呼ばれていったらお化け屋敷のような家、幽霊みたいな兄妹登場、妹いつのまにか死亡、納棺を手伝わされる、夜中になんか変な音聞こえる、妹ゾンビになって再登場、生き埋めにした兄に襲いかかる、ぎゃーっとなって逃げ出す、屋敷ごと沼に沈む…と、展開を簡潔に述べるとドタバタホラーコメディにしか思えない話なのですが、小川さんの「マデラインは実は最初から死んでいたのかも…」という言葉を聞いてやはりゾッとしました。しかしゴシックという建築様式から文学が生まれるなんて興味深いですよね。小川さんもしばしば建築の写真集や美しい廃墟の写真をみて作品のインスピレーションを得るのだとか。ポーと小川洋子の意外な共通点を発見!
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