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かつてこんなラストシーンがあったでしょうか?!小川さんはその神々しさに胸打たれ、私は想像をはるかに超えたその展開に度肝を抜かれました。小川さんでもラストのローズ・オブ・シャロンの行動はその瞬間まで予測しえなかったそう。しかしそんな記憶に残る場面を演出したのもまた、我らが「BIG かあちゃん」=ジョード家の母なわけで、「あの決断力の素晴らしいお母さんがいる限り、ジョード家は何かの拍子に幸運が舞い込んで、パタパタっと好転するんじゃないですか」と小川さんは話していました。物語通してなかなかいいところがなかったジョード家の道程。ぜひ小川さんの予想通りになってほしいものです。

(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!

2019年02月17日
ジョン・スタインベック 『怒りの葡萄(上)』第一週
2019年02月10日
手塚治虫『ガラスの地球を救え―二十一世紀の君たちへ』
2019年02月03日
福沢諭吉『学問のすすめ』
2019年01月27日
ナタリア・ギンズブルグ『ある家族の会話』

アーカイブ
ゴースト・オブ・トム・ジョード/ブルース・スプリングスティーン
1995年「怒りの葡萄」をテーマにしたアルバムのタイトル曲です。♪トムは言った「母さん僕はそこにいるよ、差別や憎しみゆえの争いがあるところ、仕事や救いの手を求めて戦っているところ・・♪トムと母さんの別れのシーンのセリフが出てきます。
チキン・リール/カーリー・レイ・クライン
厳しい流浪の旅でも音楽が人々の心を癒しました。ダンスのシーンで印象的に演奏される曲です。クラインは現代のブルーグラスのフィドルの名手。
ディス・ランド・イズ・ユア・ランド/チカーノ・バットマン
流浪の農民たちのことを歌った有名なフォークソング。上巻には「かつてカリフォルニアはメキシコ領でありその土地はメキシコ人のものだった」という文章があります。♪この土地はお前と俺(民衆)のものだ♪という歌詞はウディ・ガスリー。チカーノ・バットマンは多文化が共生する現代のロサンゼルスを代表するバンドです。
 
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