官僚の世界からかなり遠い場所で生きているので今回初めてその仕事内容などを知りましたが、毎日が戦争のような、とてつもなく厳しい世界なんですね!頭脳明晰であることはもちろん、驚異的な勉強家であり、人間的魅力もなければならないし、時流も読めなくては上へいけない。読後は国会の答弁で政治家に耳打ちしている姿も、今までとは違って見えてきます。それにしてもミスター通産省・風越の最後はなんとも物悲しいですね。部下に死なれ、トップに上り詰めるもしたいことができず、退官後は煙たがられ、懇意の記者には「あんたはあかん」とめちゃくちゃに言われて終わる。読んでいる方も叩きのめされたラストシーン、官僚の世界と同じく厳しかったです・・・。
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