1960年代というまだ日本人が外国にいるのが珍しい時代、上流階級・聖職者・移民などなど、様々なバックグラウンドを持つイタリアの友人たちの世界にさりげなく溶け込んでいた須賀敦子さん。高い語学力、深い教養、そして行動力を兼ね備え、「魅力的な人を次々惹きつけるチャーミングな方だったんでしょうねぇ」と小川さんと想像しながら本を囲みました。ところで「母国以外で自分と気が合う国」、小川さんはフランスだそう。なんでも小川さんの作品で一番多くの翻訳本が出ているのはフランス!海外の担当編集者で一番深いおつきあいをしているのもフランスの方。作品を深く読んでいることがわかる質問をしてくれるのもフランスの文芸記者さんだそうです。Très bien!!!
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