小泉八雲も魅せられた愛媛に伝わる“魔”な桜の伝説。二つとも自分が美しい桜を見たいのでは無く、桜に命を捧げる=自分が桜になるというお話でしたね。『乳母ざくら』の方は話の先が読めて、自分の中の日本人的なものを強く感じました。小泉八雲も、こういった日本人なら理解できる日本人の気質や好む物語を面白がって、帰化するほど日本を愛してくれたのでしょうか。対して『十六ざくら』の展開・結末には日本人の私もびっくり。「乳母の中の“母”の心はわかっても、サムライの気持ちはなかなかわかりかねますね・・・」と小川さんは総括していました。
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