81年前の作品というのに今の10代、そしてとっくに15歳を過ぎた大人の心をもとらえる『君たちはどう生きるか』。途中までは快活なコペル君と甥を正しく導く叔父さんの交換日記的読み物と思っていたのですが、雪の日の事件で事態は一転!コペル君はもう学校にも行けないくらい追い詰められてしまいます。コペル君のダメな部分が招いた事件でしたが、でも15歳を過ごしたことのある人なら、誰もが似たような経験をしているのではないでしょうか。私も思い当たる節がありまくり…。当時コペル君の叔父さんのような心強い師匠がいて欲しかったなぁ。
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