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以前、イグノーベル賞を受賞し話題になった「バウリンガル」という犬語翻訳機がありましたね。開発に携わった音響・声紋研究の専門家は、様々なシチュエーションでの犬の鳴き声サンプルを4500種類も収集、分析。3年の月日を費やしたそうです。そして、ものごとに取り組み続ける過程では「注意深く観察し、なぜそうなのかを考えることが大切」と、あるインタビューで語っています。一方、動物のことばを習いたいけれど自分にも覚えることができるだろうか、とたずねるスタビンズ少年に、オウムのポリネシアはこう答えました。「ごく細かいところにも注意をはらうことがたいせつ。つまり観察力というものです」と。科学の進歩が夢のようなツールを実現させたけれど、その真理は100年ほども前にロフティングがこんなにわかりやすく伝えてくれていたんですね!

(アシスタント:小山ジャネット愛子/オフィシャルブログはこちら

2019年06月09日
向田邦子『父の詫び状』
2019年06月02日
カフカ『断食芸人』
2019年05月26日
源氏鶏太『青空娘』
2019年05月19日
ヘルマン・ヘッセ『メルヒェン』

アーカイブ
天使のナイチンゲール/ミカラ・ペトリ(リコーダー)
ドリトル先生の特技のひとつは笛をふくこと。スタビンズ少年のお父さんといっしょに笛を吹くシーンも素敵です。
小さな祖国/セザリア・エヴォラ
ドリトル先生は、カパ・ブランカ島、くもさる島と大西洋を旅します。 セザリア・エヴォラは、アフリカに近い大西洋に浮かぶ島、カボ・ヴェルデを代表するシンガー。ポルトガル、アフリカ、ブラジルの音楽の影響を受けているといわれます。
ペヨーテ・ヒーリング/ロビー・ロバートソン
偉大な博物学者、ネイティブ・アメリカンのロング・アローは貴重な薬となる植物をたくさんドリトル先生にくれました。ペヨーテも薬になるサボテンの一種。「ロング・アロー」を思いだしながら聞いてみましょう」と小川さん。カナダ出身のロビー・ロバートソンが、ネイティブアメリカンのアーティストとコラボレーションした曲です。
 
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