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官僚の世界からかなり遠い場所で生きているので今回初めてその仕事内容などを知りましたが、毎日が戦争のような、とてつもなく厳しい世界なんですね!頭脳明晰であることはもちろん、驚異的な勉強家であり、人間的魅力もなければならないし、時流も読めなくては上へいけない。読後は国会の答弁で政治家に耳打ちしている姿も、今までとは違って見えてきます。それにしてもミスター通産省・風越の最後はなんとも物悲しいですね。部下に死なれ、トップに上り詰めるもしたいことができず、退官後は煙たがられ、懇意の記者には「あんたはあかん」とめちゃくちゃに言われて終わる。読んでいる方も叩きのめされたラストシーン、官僚の世界と同じく厳しかったです・・・。

(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!

2018年08月19日
宗田理「ぼくらの七日間戦争」
2018年08月12日
トーマス・マン「トニオ・クレーゲル」
2018年08月05日
長田新・編 いわさきちひろ・画「わたしがちいさかったときに」
2018年07月29日
赤塚不二夫「これでいいのだ(赤塚不二夫自叙伝)」

アーカイブ
官僚的なソナチネ/サティ作曲、アルド・チッコリーニ(ピアノ)
フランスの作曲家、エリック・サティが「官僚的」とタイトルにつけたピアノ曲です。登場人物、牧順三が経済と省庁のあり方を勉強に行くパリで活躍しました。
NICE WORK IF YOU CAN GET IT/フランク・シナトラ
ガーシュインのミュージカルナンバー。♪お金儲けのために生きている人が幸せというわけではないし、名声がほしくて働いている人も時間がたてば忘れられてしまうかも。魅かれあう男と女のロマンスだけが喜びを与えてくれる。手に入れたら最高に幸せ♪
レッツ・ワーク/ミック・ジャガー
「おのおのの信念をもって働いた官僚たちに捧げます」と小川さん。♪働こう、誇りをもって堂々と♪
 
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