「青い山脈」の連載が始まったのは72年前!さすがに私もそれをリアルタイムで味わってはいませんが、作品の知名度の高さはよくわかります。そして今回初めて読んで、これが大ベストセラーとなったことにも大いに納得。甘酸っぱかったり、ハラハラしたり、イラっとしたり、痛快だったり、そのバランスが絶妙で、どんどん読み進められるけれど決して軽すぎない。バラエティ豊かな登場人物たちも丁寧に描かれていて、いじわるなキャラクターも、ただイヤな人のまま終わらないのがいい。人はみな愛すべき存在なのだという作者の温かい思いも伝わってくるようです。そういう意味では、生きている時代は変わってもやっぱり若い世代にぜひ読んでもらいたいと思いました。主題歌の浸透度も別格ですね。いつの間に覚えたのか、ワタシは楽勝で歌えてしまいました!
(アシスタント:小山ジャネット愛子/オフィシャルブログはこちら) |