「生きる百科事典」と小川さんが評した澁澤龍彦。ローマの貴族たちの豪奢な宴会についての話を展開するのに、一見なんのつながりも無さそうな『吾輩は猫である』を持ってくるあたり、その底抜けの知識量に驚かされます。さらにその膨大な情報をセレクトしてつなげて、持論でまとめあげる卓越したセンス!没後30年経てど根強いファンがいるのも納得です。ちなみに一郵便配達人が作った壮大な石の宮殿については小川さんも以前から興味をもっているそう。「独りで黙々と仕事をする人が“ふと”としか表現できないタイミングで、突然石で宮殿を作りだす・・・小説のようじゃありませんか!」小川さん、ぜひそのテーマで小説書いてください!!
(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!) |