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ラスト、みなさまどう読みましたか?私は絹代さんよりふたまわりも年上の陽平さんに、いよいよ死の影が忍び寄ってきた(しかもかなり近くまで)というふうに捉えたのですが、小川さんはさすがの深い読みでしたね、目からウロコでした。何回読んでも新しい発見があり、色々な“匂わせ”を組み合わせて自分だけの結末を作れるというのも、この作品の魅力なのでしょう。さて小川さんは堀江敏幸さんと一緒に小説集を出版されたり、芥川賞の選考委員でもご一緒されていますが、「走ったり、焦ったり、慌てたりするのが想像できない」冷戦沈着なお人柄だそう。でも「早稲田の理髪店で『学生割ですか?』って間違えられたんですよー」と嬉しそうにお話することもあるとか。58歳にして学割?!とてつもない若さ・・・気になります。
(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!

2023年01月08日
水上勉『土を喰う日々―わが精進十二ヵ月―』
2023年01月01日
『漱石俳句集』
2022年12月25日
『マイ・ベスト・ブック2022』
2022年12月18日
ビアトリクス・ポター『グロースターの仕たて屋』

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「亡き子をしのぶ歌」第5曲「こんな天気、こんな嵐の日には」/ウィーンフィルハーモニー管弦楽団、アンネ・ソフィー・フォン・オッター(メゾ・ソプラノ)、ピエール・ブーレーズ(指揮)
「亡き子をしのぶ歌」は、2人の子供を相次いで失った詩人のリュッケルトが残した詩に、マーラーが曲をつけた歌曲です。♪こんな天気、こんな嵐の日には、決して子供達を外に出したりはしなかった。それなのにあの子たちは運び出されてしまった♪という詩です。息子の由(ゆい)くんの事故のつらい場面に。
愛の灯/斉藤和義
ランプに灯をともして、陽平さんと絹代さんは、誰に送り火をたくのでしょうか・・。♪愛は消えない。灯り消しても。♪という歌詞です。
 
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