームとは戦ってましたけど、ホントに真剣にやるのはこの大会が初めてだったですね。国際大会があまりなかったですから」
前回2015年のワールドカップでは、南アフリカに勝利するという“世紀の大番狂わせ”を起こした日本代表。今回のワールドカップではプールAに入り、9月20日に行われる開幕試合のロシア戦を皮切りに、アイルランド、サモア、スコットランドと対戦します。
堀越さん曰く、今回の日本代表は「凄くいいプールに入ったんじゃないかなと思ってます」とのこと。ラグビーは1週おきぐらいにやるのが一番いいスポーツなんだそうで、そういう意味では一次リーグで中7日、中6日開けて試合ができる今回の日本代表は有利なんだとか。
「(10月13日の)スコットランド戦が最後、カギになるんじゃないかなと思ってるんですけど、実はスコットランドが10月9日にロシアと戦うんです。前回は(日本が)南アフリカ戦が終わって中3日でスコットランドとやってボロボロに負けてるんですよ。今度はその逆を日本がやるということで、ホームアドバンテージをフルに活かしてなんとか決勝トーナメントに…」
そして、堀越さんは日本が決勝トーナメントに進むための条件をこう説明してくれました。
「勝ち点で上位2位チームにならなければいけないので、最低でも前回と同じ3勝して、少しでも勝ち点を積み上げないといけない。負けても7点差以内で負けると勝ち点1がついたり、トライを4つ以上取ると勝ち点がついたりするので、その勝ち点も考えながら戦っていかなきゃいけない」
「そうはいってもロシアもサモアも強敵ですので、全勝もあるけど逆の可能性もあるので…。スコットランドが一番のキーだとは思いますけど、まずはロシアに快勝したいですね」
現役時代のポジションはスクラムハーフだった堀越さん。ラグビーの楽しさについて改めてこう話してくれました。
「タックルが得意な人はタックルが決まった時が楽しいし、やってやった!っていう感じですし。スクラムのところは押せたら面白いでしょうし、僕とかはパスが上手く通って最後トライ取れたら、僕がパスしたからトライになったんだと勝手に思ってます。アシスト。みんなで取ってるっていう感覚をみんな持ちながらやってるので」
「みんなナルシストだと思います(笑)。俺がこうだったからトライを取れてるとか、俺がここで頑張ったからディフェンスもこうできたとか、守れたとかって。たぶんみんなそう思いながら…俺がいなかったら勝ってないとか思ってるんじゃないかな。言わないけど」
「フォワードの人たちは試合に負けてもスクラムで勝ってたら、俺は勝った!って言ってますからね。スクラムとプロップの人とウイングの人はまったく違う競技をやってるような感じです」
堀越さんはご自身にとっての挑戦についてこう話してくれました。
「日々、前の自分を越えていくというか成長していく、勉強して成長するってことがチャレンジかなと思っています。1日1日自分で越えていく!というふうに自分に言い聞かせてチャレンジを…」
「チャレンジはしてたと思います。ホントに頑張って上手くなりたくて…」
サボるのが好きじゃないという堀越さんはこんなこともおっしゃっていました。
「今までずっとラグビーに携わってきて、1週間まるまる休むってことがなかったですから、休んだらどうやって休んでいいかわかんないです」「ずっと動いてないといられないっていうのは家内にも言われます。あんた動いてないとダメだから手帳に予定が入ってると嬉しそうだもんねって(笑)」
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