2019年06月16日

ヒュー・ロフティング
『ドリトル先生航海記』
(岩波少年文庫)

心の本棚にある、たくさんの名作の中から、今週はこちらをご紹介します。

2010年にメロディアス・ライブラリーで取り上げた「ドリトル先生」シリーズの第1巻「ドリトル先生アフリカゆき」。動物の言葉がわかるドリトル先生をはじめ、オウムのポリネシア、サルのチーチーなど魅力的な登場人物とワクワクする物語に、誰もが子供の頃に戻ったような気分になりました。今回はシリーズ第2巻となる「ドリトル先生航海記」。第1巻が発表された2年後の1922年に刊行されました。物語の語り手はトミー・スタビンズという人物。彼が少年だった頃、タカに襲われたリスを保護したことがきっかけで、ドリトル先生と知り合います。そして先生の人柄にひかれて助手になり「クモサル島」などへ旅に出かけます。

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