メッセージ
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「最近特に良さが心にしみます」と小川さんが言う宮沢賢治の作品。「舞台は岩手?」「カタカナのお洒落な名前はどこからきているの?」「大人へのメッセージも沢山込められていて、これは童話と言い切れる??」などなど、やはり宮沢賢治は謎めいています。小川さんはそんな賢治を「当時は新しすぎた人。やっと今時代が追いついたような気がします」とおっしゃっていました。しかしどんな辛い境遇にいても学ぶことを忘れず、探究心を支えに幸せをつかんだブドリは本当に強いっ。ふんわりとした優しい雰囲気をまとったお話ですが、私は彼の一つ一つ積み重ねていく忍耐力、最後まで諦めない精神力に、東北人の強さを感じました。
(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!

2020年04月19日
川端康成『掌の小説』
2020年04月12日
スベトラーナ・アレクシエービッチ『チェルノブイリの祈り〜未来の物語』
2020年04月05日
吉本ばなな『みどりのゆび』
2020年03月29日
リンドグレーン『やかまし村の子どもたち』

アーカイブ
組曲『火の鳥』より「カスチェイの凶悪な踊り」/ストラヴィンスキー作曲、O.フリート指揮、ベルリンフィルハーモニー管弦楽団
賢治は音楽を愛し、様々なレコードを聴いていました。その中には当時の最先端のストラヴィンスキーもありました。これは、賢治が持っていたSP盤と同じ演奏です。
『抒情小曲集』より「農民の歌」/グリーグ作曲、舘野泉(ピアノ)
グスコーブドリは、森の木こりの家に生まれて、お母さんは小さい庭を畑にしていました。3章以降では、森を出て、農業と深くかかわっていきます。
夢を見る人/オリジナルラブ
「ブドリのめざした夢は自分ひとりの欲を離れ、未来の人々を救うことでした」と小川さん。オリジナルラブの田島貴男さんは、賢治の詩に影響をうけています。2016年の賢治生誕120年祭にも出演しました。
 
今まで紹介した作品
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