今回小川さんと私が注目したのは牧野富太郎の妻・壽衛さん。困窮する生活の中、13人もの子どもを抱えながら夫を支え続けた女性で、この方の内助の功があったからこそ富太郎は研究に没頭できたのだと思います。夫人が亡くなったとき富太郎は発見した新種のササに壽衛さんの名前を入れて「スエコザサ」と命名。まぁなんてロマンティック!・・・っていやちょっと待ってください。エッセイには華やかな花も沢山でてくるのに、かな〜り地味なササですか。「きっと見た目よりも希少価値、その強さに奥様を重ねたんですね」。小川さんと2人、女性としてちょっと引っかかりながらも納得したのでした。
(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!) |