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さすが我らが川端先生。今回も読者の感情揺さぶりまくり!安定の気持ち悪さ!!見事にやってくれました。小川さんは途中から作品の中の不気味なシーンを見つけるのが楽しくなってきたらしく、本に「不気味な場面」のページ数を書き込んでいましたよ。(その数なんと9つ!)ちなみに小川さんの選ぶ不気味ランキング第3位は銀平がハンドバックを焼くシーン。第2位は銀平がテリヤの耳を縫いたがるくだり。そして第1位は銀平がストーカー中、溝の中に隠れて目の前のすみれの花を食べながら泣きそうになる場面が輝きました!…私はどのシーンもちょっと笑っちゃいましたが。

(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!

2018年04月08日
石牟礼道子「水はみどろの宮」
2018年04月01日
大江健三郎「鳥」
2018年03月25日
「義経千本桜」(いしいしんじ訳)
2018年03月18日
ルナール「博物誌」

アーカイブ
バレエ「白鳥の湖」より情景(第2幕)/チャイコフスキー作曲:ボストン交響楽団、小澤征爾指揮
「みずうみ」というタイトルから選びました。螢狩りの夜、銀平は柴犬を連れたあの少女に逢うことを願って歩きながら独り言を言います。「天上の舞曲が聞こえてきた。来世は僕も美しい足の若者に生まれます。あなたは今のまま、2人で白のバレエを踊りましょう」。川端康成はバレエも好きでした。
ホタル/スピッツ
少女を追って螢狩に迷い込んだ銀平の意識は生々しい幻想に占領されていきます(小川さん)♪君の笑顔が胸にしみこんでゆくよ、僕のすべてを汚してほしい 正しいものはこれじゃなくても忘れたくない鮮やかで短い幻♪
 
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