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『折々のうた−春夏秋冬−』シリーズも番組で取り上げるのは早3冊目。今回も詩歌初心者に優しい、大岡信先生の丁寧な解説が心にしみました。さて私が最も心に残った松尾芭蕉の句「物いへば 唇寒し 秋の風」。有名すぎる一句ですが、旅から旅の毎日で、複雑な人間関係に巻き込まれにくそうな芭蕉の俳句としてはちょっと意外な気も。「もしかしたら弟子に困った人がいて、お説教として詠んだ句かもしれませんよ」と小川さん。なるほど!私もついついいらぬことを言って、しょっちゅう唇が寒いことになっているので、教訓としてこの句を手帳に書き付けました。芭蕉先生、肝に銘じます。

(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!

2018年09月16日
若竹千佐子『おらおらでひとりいぐも』
2018年09月09日
サンドラ・シスネロス
『マンゴー通り、ときどきさよなら』

2018年09月02日
泉鏡花『天守物語』
2018年08月26日
城山三郎『官僚たちの夏』

アーカイブ
小さい秋みつけた/ダークダックス
「秋来ぬと目にはさやかに見えねども 風のおとにぞ おどろかれぬる」からイメージする曲です。<よんでるくちぶえ>、<もずの声>、<わずかなすきから秋の風>にかすかに秋を感じています。
燃える秋/ハイ・ファイ・セット
五木寛之作詞、武満徹作曲1978年の愛の歌。万葉集の相聞歌は「あしひきの山のしづくに妹待つと われたち濡れぬ 山のしづくに」(大津皇子)「我を待つと君が濡れけむあしひきの 山のしづくにならましものを」(石川郎女)
ドリーミング・オブ・ユー/セレーナ
メキシコ系アメリカ人、セレーナのヒット曲。「秋はラブソングが似合いますね」、と小川さん。
 
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