何もかも日本とは違うナイジェリアについて、様々な角度から知ることができ、衝撃を受ける作品。世の中が便利になっても、やはりまだまだ日本からアフリカは遠いと実感させられました。小川さんは霊長類学者の山極寿一さんと親しいのでアフリカを知る機会も度々あるそうですが、「でもアフリカの人に『私もゴリラが好きで』なんて気軽に言ってしまうと、相手の気分を害するのかもしれませんね」。気をつけないと、と、『なにかが首のまわりに』のレストランのシーンから肝に銘じたそうです。ところで主人公の“きみ”は彼の元へ帰ってくるのでしょうか。はたまたアメリカの良きも悪いも知って祖国へ帰ったのか…。「祖母が『縁談は釣り合い!』と常日頃言っていたのが思い出されます」と小川さん。うーん深い。
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