のっけから一家のお父さんの口の悪さがツボだった私。その後次々登場する語り手の家族の面々がユニーク過ぎて、すっかり“ある家族”のファンになってしまいました。ところで自分の家族はごくごく普通に思えるけれど、他人の家は個性的に思えることってありませんか?“ある家族”は濃いキャラクター揃いのファミリーに思えるけれど、実は一族に素晴らしい文才と観察力のある女性(=著者)がいたから特別になったのであって、世界中どの家族にも他人からみると抱腹絶倒の会話、貴重な歴史、唯一無二の物語があるのではないでしょうか。ちなみに小川さんは自分のご家族のことを書いたことはないそうですが・・・いつか小川一族の物語、読んでみたいですよね!
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