「プロレスをもっとメジャーにしたい」オカダ・カズチカさんの挑戦(2018/12/29 放送)
先週に引き続き、今週もプロレスラーのオカダ・カズチカさんをお迎えしました。
中学卒業後にプロレスの世界へ飛び込んだオカダさんは、メキシコで修行を積み、2007年に新日本プロレス入り。当時は総合格闘技の流行などもあって、プロレスは一番盛り上がってなかった時期だったとか。
「僕は総合格闘技とプロレスはまったく別物だと思ってるんですよね。卓球とテニスじゃないですけど、似てるようで全然違うものだと思ってて。別々のものとして楽しんでいけたらいいんじゃないかなと思ってたんですけども、新日本プロレスも格闘技の選手を呼んだりとかして。卓球の選手がテニスやってるようなもんですよね。」
「お客さんもプロレス見に来たのになんで総合格闘技見なきゃいけないんだろう、みたいな。なんか変な感じになって、いろんなファンが散ってたと思うんですよね。」
そこから盛り返して、今は“プロレス女子”、通称“プ女子”という言葉があるくらい女性人気も上がっているプロレス。オカダさんに「いつごろからこういう流れになってるんですか?」と聞くと、こう答えてくれました。
「2012年ぐらいからだと思うんですよね。誰かが凱旋した時ぐらいからだと聞いてますね。なんかお金を降らせる人、強くてカッコいい人が来てからっていう噂を…僕も詳しくはないですけどね(笑)」
2010年からアメリカで武者修行していたオカダさんが凱旋帰国したのは2012年1月のこと。アメリカで「いくら強くてもお客さんを呼べないと意味がない」と学んだ経験を経て、自らを“レインメーカー(お金を降らせる人)”と称し、金髪でビッグな発言を連発するキャラクターに生まれ変わっていました。
「お客さんをムカつかせようと思って、偉そうなことばっか言ってたんですよ。『俺、すぐにチャンピオンになれるよ』みたいな。で、1月4日に凱旋して、その日に、その時のチャンピオン、棚橋 弘至に挑戦表明して…大ブーイングですね。東京ドームで。こんなブーイングって聞こえるんだ…っていうぐらい大ブーイングされて。」
そして、その翌月に棚橋さんと対戦し、すぐにチャンピオンの座についたオカダさん。その時の気持ちをこう振り返ってくれました。
「正直、こんなもんか…っていう。みんなたぶん、苦労して何回か挑戦してやっと獲れて、ありがとうございます!みなさんのおかげでーす!じゃないですか。でも僕は初挑戦でぱっと獲れちゃったんで、まぁなんか…みたいな感じだったんですよね。ヨッシャー!っていうことではなく、チャンピオンになっちゃったな…ぐらいの。」
「だから、2回目、3回目にチャンピオンになった時の方が嬉しかったですね。」
オカダさんはチャンピオンとしてこんなことを意識しているそうです。
「チャンピオンってことはプロレス界の顔じゃないですか。やっぱ僕の見られ方で、プロレスラーってそうなんだって思われちゃうと思うんで、そこはやっぱりしっかりしなきゃダメだなと思ったんですよね。」
「だから発言もそうですし、カッコいいスーツをぴちっと着て会場入りして…。見られるっていうのは凄く気にしますね。」
「プロレスのイメージを変えたい、っていうのは一番あるかもしれないですね。カッコいいと思われたいとか。その影響で、今の新日本プロレスもそうですし、“プ女子”に繋がっているんじゃないかなと思いますね。」
「プロレスをもっともっとメジャーにしたいですね。ホントに野球とかサッカーと同じぐらいにしたいなと思います(笑)」
「どんどん(目標が)大きくなってきますね。最初はたぶんそんなこと思ってなかったです」
そして、そうやって目標が大きくなっていった理由は「新日本プロレスのダメな時を知っているからだと思うんですよね」とのこと。「見返したい、じゃないですけど、こんな面白いものがあるんだよって。」「それ(挫折)がやっぱパワーになりますね。」とおっしゃっていました。
今年6月にIWGP(インターナショナル・レスリング・グラン・プリ)の王座から陥落したオカダさん。今週のオープニングでは今年2018年を振り返って、こう話してくれました。
「良い1年でしたね。チャンピオンでしたけど、負けてしまって…あれ?良くない(笑)。ま、ここまでがずっと順調に来すぎていたかもしれないので、またここから一つドンと上にあがっていきたいと思いますね」
ちなみに、年明けの1月4日(金)に開催される『レッスル・キングダム 13 in 東京ドーム』では、ニュージーランド出身の26才、ジェイ・ホワイトさんと対戦。「ジェイ・ホワイトとは最近、因縁があるので、しっかりプロレスというのを、先輩というのを見せてやろうかなと思ってますね」と意気込みを語ってくれました。
今年、王座から陥落したとは言え、720日というオカダさんの通算ベルト保持日数はIWGP史上最長記録です。
「いろいろ記録は残してるんで、『ちょっとやることなくなっちゃったかな』っていう部分は自分の中では感じてるんですけど、もちろんIWGPは常に持たなきゃいけないですし、僕が持たないとやっぱり世間に届いていかないと思うんですよね。」
「そういう意味では自分のベルトの記憶っていうよりも、東京ドームを超満員にしたいなと。それをやらないことにはまた次が見えてこないのかなって。」
「自分の試合で超満員にしたいですね。自分の力で。超満員の中で試合がしたいんじゃなくて、僕が超満員にしたい、みたいな感じですね。」
「超満員にした時に『ああもうやることないな』と思って、『何やろう?』ってなるかもしれないですね。そしたら、また違う、『次は国立でやろうかな』みたいな(笑)。ま、またすぐ目標が出てくると思うんですよね。東京ドーム超満員っていうのはなかなか簡単にできることじゃないと思いますし。」
「僕の試合を見てもらえばプロレスの良さがわかると思います」というオカダさんは、自分の力でお客さんが増えていった経験をこう話してくれました。
「大阪府立第一体育館で試合があった時に、僕がアメリカ行く前とか全然お客さん入ってなかったんですよ。それが僕が帰ってきて超満員になって…。」「口コミとかもあると思うんですけど、プロレスが今ちょっと面白いって、たぶん僕とかの試合を見てそうなってたんだと思うんですよね。」
「それで大阪でやるたびにどんどん増席して。今度は花道をなくして、そこにも席を置いたり。で、それも超満員になって。で、次は大阪城ホールに行こうって。大阪城ホールも超満員になって…。ステップアップしていくのがなんか凄く楽しいんですよね。で、僕は『ああプロレス盛り上がってるんだな』って自分でも感じることができますし。」
最後にオカダさんにとっての挑戦について伺うと「大人になることなのかなって思いますね」と答えてくれました。
「挑戦するってことは知らないことだと思うんですよ。ただ、その知らないことを学ぶってことは、なんか『俺も大人になったな』みたいな。」
「お酒もハタチになって飲めるようになって『大人になったな』っていうのと同じような感覚で、『じゃ、メキシコ行きます』って海外初めてなのに行っても、行ったら行ったで別に『大人になったな俺。海外旅行来ちゃった』っていうような感じ。」
「だからそれぐらい、挑戦に“険しいもの”っていうイメージは僕にはないんですよね。つらいとかそういうのじゃなくて、もっとなんか楽観的なものなんじゃないかなと思いますね。」
番組では、そんなオカダ・カズチカさんの挑戦に関するメッセージを色紙に書いて頂きました!こちらを1名様にプレゼントします。このホームページのメッセージフォームから「オカダ・カズチカさんの色紙希望」と書いてご応募ください!
中学卒業後にプロレスの世界へ飛び込んだオカダさんは、メキシコで修行を積み、2007年に新日本プロレス入り。当時は総合格闘技の流行などもあって、プロレスは一番盛り上がってなかった時期だったとか。
「僕は総合格闘技とプロレスはまったく別物だと思ってるんですよね。卓球とテニスじゃないですけど、似てるようで全然違うものだと思ってて。別々のものとして楽しんでいけたらいいんじゃないかなと思ってたんですけども、新日本プロレスも格闘技の選手を呼んだりとかして。卓球の選手がテニスやってるようなもんですよね。」
「お客さんもプロレス見に来たのになんで総合格闘技見なきゃいけないんだろう、みたいな。なんか変な感じになって、いろんなファンが散ってたと思うんですよね。」
そこから盛り返して、今は“プロレス女子”、通称“プ女子”という言葉があるくらい女性人気も上がっているプロレス。オカダさんに「いつごろからこういう流れになってるんですか?」と聞くと、こう答えてくれました。
「2012年ぐらいからだと思うんですよね。誰かが凱旋した時ぐらいからだと聞いてますね。なんかお金を降らせる人、強くてカッコいい人が来てからっていう噂を…僕も詳しくはないですけどね(笑)」
2010年からアメリカで武者修行していたオカダさんが凱旋帰国したのは2012年1月のこと。アメリカで「いくら強くてもお客さんを呼べないと意味がない」と学んだ経験を経て、自らを“レインメーカー(お金を降らせる人)”と称し、金髪でビッグな発言を連発するキャラクターに生まれ変わっていました。
「お客さんをムカつかせようと思って、偉そうなことばっか言ってたんですよ。『俺、すぐにチャンピオンになれるよ』みたいな。で、1月4日に凱旋して、その日に、その時のチャンピオン、棚橋 弘至に挑戦表明して…大ブーイングですね。東京ドームで。こんなブーイングって聞こえるんだ…っていうぐらい大ブーイングされて。」
そして、その翌月に棚橋さんと対戦し、すぐにチャンピオンの座についたオカダさん。その時の気持ちをこう振り返ってくれました。
「正直、こんなもんか…っていう。みんなたぶん、苦労して何回か挑戦してやっと獲れて、ありがとうございます!みなさんのおかげでーす!じゃないですか。でも僕は初挑戦でぱっと獲れちゃったんで、まぁなんか…みたいな感じだったんですよね。ヨッシャー!っていうことではなく、チャンピオンになっちゃったな…ぐらいの。」
「だから、2回目、3回目にチャンピオンになった時の方が嬉しかったですね。」
オカダさんはチャンピオンとしてこんなことを意識しているそうです。
「チャンピオンってことはプロレス界の顔じゃないですか。やっぱ僕の見られ方で、プロレスラーってそうなんだって思われちゃうと思うんで、そこはやっぱりしっかりしなきゃダメだなと思ったんですよね。」
「だから発言もそうですし、カッコいいスーツをぴちっと着て会場入りして…。見られるっていうのは凄く気にしますね。」
「プロレスのイメージを変えたい、っていうのは一番あるかもしれないですね。カッコいいと思われたいとか。その影響で、今の新日本プロレスもそうですし、“プ女子”に繋がっているんじゃないかなと思いますね。」
「プロレスをもっともっとメジャーにしたいですね。ホントに野球とかサッカーと同じぐらいにしたいなと思います(笑)」
「どんどん(目標が)大きくなってきますね。最初はたぶんそんなこと思ってなかったです」
そして、そうやって目標が大きくなっていった理由は「新日本プロレスのダメな時を知っているからだと思うんですよね」とのこと。「見返したい、じゃないですけど、こんな面白いものがあるんだよって。」「それ(挫折)がやっぱパワーになりますね。」とおっしゃっていました。
今年6月にIWGP(インターナショナル・レスリング・グラン・プリ)の王座から陥落したオカダさん。今週のオープニングでは今年2018年を振り返って、こう話してくれました。
「良い1年でしたね。チャンピオンでしたけど、負けてしまって…あれ?良くない(笑)。ま、ここまでがずっと順調に来すぎていたかもしれないので、またここから一つドンと上にあがっていきたいと思いますね」
ちなみに、年明けの1月4日(金)に開催される『レッスル・キングダム 13 in 東京ドーム』では、ニュージーランド出身の26才、ジェイ・ホワイトさんと対戦。「ジェイ・ホワイトとは最近、因縁があるので、しっかりプロレスというのを、先輩というのを見せてやろうかなと思ってますね」と意気込みを語ってくれました。
今年、王座から陥落したとは言え、720日というオカダさんの通算ベルト保持日数はIWGP史上最長記録です。
「いろいろ記録は残してるんで、『ちょっとやることなくなっちゃったかな』っていう部分は自分の中では感じてるんですけど、もちろんIWGPは常に持たなきゃいけないですし、僕が持たないとやっぱり世間に届いていかないと思うんですよね。」
「そういう意味では自分のベルトの記憶っていうよりも、東京ドームを超満員にしたいなと。それをやらないことにはまた次が見えてこないのかなって。」
「自分の試合で超満員にしたいですね。自分の力で。超満員の中で試合がしたいんじゃなくて、僕が超満員にしたい、みたいな感じですね。」
「超満員にした時に『ああもうやることないな』と思って、『何やろう?』ってなるかもしれないですね。そしたら、また違う、『次は国立でやろうかな』みたいな(笑)。ま、またすぐ目標が出てくると思うんですよね。東京ドーム超満員っていうのはなかなか簡単にできることじゃないと思いますし。」
「僕の試合を見てもらえばプロレスの良さがわかると思います」というオカダさんは、自分の力でお客さんが増えていった経験をこう話してくれました。
「大阪府立第一体育館で試合があった時に、僕がアメリカ行く前とか全然お客さん入ってなかったんですよ。それが僕が帰ってきて超満員になって…。」「口コミとかもあると思うんですけど、プロレスが今ちょっと面白いって、たぶん僕とかの試合を見てそうなってたんだと思うんですよね。」
「それで大阪でやるたびにどんどん増席して。今度は花道をなくして、そこにも席を置いたり。で、それも超満員になって。で、次は大阪城ホールに行こうって。大阪城ホールも超満員になって…。ステップアップしていくのがなんか凄く楽しいんですよね。で、僕は『ああプロレス盛り上がってるんだな』って自分でも感じることができますし。」
最後にオカダさんにとっての挑戦について伺うと「大人になることなのかなって思いますね」と答えてくれました。
「挑戦するってことは知らないことだと思うんですよ。ただ、その知らないことを学ぶってことは、なんか『俺も大人になったな』みたいな。」
「お酒もハタチになって飲めるようになって『大人になったな』っていうのと同じような感覚で、『じゃ、メキシコ行きます』って海外初めてなのに行っても、行ったら行ったで別に『大人になったな俺。海外旅行来ちゃった』っていうような感じ。」
「だからそれぐらい、挑戦に“険しいもの”っていうイメージは僕にはないんですよね。つらいとかそういうのじゃなくて、もっとなんか楽観的なものなんじゃないかなと思いますね。」
番組では、そんなオカダ・カズチカさんの挑戦に関するメッセージを色紙に書いて頂きました!こちらを1名様にプレゼントします。このホームページのメッセージフォームから「オカダ・カズチカさんの色紙希望」と書いてご応募ください!