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頭がパンクしそうになるぐらい難解な作品。私にはなにがなんだかの世界でしたが小川さんはさすが!大学生の頃にはこの作品をすでに読破されていて、今回もその時購入したという重厚な箱入りの単行本を持っていらしていました。大学生でこれを読もうとしたキッカケは?「あの頃は安部公房、中上健次、村上春樹などは読んでいないと友達の話についていけないような雰囲気があって、とにかく読みました」。純文学をチェックしておかないと仲間内で恥ずかしいなんて、なんて高尚で素敵なキャンパスライフ!私の大学時代はトレンディドラマをオンタイムで見てないと話についていけませんでしたが・・・。この違いがこの差、なんですね。

(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!

2018年11月18日
プレヴォ『マノン・レスコー』
2018年11月11日
山田風太郎『笊ノ目万兵衛門外へ』
2018年11月04日
須賀敦子『コルシア書店の仲間たち』
2018年10月28日
正宗白鳥『リー兄さん』

アーカイブ
アイ・アム・ア・カメラ/バグルス
「ぼくは独立したばかりのカメラマンだったのである。」という設定、そして、安部公房はカメラ好きで使われている写真も安部自身の撮影です。
弦楽四重奏 第3番/バルトーク作曲、クロノス・カルテット
安部公房お気に入りの曲。この作品に雰囲気がぴったりです。安部が医者としての本領を発揮した、”空気を注射する”というシーンの描写は特にあっていると、小川さん。
はだかをみられた/ミスタンゲット
ミスタンゲット(1873-1956)はフランスの歌手、女優。脚線美のレビューの女王。この曲は、1920年代ムーランルージュのレビューから生まれたヒット曲。「見る」「見られる」は「箱男」のテーマのひとつでした。
 
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