メッセージ
today's topic

私たちの大好きなダメ男が出てくる物語なのではと期待していましたが、どうしようもない男性が出てくる出てくる!小川さんは「これは恋愛小説というより犯罪小説」と言ってらっしゃいましたが、私としては「恋愛小説というよりダメ男の見本市小説」と表現したいくらいです。主人公のデ・グリュを筆頭に、わかりやすい酷さのマノンの兄、何度裏切られても助けちゃうお人よしティベルジュ、中途半端に2人の恋を応援するT氏、デ・グリュを買いかぶりすぎて大変な事態に追い込まれる修道院長もダメ男コレクションに入るでしょう。マノンの美しさも人を不幸にしますが、周りが手を差し伸べずにいられないデ・グリュも、また“魔”ですね。

(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!

2018年11月11日
山田風太郎『笊ノ目万兵衛門外へ』
2018年11月04日
須賀敦子『コルシア書店の仲間たち』
2018年10月28日
正宗白鳥『リー兄さん』 2018年10月21日
AAミルン『プー横丁にたった家』

アーカイブ
何とすばらしい美人/ホセ・カレーラス(テノール)
イタリアの作曲家、プッチーニの歌劇『マノン・レスコー』第1幕より。 青年・グリューが、マノンと出会いひとめぼれするシーン。マノンは修道女にさせられるための旅。グリューは彼女の美しさに陶然となる。
ひとり寂しくすてられて/アンジェラ・ゲオルギュー(ソプラノ)
同じくプッチーニの歌劇『マノン・レスコー』第4幕より。物語は未開のアメリカ、ニューオリンズへ!その荒野で、マノンは自分の運命を嘆く。そして彼をおもいながら息をひきとります。
 
今まで紹介した作品
当サイトは Amazonアソシエイトプログラムを利用しています。