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題名からして???主人公の心が全く見えてこないし、表紙もなんとも謎めいている作品。(我が家の怖がりの6歳児が表紙を見るたび、「なんでこんなに怖い本、お母さん読んでいるの」と震え慄いていました)しかしさすが小川さんはじめ、名だたる文学賞の審査員が推しているだけに、わけがわからないながらも目が離せず、一気にラストまで読ませる力がとてつもなかったです。芥川賞の選考会では、「これって夫も幻なのでは?」という話も出たそう。いやもうそうなると主人公・小波も存在しているのかわからなくなってきて・・・。それにしても「小波」と書いて「さなみ」と読ませるこの名前、可愛いなぁと感心してしまったのは私だけでしょうか?(「小砂川チト(こさがわ・ちと)」さんも可愛いけど)
(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!

2022年12月04日
ケストナー『動物会議』
2022年11月27日
ゴーゴリ『外套』
2022年11月20日
絲山秋子『沖で待つ』『勤労感謝の日』
2022年11月13日
レイ・ブラッドベリ『霧笛』

アーカイブ
ニューヨーク炭鉱の悲劇/ビージーズ
家庭用安心坑夫の「坑夫」は、炭鉱や鉱山で働く人のことです。1960年にイギリス、ウェールズのアバーファン炭鉱で起こった事故は、ボタ山が大雨で崩壊し、住民も犠牲になりました。この事故をもとに、架空のニューヨーク炭鉱の曲ができました。
ever since/高橋優
♪あなたの背中が少し小さく見えた、強い人じゃなくて、強がりが上手な人。♪小波の母親を連想させる曲です。秋田県出身のシンガーソングライターの最新アルバムから。
 
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