小川さんは大学生の頃にこの小説を初めて読んだそうで、当時大学生はカポーティといえばとりあえず手に取る、という時代だったんだとか。『あるクリスマス』『ティファニーで朝食を』と同一人物が書いたとは思えない幅の広さ!!若者を虜にした魅力もその辺りにあったのでしょうか。当時は加害者の心理に注目し「なんでこんな事件を起こしたのだろう」と読み進めた小川さんですが、今回は被害家族に心を寄せたそう。加害者、被害者、街の人、受刑者、あらゆる立場の人・家族がでてきますが、どの人物の想いも濃厚に書かれていて受け止めるのにはなかなかパワーがいる作品…来週もがんばらねば!
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