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2007年7月に始まったメロディアス・ライブラリー。実は私、その前番組を担当していたので(笑)この番組がスタートしたときのことはよく覚えています。3年前に思いがけなく藤丸さんのお留守を預かり、そして今またこのような節目のタイミングで番組に関わることができて、ちょっと不思議なご縁も感じます。今回、恒例の周年企画に参加できたことはとても良い思い出になりました。永井荷風が日記に綴ってきた日々を特に意識したことはなかったし、千葉県市川市という場所を訪れる機会もこれまでありませんでしたが、ひとりの作家が生きた記録を携えて、その足跡をたどるというのは、作品を味わうのとはまた違った興味や想像をかきたてられるのだと実感しました。しかも荷風をこよなく愛する川本三郎さんに案内して戴き、小川さんと共に巡る旅です。これ以上ない聖地巡礼ではないですか?!詳しくはブログをご覧ください。
(アシスタント:小山ジャネット愛子/オフィシャルブログはこちら

2019年06月30日
トルーマン・カポーティ『夜の樹』
2019年06月23日
石坂洋次郎『青い山脈』
2019年06月16日
ヒュー・ロフティング『ドリトル先生航海記』
2019年06月09日
向田邦子『父の詫び状』

アーカイブ
雨の中の庭/ドビュッシー作曲、ジャック・ルビエ(ピアノ)
永井荷風は、日本にドビュッシーを紹介した人でもあります。「ふらんす物語」の付録として書いた「西洋音楽最近の傾向」で、たっぷりドビュッシーを論じています。ピアノ曲『版画』の3曲目「雨の中の庭」は、荷風がその中で訳したタイトルです。
この清らかなすまい/グノー作曲、プラシド・ドミンゴ(テノール)
ニューヨークで荷風が楽しんだオペラ、グノーの『ファウスト』第3幕から、上記の「西洋音楽最近の傾向」でも解説している曲です。この独唱は有名で非常に美しいと歌詞を紹介しています。♪汚れぬ魂の住まいする、清き伏家の尊さよ、眺め貧しきその中に、富も恵みも宿るかな。乙女をかくも美しくなしつるものは、ああ自然♪
今週と来週は、作家の川本三郎さんをお迎えし、永井荷風ゆかりの地、市川市からお送りします。
市川市文学ミュージアムのHPはこちら!
小山ジャネット愛子さんのブログで、当日の写真やレポートをご覧いただけます!
 
今まで紹介した作品
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