「サムにしか見えない特別な犬」。そんなふうに思い込んで読みすすめるうち、家族や他の人の前にも現れるようになってきた白い犬。一体現実なのか幻なのか、最後まで確信が持てずに読み終えたのですが、小川さんの「この犬は見たい人の心に映る」という説明でストンと納得できました。ところで津田沼の本屋さんが作った1枚のPOPでベストセラーになったというこの本。小川さんも愛情あふれるPOPを書いてもらうと、とても嬉しいそうです。特に『博士が愛した数式』が書店に並んだ際のPOPにあった、「叫ばない愛がここにある(当時『世界の中心で、愛をさけぶ』が評判になっていたそう)」という表現は、今でも忘れられない大切な言葉だとか。書店員さんのセンス、抜群ですね!
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