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今年もこの番組から「あけましておめでとうございます」と言えるのが大変光栄です。本年もどうぞよろしくお願いします!さて令和な新年一作品目は、本の中から昭和の下町の音や匂いが漂ってくる一冊。下町のおかみさんたちの助け合いや、嫁ぎ先での苦労の様子も描かれ、当時の女性たちがいかに逞しくないと生きていけなかったのかも昭和の空気と共に伝わってきました。小川さんもおっしゃっていましたがそんな女性たちの姿の中には自分の祖母達の姿も見え隠れ。小川さんは『こんにちさま』というエッセイでお祖母さまを思い出したそうですが、私は『ヘチマの水』というエッセイで、「これが一番!」と言いながらバシャバシャ浴びるようにへちまコロンをつけていた祖母の姿がよみがえってきました。そんな祖母は先日101歳に。エッセイの中の沢村さんのお母さまと同じく、今でも美肌は健在です。
(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!

2019年12月29日
マイ・ベストブック2019
2019年12月22日
松本清張『熱い空気』
2019年12月15日
ボーモン夫人『美女と野獣』
2019年12月08日
開高健『裸の王様』

アーカイブ
オンリー16/サム・クック
「銭湯」には、沢村貞子さんが16歳だったころのことがつづられています。10代で味噌屋の平さんに活動に誘われて驚いて転んだり、恋文をもらって困った思い出も出てきます。♪彼女は16だった。大好きだったけど愛し合うには彼女は若すぎた。♪という歌詞です。
小督(こごう)/藤舎呂雪(唄)、鳳声春雄(横笛)、藤舎呂翠(二弦琴)
貞子さんのおばさんは二弦琴のお師匠さんでした。「二弦琴と仲見世小町」にそのお弟子さんの藤舎芦翠さんのお話がでてきます。「芦翠さんの「小督」は、女の悲しみが心にしみとおるような冴えた音色であった。」とありました。
メトロに乗って浅草へ/上々颱風
この本を読むと、ぶらっと浅草を散歩したくなりますね、と小川さん。♪仁丹塔に灯がともりゃ、あなた待ってる雷門・・♪
 
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