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直球に言い表すのではなく、風景のみ描写して深読みさせる文学・俳句。あの夏目漱石が生涯に2600句もの俳句をよんでいたとは驚きでしたが、わかりやすい言葉で、でも最初の5文字からは想像もしなかった世界に連れていかれる楽しさは、漱石の小説を彷彿とさせるものでもありました。番組では小川さん、そして私のお気に入りの句をいくつかご紹介しましたが、ちょっと放送するのははばかれる奇抜な句もチラホラ。例えば「春日野は牛の○まで焼てけり」・・・って考えれば考えるほど鼻が曲がりそう!!!臭いがキツイものもありますが、面白いもの多々なので、是非一度じっくり味わってみてください。
(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!

2022年12月25日
『マイ・ベスト・ブック2022』
2022年12月18日
ビアトリクス・ポター『グロースターの仕たて屋』
2022年12月11日
小砂川チト『家庭用安心坑夫』
2022年12月04日
ケストナー『動物会議』

アーカイブ
一月一日/ダークダックス
♪松竹(まつたけ)たてて門(かど)ごとに♪ という歌詞が、漱石の句「松たてて空ほのぼのと明る門」にも重なります。
ベイビーマイン/ボニー・レイト&ワズ・ノット・ワズ
「やすやすと海鼠(なまこ)の如き子を生めり」からイメージしました。明治32年、夏目漱石と妻・鏡子さんの間に、待望の第一子が生まれました。その時に詠んだ句です。それ以前に、奥さんの鏡子さんは流産をしたことがあるそうで、漱石も心配していましたが、安産だったということで、その喜びが表現されています。
 
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