マイ・ベスト・ブック2018、小川さんは正宗白鳥の「リー兄さん」、私は吉野源三郎の「君たちはどう生きるか」を今年のナンバー1に選びました。毎年3冊に絞るのが年末の悩みのタネになるほど難しいのですが、リー兄さんは私的にも深い衝撃を受けた作品。特に「不潔のかたまり」という強烈な表現が忘れられません。小川さんは「同郷の作家なのにこれまで読まなかったことが悔やまれた」とおっしゃっていましたが、あまり知られていないけれど、読めばとてつもなく心に響く、埋もれた文学遺産はまだまだありますね。2019年も楽しみながらそんな文学作品の発掘作業に勤しみたいと思います。今年も沢山の温かい励みになるメッセージをありがとうございました。良いお年を!
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