私事ですが八木重吉と育った場所が非常に近くてびっくり!心の洗濯をしてくれる、こんなに素敵な詩人が同じエリアにかつて生きていたということを知っただけでも、今回は大収穫でした。病と共に生き、たった29年の人生だったというのに、重吉の詩は暗くなく、めそめそせず、明るい光を放っています。「悲しみと喜びを無理に分けず、2つの感情が混沌としている。結果、それが美しい絵になっているのですね」と小川さん。悲しみとの付き合い方をシンプルに、しかししみじみ心に染み入る言葉で教えてくれる重吉の詩、心が疲れた時にパラパラめくりたい、そんな詩画集です。
(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!)
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