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「青い山脈」の連載が始まったのは72年前!さすがに私もそれをリアルタイムで味わってはいませんが、作品の知名度の高さはよくわかります。そして今回初めて読んで、これが大ベストセラーとなったことにも大いに納得。甘酸っぱかったり、ハラハラしたり、イラっとしたり、痛快だったり、そのバランスが絶妙で、どんどん読み進められるけれど決して軽すぎない。バラエティ豊かな登場人物たちも丁寧に描かれていて、いじわるなキャラクターも、ただイヤな人のまま終わらないのがいい。人はみな愛すべき存在なのだという作者の温かい思いも伝わってくるようです。そういう意味では、生きている時代は変わってもやっぱり若い世代にぜひ読んでもらいたいと思いました。主題歌の浸透度も別格ですね。いつの間に覚えたのか、ワタシは楽勝で歌えてしまいました!

(アシスタント:小山ジャネット愛子/オフィシャルブログはこちら

2019年06月16日
ヒュー・ロフティング『ドリトル先生航海記』
2019年06月09日
向田邦子『父の詫び状』
2019年06月02日
カフカ『断食芸人』
2019年05月26日
源氏鶏太『青空娘』

アーカイブ
青い山脈/藤山一郎、奈良光枝
1949年の映画「青い山脈」の主題歌。主演は、原節子と池部良。スタジオでは、ジャネットさん「こんなにしみじみ聞いたことはないですね」、小川さん「いい曲ですよ、これは」♪
菩提樹/シューベルト作曲、五郎部俊朗(テノール)
新子と六助が仲良くしていることが噂となったときの六助のお母さんの心配を、冨永はいいお母さんだ、と言います。そして、六助と富永はこの曲を歌います。
シング・シング・シング/ベニー・グッドマン&ヒズ・オーケストラ
新子と六助は、スイング・ジャズで踊りました。「新しい時代の訪れを象徴するかのようです」と小川さん。
 
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